美女と野球

　リリー・フランキーさんの「美女と野球」を読みました。リリー・フランキーさんについては、新作の「東京タワー」を読んでいたのと、ナンシー関さんと共著の本を出されているということしか知らずに読んだのですが、面白い、というか、声を出して何回か笑ってしまいました。例えば、「大金持になる方法」というので、発明をしようという話になり、栗まんじゅうからイチゴまんじゅう、バナナまんじゅう、時計まんじゅうとなって、（以下、引用）「よし、これならまずないハズだ！　ウンコだ!!　陳腐な発想だと思うだろうが、ちょっと違うぞ。まんじゅうにウンコが入ってるぐらいじゃ、このカルトな御時世に誰も驚くまいて！　ウンコにまんじゅうを入れるのだ!!　どうかね諸君!?　しかし、それではただのウンコである‥‥。」
　とまあ、これはたまたま下ネタですが、それ以外にも、あそこを縫い合わせてしまうハードコアS調教師を生業とする紳士（これも下ネタでしたね）とか、いろいろ面白い人物、エピソードが満載で、この本はちょっと手元に置いておこうかなあ、と考えています。
　と、読み終わったその晩なにげにテレビをつけると、リリー・フランキーさんご本人が出演されていました！　この人、以前に見たことある！どこでだかは分からんけれど、矢沢のえーちゃんと桑名正博を足して２で割ったような風貌、確かに知ってる。放送作家されてたらしいから、それでかも。ということで、謎が謎呼ぶリリー・フランキーさんなのでした。