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深作欣二監督『仁義なき戦い・代理戦争』その2

2014-06-23 09:10:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 2ヶ月後、村岡組と山守組は合併し、山守は村岡組2代目組長となる。“山口・豊田組々長 豊田良平”に山守は挨拶する。“岩国・岩崎組々長 岩崎由郎”には槙原が挨拶する。打本も来て、広能に喧嘩を売る。その夜、上機嫌の山守を広能はたしなめる。明石組の宮地にゴマをする山守。打本は槙原を呼び、岩国で揉めている小森は自分の舎弟なので口を挟むなと言う。江田は打本を山守のところへ呼び、山守の舎弟になれと言うが、打本は明石組の舎弟であることを理由に断ると、山守は打本をバカ扱いし、打本は悔し泣きする。皆が去った後、広能は打本を慰めるが、打本はいずれ山守をつぶすと言う。
 “昭和37年9月 山口県岩国基地特飲街”。小森組と岩崎組との抗争が始まり、それは山守組にも飛び火する。山守は明日の岩崎の葬式に合わせて小森組に殴り込みをかけようと言うが、松永はもう少し待った方がいいと言う。山守は泣き出し、結局槙原をリーダーに兵隊を送ることにするが、広能はいつもの山守の手だと言う。現場に着くと、槙原以外の幹部は皆手を引くと言い出し、槙原も彼らに同調する。槙原は早川を引き入れようとするが、打本の者が発煙筒を村岡組に投げ入れる。打本は知らないと言うが、松永と武田は打本に盃を返す。打本は早川に自分の指を山守に届けさせるが、早川は打本が神戸に逃げ出したと言う。そこに明石組から電話が入り、打本について聞きたいことがあるので相原らをそちらに向かわせると言ってくる。広能は明石組と一戦交えるしかないと言う。
 バリケードを作る村岡組。広能へ山守の妻から電話が入り、家の周囲を関西弁を話す者がうろうろしていると言ってくる。広能はすぐに駆けつけるが、いたのは酔った船員だけだった。山守の妻は槙原も来てくれなかったと言う。山守は、打本を明石組が抱いたのを知った早川は打本側に戻っていったと憤る。
 数日後、明石組の相原と宮地が広能を呼び、打本と仲直りしてくれと言ってくる。岩国は手打ちにする手はずができているらしい。組に持ち帰ると言う広能に、槙原は頭を下げに来たし、やる気なのはあんただけだと相原らは言う。広能は山守にケンカから自分は降りると言う。浜崎と小森の手打ちは実現し、山守組は敗北、打本も晴れて明石組の盃を貰う。
 その年の暮れ、山守は武田の見舞いに来て、若頭になってくれるように頼むと、武田はしたいようにさせてくれるならと言って、神和会との縁組の話が来ていることを明かす。“昭和38年1月 山守組幹部新年会”。武田は若頭になり、山口の豊田に仲立ちになってもらい、、神和会との盃を交わすと発表し、広能に仲介を頼むが、広能は断り、早川の店の女がここにいることから分かるように、親父は槙原と組んで、早川をまた抱き込もうとしていると言う。武田は「なら神和会との縁組がはっきりするまで明石組とは会うな」と言うが、広能は「親父があんなことしてるのに、自分だけ行動を縛られるのは納得がいかない」と言い、やがて江田と松永が喧嘩を始める。
 広能に刺客が送られ、西条は倉元に手柄を立てて早く盃をもらえと言い、刺客を送った槙原のところに案内してやると言い、自分の女を倉元に抱かす。槙原は打本に山守に会ってくれと言い、倉元は槙原を襲う。保釈で出てきた岩井は広能に会う。岩井「神和会との盃つぶせんか?」広能「できない」「せめて打本と縁を戻して山守を引退させろ」「俺は呉で収まってりゃいい」「後には引けない」。そこに電話が入る。広能は倉元を袋叩きにする。そこへ武田から電話が入り、岩井との話の内容を教えろと言ってくるが、広能は何もないと答え、神和会との縁組に手を貸すと言う。
 山守組と神和会は豊田の取りなしで五分の盃を交わし、1週間後、明石組と岡山最大の暴力団・小島組が客分の盃を交わし、さらに広島の幹部を送り、山守は打本との盃を求める。武田は広能に「打本の件を岩井から聞いていたとか」と言うと、広能は「言ってたって仕方がなかろうが」と答える。「打本の盃は受けられない」「皆の意見を伝えるが、その場から喧嘩になるかも」。(また明日へ続きます‥‥)

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