鈴木則文監督の'77年作品『ドカベン』をスカパーの東映チャンネルで見ました。主人公ドカベンの父を吉田義夫、コメディリリーフの岩鬼の父を小松方正、岩鬼のマドンナをマッハ文朱、野球部のエースを永島敏行、やはりコメディリリーフの殿馬を川谷拓三が演じ、演出がいかにバカバカしくできるかを追及しているかのような映画でした。
また、マキノ雅弘監督の'66年作品『日本侠客伝・雷門の決斗』もスカパーの東映チャンネルで見ました。演芸場を奪われ、自殺に追い込まれる元侠客の興行師を内田朝雄、親を継いで興行師になるその息子を高倉健、その許嫁を藤純子、内田朝雄を自殺に追い込む新興の興行師のヤクザを水島道太郎、その代貸を天津敏、高倉健の元で働き、水島道太郎を討ちに行く男を藤山寛美、やはり高倉健の元で働き、天津敏に恥をかかせ、天津敏に殺される男を待田京介、待田京介が思いを寄せる、売れっ子の芸人をロミ山田、彼女が思いを寄せ、天津敏を殺す侠客を長門裕之、高倉健の後見役で、水島道太郎を殺しに行くが返り討ちにされる侠客を島田正吾、演芸場のオーナーを宮城千賀子が演じ、ロミ山田と待田京介、高倉健と藤純子が語り合う場面が水際に設定され、いわゆる“マキノ節”(特にロミ山田に対して)の演出が際立つ映画でした。
また、サム・ライミ監督の'04年作品『スパイダーマン2[エクステンデッド版]』もWOWOWシネマで見ました。第1作と同じく主演はトビー・マグワイアで、恋人とよりを戻すためにスパイダーマンを一時廃業するも、子供たちのヒーローとして復帰し、恋人にも正体を知られ、最後には恋人が結婚を捨ててスパイダーマンの元へ戻ってくるというストーリーで、暴走する人工知能に操られたロボットアームとの地下鉄上での戦いが見事でした。
また、サム・ライミ監督の'07年作品『スパイダーマン3』もWOWOWシネマで見ました。主演は第1作、第2作と同じトビー・マグワイヤ。スパイダーマンを父の仇としながら、最後にはスパイダーマンと戦う親友、素粒子物理研究所に紛れ込み、砂男と化した脱獄囚、地球外の寄生生物によって凶暴なスパイダーマンと化す、スパイダーマンを仇と狙うカメラマンが入り乱れてのストーリーで、砂男の造形が見事でした。
また、ジョン・フォード監督の'53年作品『モガンボ』もスカパーのイマジカBSで再見しました。アフリカで野性動物の捕獲をする中年男(クラーク・ゲイブル)と、擦れっ枯らしのアメリカ女性(エヴァ・ガードナー)、ゴリラの生態の観察に来たイギリスの人類学者の妻(グレイス・ケリー)の三角関係を描いた映画で、アフリカの美しい風景や多くの野性動物の姿を見ることができました。
また、アルフレッド・ヒッチコック監督の'43年作品『疑惑の影』もWOWOWシネマで再見しました。チャーリー叔父(ジョセフ・コットン)が町に到着する時の汽車の吐く黒い煙の多さと、姪のチャーリー(テレサ・ライト)が図書館で叔父の正体に気づいた時のクレーンによるカメラの飛翔を再確認しました。
さて、'14年刊行の『共感百景』を読みました。
“あとがき”から引用させていただくと、「三年前に立ち上げた『共感百景』というイベントが、皆様のお陰で継続できた結果、このように一冊の本としてまとめることができました。『共感百景』とは「共感詩」という独自の表現形式で、平たく言いますと「あるある」を発表するイベントです。ただ、このイベントで求められる「あるある」は二つの円が重なる最大公約数の大きさを楽しむものではなく、むしろその小ささを楽しむものです。小さいにも関わらず、みんなの心のどこかに必ずポツンとある経験や思考。今まで忘れていたそれらが、共感詩によってその時の情景と共に鮮やかに呼び起こされる心地よさが、この企画の醍醐味と感じております。『共感百景』は芸人、アーティスト、漫画家、作家などジャンルを超えて本当に多くの方々にご参加いただき、可愛がられ、育って参りました。(後略)」
