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下村優監督『パートナーズ~盲導犬チエの物語~』その2

2012-06-27 00:08:00 | ノンジャンル
 昨日の続きです。
 マコトの母は、自分が教えるピアノの生徒から盲導犬の話を聞きます。盲導犬を使う鎌倉彫り師の女性(根岸季衣)は、マコトが歌えてうらやましいと言います。ピアノに触れ「ねこふんじゃった」を弾くマコトに拍手をする母。マコトは「先生、タダでピアノを教えてください」と母に言うのでした。
 チエの訓練を積む小山内は、同僚に犬と気持ちが通じ合わないと言います。路上訓練の時に現れたミユを見て立ち止まるチエ。草原を駆け回るチエとミユ。ミユが去ってもチエは動こうとしません。中島はチエを迎えに来て、技術で越えられない壁を越えるには自分で考えろと小山内に言います。小山内はミユを訪ね、チエに好かれる方法を聞くと、ミユはただチエのことが好きだっただけだと言い、それを聞いた小山内は、今まで誰も好きになったことがないことに気付きます。チエと一緒に寝る小山内。やがてミユを見た場所に立ち止まらなくなるチエ。
 鎌倉彫りの女性は盲導犬がもう働けなくなり、別れなければならなくなったと言って泣きます。路上試験中にミユが現れても立ち止まらずに小山内の指示に従うチエ。鎌倉彫りの女性が引退犬として盲導犬を引き渡すのに、マコトと彼女の母も同行します。
 神奈川訓練センターでマコトは、小山内からチエを引き渡してもらうために、一ヶ月の共同訓練に参加します。チエが昔男を取られた女と同じ名前だと不機嫌になるマコト。口でばかり言わないで、もっと手取り足取り教えろと言うマコト。ワイプ。歩行訓練で倒れるマコトを受け止める小山内。犬への愛情が足りないと言う小山内にキレるマコト。中島はチエを連れ去り、道端に仰向けになったマコトの隣に、小山内も横たわり、自分が盲導犬訓練士を志した不純な動機を告白します。冷凍庫で事故に会ったおっさんが、盲導犬学校に入ったと嘘をついて自殺したこと、そしてミユから聞いた話も小山内がすると、マコトは人間との関わり方も学べと小山内に言います。マコトはその夜チエに添い寝しようと語りかけると、チエの方から寄って来て、マコトはチエの暖かみを感じます。
 中島と小山内が見守る中、人込みの中でも、電車の中でもマコトの指示に従い、実地試験をパスするチエ。ピアノに向かうマコトとそばに横たわるチエ。病院の定期検査に行ったマコトは、チエを知っている老女に出会い、彼女が骨折したため、息子夫婦が彼女の犬・金四郎を保健所に連れていってしまったことを知らせます。マコトは小山内とミユとミユの兄を連れて保健所に駆けつけますが、昨日既に殺処分された後でした。保健所の入り口で後ずさりするチエ。悲しそうな犬たち。保健所の職員は殺処分される犬の7割が飼い主の持ち込み、3割が迷い犬だと言い、一年で27万9千頭もの犬をガスで苦しませながら処分していると言います。帰りの車の中で、犬の幸せや人の幸せを問うマコトに、小山内は「生き続けること」と答えます。マコトの顔を触り、毛が生えていない肌を久しぶりに触ったと言うマコト。闇の中で男女がまさぐり合っているうちに毛がなくなり獣が人になったという話や、一目惚れはその後自分の錯覚に気付いていくのが普通だが、そうでないものは永遠の一目惚れと呼ぶのだという話をマコトがし、私はもう一目惚れできないと言うと、小山内は「俺は一目惚れした」と言い、一目惚れの仕方を誰にも教わってこなかったと言う小山内に、マコトは「ご褒美にキスしてもいいよ」と言い、小山内がキスすると、マコトは「目を閉じちゃった」と笑い、小山内は今度はマコトの頭を引き寄せてキスをします。別れ際、「ライブをやるので来て」というマコト。(またまた明日へ続きます‥‥)

→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/~m-goto/