ジム・ジャームッシュ監督・脚本の'09年作品『リミッツ・オブ・コントロール』をWOWOWで見ました。黒人の殺し屋が次々と様々な人々から指令を受けて暗殺を実行するまでの日常を淡々と綴った映画で、ビル・マーレイやジョン・ハートが出演している豪華なキャストの小品でした。
さて、中野美代子さんに紹介されていた、ベルトルト・ラウファーの'28年作品『キリン伝来考』を読みました。キリンの存在に関して、人類の歴史始まって以来、どのように絵画によって描かれ、文章によって描かれ、どのように人類の歴史へ関わってきたのかを論じた本です。
エジプトに始まり、ブッシュマン族、ホッテントット族などのアフリカの民族、パレスチナ、アラビア、ペルシャ、中国、インド、古代ギリシャ・ローマ、コンスタンティノープル、ヨーロッパ中世、ルネサンス時代、19世紀及び以後のそれぞれに時代、地域におけるキリンの描写、歴史が語られていきます。訳注を合わせて全部で170ページほどの本でしたが、60ページほどを読んだところで、先を読むことを断念しました。単調な事実の羅列に退屈したからです。
それでもその博覧強記ぶりには驚嘆しましたし、現代の前の地質年代にはキリンはヨーロッパ、アジア地域に広範に分布していたこと、かなりの期間を水なしで過ごすことができることは初めて知りましたし、多くの絵画を楽しむことができました。キリンの存在自体が好きな方は、より楽しめるかも知れません。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)
さて、中野美代子さんに紹介されていた、ベルトルト・ラウファーの'28年作品『キリン伝来考』を読みました。キリンの存在に関して、人類の歴史始まって以来、どのように絵画によって描かれ、文章によって描かれ、どのように人類の歴史へ関わってきたのかを論じた本です。
エジプトに始まり、ブッシュマン族、ホッテントット族などのアフリカの民族、パレスチナ、アラビア、ペルシャ、中国、インド、古代ギリシャ・ローマ、コンスタンティノープル、ヨーロッパ中世、ルネサンス時代、19世紀及び以後のそれぞれに時代、地域におけるキリンの描写、歴史が語られていきます。訳注を合わせて全部で170ページほどの本でしたが、60ページほどを読んだところで、先を読むことを断念しました。単調な事実の羅列に退屈したからです。
それでもその博覧強記ぶりには驚嘆しましたし、現代の前の地質年代にはキリンはヨーロッパ、アジア地域に広範に分布していたこと、かなりの期間を水なしで過ごすことができることは初めて知りましたし、多くの絵画を楽しむことができました。キリンの存在自体が好きな方は、より楽しめるかも知れません。
→Nature Life(http://www.ceres.dti.ne.jp/^m-goto)