自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

Mini Velo ミニベロの話 その4

2012年03月21日 20時01分54秒 | 完成車




1980年頃、Mini Veloがちょっとしたブームになりました。
ホイールサイズは、16インチもしくは20インチが主流で、より小径車を楽しみたい人は16インチ。そこそこ走りも楽しみたい人が20インチを選択していたようです。
両国の「いちかわ」さんや中野の「原サイクル」さん、名古屋の「カトー」さんの16インチMini Velo広告を雑誌でよく見かけました。
しかし、どちらもフレームオーダーもしくはショップのセミオーダー車しかなく、また価格も高価でした(私にとっては・・・)。

そんな中、画期的なフレームが発売されたのです!
今では、「Y's Road」と社名を変えてしまいましたが、当時の「ヨシダ」(だったと思います)さんが、「S2」というブランドで廉価なフレームを製作し販売してくれたのです。
ロード、ミキスト、Mini Veloとラインナップがありいずれも3万円前後でした。
このMini Veloもその「S2」です。
ただし、少し残念なのが「3本クロモリ」といわれるトップ、ダウン、シートチューブのみがクロモリでそれ以外はハイテン鋼(水道管と言われる)であること。
価格が価格ですから仕方ありませんが。
それでもこれだけ安価にMini Veloのフレームが手に入るというのは魅力的でした。

フレームは、ヘッドとシートの3点がラグ付きでボトムブラケットはラグレス。
カンティブレーキ台座も直付けされています。
ラグの仕上げは、お世辞にもきれいとは言えませんが、価格と機能を考えれば十分。
手持ちのパーツを中心にアッセンブルしました。

「Dura-Ace」の項で触れましたが、チェーンホイールとハブは初期のDura-Aceです。
Rディレーラーがサイクロン、ステムが日東のパールでサドルがイディアル 80。
ピラーがフジタのベルト、ブレーキがマファックのクリテリウムといったものです。
フレームの価格とパーツのグレードバランスが合っていませんが、手持ちの流用でもありこだわりはありませんでした。

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