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マーク・フォスター監督『マシンガン・プリーチャー』その2

2014-03-12 09:29:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 サムが子供たちに目をつぶらせ歩かせて、目を開けさせると、そこには見事な孤児院があり、子供たちは喜びます。デンはコニーがサムに懸賞金を掛けたので護衛を増やしたいと言いますが、サムは心配ないと言います。やがてSPLAのリーダーが孤児院の視察に来てくれ、サムは他の誰かが立ち上がるまで戦うと言います。リーダーは8月末にロシアで和平交渉があるので同行しないか?と言いますが、サムは「室内で平和を話し合っても時間の無駄」と言い、リーダーは「私は南スーダンのために時々室内でも働く」と言って、いつか一緒に和平交渉に行こうと言ってくれます。
 サムとデンは子供が草原に置き去りにされているという情報を得て、そこへ行きますが、LRAの待ち伏せに会います。相手を倒しますが、それは少年兵でした。キャンプに帰り、デンはサムと言い合います。「キャンプでは君のことを“LRAを狩る白人の牧師”と呼んでいる。傭兵と同じで人道的じゃない」「俺は200人の子供を守れればいい」「皆そう言って正当化して人を殺す」「君は君。俺は俺のやり方で戦えばいい」。
 夜、道を車で走っているところを襲われ、敵をやっつけると、敵のトラックには子供が40人も乗っていました。使える車で運べるのは最大25人で、サムは小さい子とケガ人を先に乗せ、また戻ってくるからとその場を去ろうとしますが、残された子供たちは車に殺到します。それを振り切り、25人を運んだ後、現場に戻ると、残った子は皆殺しされていました。帰国して、戦おうと挑発的な説教をするサム。銀行はサムへの融資を断り、テレビではSPLAのリーダーが事故死したと報道されます。プロムのために6人で割り勘してリムジンを借りたいと言うペイジに「ダメだ! 子供たちに食わせなきゃならない!」と激昂するサム。クラブで深酒していると、「お前、“マシンガン牧師”とか“アフリカン・ランボー”と呼ばれてるらしいな。そこまでして連中を助けるのは黒人女に入れ込んで‥‥」とからんできた客をサムは肘撃ちで倒します。警察から出て来たサムにリンは「ずっと信じてきた。あなたも、神も。でもあなたは変わった。向こうのことに取りつかれている。私たちにもあなたしかいない。父親も夫も必要」と言われます。サムが薪を割ってると、ドニーが彼と昔話をしたくて電話をしてきますが、サムは電話に出ません。そしてドニーは死んでしまいます。
 サムは家も売り、「神などもう信じない、俺が守る」と言います。アフリカに戻り、周りに八つ当たりするサム。医療物資を運ぶトラックが橋に差しかかると、向こうに検問があり、白人女性が交渉するため橋を歩いていくと、途中で相手の兵士の銃で殴られ、サムはその兵士に何発もの弾丸を浴びせます。デンは「君の下で戦うのは皆嫌だと言っている。君は危険だ。心配でもある」とサムに言うと、サムは「助けは要らない」と言います。夜、生き残った少年兵が訪れてきます。「寝る時家族を思い出す。父さんは撃たれた。僕は脅された。母さんを殺さないと、僕と弟を撃つと。だから母さんを殺した」と語る少年兵にサムは「心を憎しみで満たしたら、奴らの勝ち。心を奪われたらダメだ」と言って、抱き合います。翌日、サムはサッカーボールをドリブルすると子供たちが寄ってきます。ペイジに電話し、おなじみの言葉遊びをしてペイジを和ませるサム。
 LRAが国境を越え、北上中と聞き、出迎えて銃撃戦となり、相手を倒しますが、相手のトラックには子供が満載されていて、使える車に子供をできるだけ乗せ、残りの子供たちとトムは現場に残ることにします。“ジョセフ・コニーとLRAは40万件の殺人と4万件の児童誘拐に関与。誘拐された子供たちは、拷問、強姦され、少年兵として殺しを強要される。今も、サム・チルダースは南部スーダンと北部ウガンダの子供たちのために戦う。サムとリンは現在も夫婦で、リンはシェカイナ・フェローシップ教会を運営”という字幕で映画は終わります。

 “ショット”の映画というよりは、“演出”の映画であるように思いました。またアクションシーンは迫力あるもので、戦争の悲惨さもよく表されていると思いました。

 →「Nature Life」(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/