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マーク・フォスター監督『マシンガン・プリーチャー』その1

2014-03-11 09:42:00 | ノンジャンル
 山根貞男さんが朝日新聞で紹介していた、マーク・フォスター監督・製作の'11年作品『マシンガン・プリーチャー』をDVDで見ました。
 “2003年 南スーダン”の字幕。深夜に軍に襲われる村。少年は兵士に脅されて母を殺します。
 “数年前 アメリカ ペンシルベニア州”の字幕。出所したサム・チルダースは迎えに来てくれた妻のリンとカーセックスします。娘のペイジはサムを家で迎えてくれ、サムはリンがストリップダンサーを辞めて工場で働いていると聞き、元の仕事に戻るように言いますが、リンは神のおかげで変わり、ヤクもタバコも止めたと言います。バイクで女友達を訪ね、ヤクを打ってもらうサム。翌朝、サムが目覚めると家の中はメチャクチャでした。サムは友人のドニーとヤクを強奪し、車を運転しながらドニーにヤクを打ってもらいます。ヒッチハイクを拾うと、その男はドニーをナイフで脅し、目的地まで行けと命じ、サムはその男を半殺しにして路上に捨てます。服についた血を落としているのをリンに見つかり、助けてくれとリンに言うサム。教会で「罪ある者は前へ」と言われ、サムは散々迷った末、前へ出て、洗礼を受けます。サムは建築現場で働くようになり、夜はペイジに絵本を読み聞かせ、リンはサムに頭を預けます。バイクを売り、就職活動をしていたサムはドニーと出会い、先日車に乗せた男は死んでいなかったことを教えられ、サムに神に救われたと言います。
 ある日、竜巻が家を襲い、家が半壊します。建築会社を営むビルは仕事がたくさんできたと言い、共同で請け負わないか?とサムに言いますが、物別れに終わります。サムとリンは“チルダース建設”を設立し、サムは新築の家を建て、早速そこでリンとセックスします。しばらくして教会にウガンダからキリスト教伝道会の牧師が来て、サムはウガンダで建設分野で貢献できればと、数週間のつもりでウガンダに向かいます。
 “北部ウガンダ”の字幕。サムが仕事をしているのを見物していた兵士はSPLA(スーダン人民解放軍)のデンと自己紹介します。皆が週末に息抜きに町へ行くのに対し、サムはデンに頼んで戦闘中である北を案内してくれと頼みます。家族はLRA(神の抵抗軍)に殺されたと話すデン。難民キャンプに着いたデンは、30年以上、ここではイスラム教徒がキリスト教徒を殺し続け、2百万人が命を失ったと語ります。キャンプではコレラやマラリアが蔓延し、夜はLRAの襲撃に怯えているのだとも。唇を切り取られ担ぎこまれる女性。LRAのリーダー、コニーの仕業だとデンは言い、自軍の武器は古く、靴は穴だらけだとも言い、サムはデンの銃が弾詰まりを起こしているのを直してやります。夜になると家で寝るより安全だと、親に送り出された多くの子供がキャンプに集まってきて、サムはなるべく家の中に寝せようとします。翌日、LRAが襲った村へ行ったサムは、家が皆焼け落ち、無数の死体が転がり、目の前で地雷を子供が踏み、両足をなくして死ぬのを見ます。
 帰国したサムは、どんなに罪深い人も受け入れる教会を建てると言い、スーダンには孤児院を建てるとリンに言います。サムが建てたシェカイナ・フェローシップ教会での初礼拝では、ゲストが来てくれなかったので、サム自身が説教を行ない、自分は立派な人間じゃないが、神は罪人にも手を差し伸べると語ります。
 スーダンに戻ったサムは、孤児院を建てます。テレビではSPLAの指導者が「スーダン主義が我々を一つにする」と演説していました。ある夜、サムの孤児院はLRAの襲撃を受け、子供たちは教会に避難して無事でしたが、孤児院は全焼します。サムはリンに電話し、これ以上無理だと言いますが、リンは泣き言は止めてと答え、サムは孤児院を再建します。胸を撃たれて担ぎこまれた少女を死の直前に牧師として励ますサム。サムは少女が襲われた村へ向かい、途中でLRAと銃撃戦になりますが、生き残った相手は少年兵でした。彼はずっと反乱軍と一緒にいて、弟を知ってるか?とサムに尋ねます。
 帰国したサムは教会で「行動で神に仕えるべきだ」と語ります。リンは先月から託児所を始めていました。サムはビルにアフリカの子供を助けるために半年に5千ドルの寄付をしてくれるように頼み、ビルは手立てを考えようと言ってくれますが、ビルのパーティでビルから渡された小切手が150ドルだったため、サムは妻子を連れてパーティから引き揚げます。教会で「私一人じゃ戦えない。助けてほしい」と説教するサムは、銃も車も売ります。(明日へ続きます‥‥)

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/