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アーウィン・ウィンクラー監督『勇者たちの戦場』その1

2014-03-18 09:23:00 | ノンジャンル
 アーウィン・ウィンクラー監督・共同製作・共同原案の'06年作品『勇者たちの戦場』をスカパーのイマジカBSで見ました。
 イラクのアメリカ軍駐屯地の兵士たちに2週間後の帰国が告げられます。帰国してからの計画を話し合う兵士たち。彼らはウィル(サミュエル・L・ジャクソン)をリーダーとしてアル・ハイに医療物資と医師を運ぶ人道作戦を行なうことになります。砂漠を進む車列。移動中、アル・ハイは1956年の暴動の中心地だったと語る兵士。町に入ると、道がふさがれ、待ち伏せていた敵の狙撃に会います。銃撃戦となり、バネッサの運転するトラックは逃げ出しますが、地面にしかけられた爆弾で爆破され、バネッサは重傷を負います。敵を墓まで深追いし、幼馴染みのトミーの目の前で、敵に射殺されるジョーダン。
 “ワシントン州スポーケン”の字幕。帰国したウィルは妻と娘からは歓迎されますが、高校生の息子ビリーの表情はさえません。帰国歓迎パーティにも顔を見せないビリー。夜、眠れないウィル。一方、軍隊式のジョーダンの葬儀の後、トミーはジョーダンは自分の仕事を立派にやったとジョーダンの恋人に語ります。
 “W.リード陸軍病院”の字幕。バネッサは退院するためにセラピーを受けます。一方、ジョーダンの持ち物がトミーに送られて来ると、中には真の手柄である戦闘歩兵記章の他に、恋人が贈ったものもしっかり入っていて、恋人は泣き崩れます。バネッサは無事帰宅し、幼い一人息子のオリバーと再会します。右手を失ったバネッサは、義手ではボタンがうまく外せずイラつきます。教師に就職するバネッサ。
 トミーは15ヶ月前まで勤めていた銃砲店を訪ねますが、既に後釜が雇われていて、トミーが法律で復職が保証されているはずだと言っても無駄でした。軍のスカウトを横目に箱を運んでいたバネッサは、うっかりして箱を落としてしまいますが、同僚のケアリーが手伝おうとすると、邪険に断ります。ウィルは寝つけず、妻は戦地の話を聞かせてほしいと言いますが、戦争の悲惨さなど聞きたくないはずだとウィルは言って去ります。
 トミーは映画館の発券係に就職し、バネッサと再会します。精神安定剤の話題で盛り上がる2人は、ともにヒストリー・チャンネルをよく見ると言います。ノルマンディの村ではアメリカに感謝するものが飾られているというのに、10年後のイラクで解放者としてのアメリカへの感謝の銅像が立つだろうか?と言うトミー。昔からの知り合いみたいに話せるという2人は、本当の昔からの知り合いが他人に感じられると言います。
 ヒストリー・チャンネルを見るトミー。夜のドライブをし、急に割り込んで来た車に怒って後を追いますが、信号で追いついたその車の運転手が金髪の女性で平然としているのを見て、トミーは肩を落とします。丘の上から町の灯りを見て、回想にふけるトミーは夜明けまでそこで過ごします。25年警官をした後、今では車の修理工場で働く父をトミーは訪ね、土曜に警官の採用試験を受けることを告げると父は喜び、カウンセリングを受けようかと思うとトミーが言うと、父は情けないと嘆きます。
 バネッサが帰宅すると、別居中の夫のレイが来ていて、バネッサの両親はレイを夕食に誘いますが、バネッサはレイを帰らせます。風呂上がりで義手を外しているところに、幼い息子のオリバーが入ってこようとするのを、あせって止めるバネッサ。トミーは集団カウンセリングを受けますが、軍で同僚だったジャマールが、カウンセラーから「君の悩みの原因は何だと思うかね?」と聞かれると、ジャマールは「それはこっちが聞きたい」と言って怒りだし、ジャマールを制止しようとしたトミーはジャマールから追い出されます。
 バネッサは腕の診察を受け、医師からセラピー・グッズのパンフレットを渡されます。釣り用義手が2万1000ドルもすることにバネッサは驚きますが、医師は全額軍が払ってくれると言います。バネッサは子供を叱るために、中指を立てた義手や、平手打ちするための義手はないのか?と言い、パンフレットを医師に返します。帰宅するとレイがまた来ていましたが、バネッサは私たちは全て終わり、その原因は私と言い、レイを追い返すと、レイは「君は片手で世界を憎み続けるだろう」と言って、去ります。(明日へ続きます‥‥)

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/