蓮實重彦先生の本「映画崩壊前夜」の中で取り上げられていた、レス・メイフィールド監督の'01年作品「アメリカン・アウトロー」をDVDで見ました。
ジェシーとフランクのジェイムズ兄弟を含む民兵の一団はガトリング銃を持つ北軍と遭遇しますが、見事に相手を全滅させます。翌日彼らは南北戦争の終わりを知り、故郷に帰りますが、そこは北軍に支配され鉄道会社の用地買収の脅威にさらされていました。役人を殺してしまったコールは絞首刑にされそうになりますが、ジェシーらが助けるもジェシーは負傷し幼馴染みのジーに匿われます。ケガが回復して皆で祝っているところへ鉄道会社に雇われた無法者たちが襲いかかり、ジェイムズ兄弟の家も焼き討ちされ母を殺されます。ジェシーらは鉄道会社が金を預けている銀行を襲い、貧しい人たちにも金を分けます。次々に襲撃を成功させる一方、鉄道会社に雇われたピンカートンは彼らの行動パターンを読み罠を仕掛けます。その銀行を襲おうというコールにジェシーは危険だと反対しますが、仲間割れを回避するためコールに従います。待ち伏せに会った彼らは何とか逃げ出しますが、一番年下の仲間を失い、ジェシーはもう強盗からは手を洗うと言ってコールらと別れます。ジェシーはジーとともにフロリダに行って結婚しますが、通報されて逮捕されます。しかし列車での移送中に、列車を待ち伏せしていたジーを含む仲間たちの助けもあって脱出し、列車に乗っていた鉄道会社の社長を殺そうとしますが、ピンカートンから妻も追われることになると聞いて、社長が父から贈られたという金時計を撃ち壊すと、ピンカートンが鉄道が通っていないと教えてくれたテネシー州目指してジェシーとジーは旅立つのでした。
とにかくストーリー展開が早く、カットつなぎが息せき切って進んでいく一方、時折現れる見事な夕焼けなどの風景もちょっと見せるだけで引き延ばすころのない、ある意味禁欲的な95分の映画でした。ラストの列車のシーンのアクションも見事で、久しぶりに痛快なアクション映画を見た気がします。蓮實先生の書いているように過去のジェイムズ兄弟の映画の記憶が全く感じられないのにもかかわらず、この充実した映画体験はただものではないと思いました。文句無しにオススメです。
ジェシーとフランクのジェイムズ兄弟を含む民兵の一団はガトリング銃を持つ北軍と遭遇しますが、見事に相手を全滅させます。翌日彼らは南北戦争の終わりを知り、故郷に帰りますが、そこは北軍に支配され鉄道会社の用地買収の脅威にさらされていました。役人を殺してしまったコールは絞首刑にされそうになりますが、ジェシーらが助けるもジェシーは負傷し幼馴染みのジーに匿われます。ケガが回復して皆で祝っているところへ鉄道会社に雇われた無法者たちが襲いかかり、ジェイムズ兄弟の家も焼き討ちされ母を殺されます。ジェシーらは鉄道会社が金を預けている銀行を襲い、貧しい人たちにも金を分けます。次々に襲撃を成功させる一方、鉄道会社に雇われたピンカートンは彼らの行動パターンを読み罠を仕掛けます。その銀行を襲おうというコールにジェシーは危険だと反対しますが、仲間割れを回避するためコールに従います。待ち伏せに会った彼らは何とか逃げ出しますが、一番年下の仲間を失い、ジェシーはもう強盗からは手を洗うと言ってコールらと別れます。ジェシーはジーとともにフロリダに行って結婚しますが、通報されて逮捕されます。しかし列車での移送中に、列車を待ち伏せしていたジーを含む仲間たちの助けもあって脱出し、列車に乗っていた鉄道会社の社長を殺そうとしますが、ピンカートンから妻も追われることになると聞いて、社長が父から贈られたという金時計を撃ち壊すと、ピンカートンが鉄道が通っていないと教えてくれたテネシー州目指してジェシーとジーは旅立つのでした。
とにかくストーリー展開が早く、カットつなぎが息せき切って進んでいく一方、時折現れる見事な夕焼けなどの風景もちょっと見せるだけで引き延ばすころのない、ある意味禁欲的な95分の映画でした。ラストの列車のシーンのアクションも見事で、久しぶりに痛快なアクション映画を見た気がします。蓮實先生の書いているように過去のジェイムズ兄弟の映画の記憶が全く感じられないのにもかかわらず、この充実した映画体験はただものではないと思いました。文句無しにオススメです。