ジャズ

　トニ・モリスンの三册目「ジャズ」、読み終わりました。冒頭の数行に物語りの骨子が書かれていて、（黒人の男が黒人の娘と愛人関係になった末に娘を殺し、葬式の時にその男の妻が娘の遺体の顔を傷つけようとする）、その後は登場人物の一人一人の過去に遡って、それぞれの人物が語っていくというものです。
　やはり、独白が多い、それに訳の分からん比喩が多い！　著者は黒人のアイデンティティーに興味があるようですが、残念ながら私にはありません。とにかく読んでて面白くないのです。自分と関係ない人がどう考えようが、何をしようがしったこっちゃないのです。感情移入できないのであれば、なおさらです。
　ということで、文句いうなら読むな、という御意見もあるでしょうが、買っちゃったので、最後の一冊「パラダイス」を読みはじめています。これは今までと違って、短編集のようです。さて、どんな内容なのでしょうか？サヨナラ逆転満塁ホームランと行きたいところです！