西加奈子さんやレイザーラモンHGさんや清水ミチコさんが寄稿しています。30分もあれば読めてしまう本でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)
また、マキノ雅弘監督の'66年作品『日本侠客伝・雷門の決斗』もスカパーの東映チャンネルで見ました。演芸場を奪われ、自殺に追い込まれる元侠客の興行師を内田朝雄、親を継いで興行師になるその息子を高倉健、その許嫁を藤純子、内田朝雄を自殺に追い込む新興の興行師のヤクザを水島道太郎、その代貸を天津敏、高倉健の元で働き、水島道太郎を討ちに行く男を藤山寛美、やはり高倉健の元で働き、天津敏に恥をかかせ、天津敏に殺される男を待田京介、待田京介が思いを寄せる、売れっ子の芸人をロミ山田、彼女が思いを寄せ、天津敏を殺す侠客を長門裕之、高倉健の後見役で、水島道太郎を殺しに行くが返り討ちにされる侠客を島田正吾、演芸場のオーナーを宮城千賀子が演じ、ロミ山田と待田京介、高倉健と藤純子が語り合う場面が水際に設定され、いわゆる“マキノ節”(特にロミ山田に対して)の演出が際立つ映画でした。
また、サム・ライミ監督の'04年作品『スパイダーマン2[エクステンデッド版]』もWOWOWシネマで見ました。第1作と同じく主演はトビー・マグワイアで、恋人とよりを戻すためにスパイダーマンを一時廃業するも、子供たちのヒーローとして復帰し、恋人にも正体を知られ、最後には恋人が結婚を捨ててスパイダーマンの元へ戻ってくるというストーリーで、暴走する人工知能に操られたロボットアームとの地下鉄上での戦いが見事でした。
また、サム・ライミ監督の'07年作品『スパイダーマン3』もWOWOWシネマで見ました。主演は第1作、第2作と同じトビー・マグワイヤ。スパイダーマンを父の仇としながら、最後にはスパイダーマンと戦う親友、素粒子物理研究所に紛れ込み、砂男と化した脱獄囚、地球外の寄生生物によって凶暴なスパイダーマンと化す、スパイダーマンを仇と狙うカメラマンが入り乱れてのストーリーで、砂男の造形が見事でした。
また、ジョン・フォード監督の'53年作品『モガンボ』もスカパーのイマジカBSで再見しました。アフリカで野性動物の捕獲をする中年男(クラーク・ゲイブル)と、擦れっ枯らしのアメリカ女性(エヴァ・ガードナー)、ゴリラの生態の観察に来たイギリスの人類学者の妻(グレイス・ケリー)の三角関係を描いた映画で、アフリカの美しい風景や多くの野性動物の姿を見ることができました。
また、アルフレッド・ヒッチコック監督の'43年作品『疑惑の影』もWOWOWシネマで再見しました。チャーリー叔父(ジョセフ・コットン)が町に到着する時の汽車の吐く黒い煙の多さと、姪のチャーリー(テレサ・ライト)が図書館で叔父の正体に気づいた時のクレーンによるカメラの飛翔を再確認しました。
さて、'14年刊行の『共感百景』を読みました。
“あとがき”から引用させていただくと、「三年前に立ち上げた『共感百景』というイベントが、皆様のお陰で継続できた結果、このように一冊の本としてまとめることができました。『共感百景』とは「共感詩」という独自の表現形式で、平たく言いますと「あるある」を発表するイベントです。ただ、このイベントで求められる「あるある」は二つの円が重なる最大公約数の大きさを楽しむものではなく、むしろその小ささを楽しむものです。小さいにも関わらず、みんなの心のどこかに必ずポツンとある経験や思考。今まで忘れていたそれらが、共感詩によってその時の情景と共に鮮やかに呼び起こされる心地よさが、この企画の醍醐味と感じております。『共感百景』は芸人、アーティスト、漫画家、作家などジャンルを超えて本当に多くの方々にご参加いただき、可愛がられ、育って参りました。(後略)」
西加奈子さんやレイザーラモンHGさんや清水ミチコさんが寄稿しています。30分もあれば読めてしまう本でした。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto)