自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

サンツアー ニュー ウイナー(フリー)その2

2015年06月15日 21時53分46秒 | メンテナンス
そもそもニュー ウイナーのフリーの構造はどうなっているのかというと・・・



〈レギュラーサイズの5S〉


〈ウルトラサイズの6S〉


当然ですが、「ウルトラ」のスプロケット間隔は狭くなっています。
そのスプロケットの間隔は、レギュラーもウルトラも等間隔ではなく、ロー側の方が広くなっています。
その理由がなぜかは分かりません。
サンツアーのスラントパンタ機構向きに作られたものかどうも分かりません。

スプロケットをバラしてみました。



バラしてみると、6th・5thのスプロケットにチェーンの駒の跡ができていました。



使っているチェーンは、シマノ UGのナロータイプ。
購入時、ウルトラのフリーと互換があると説明されて購入したものでした。




スプロケットの歯先をチェーンが滑る感じは、チェーンとの相性もありそうです。
スプロケットの歯にチェーンのプレートが上手く掛かっていない感じです。
チェーンが、ナロータイプじゃなかった??
もう一度確認。


チェーンには、「NARROW」の刻印があります。

スプロケットに残ったピンの跡は、プレートよりもピンが外に出ていて、プレートの内側が想定よりも狭いということを意味しているようです。


心なしか、プレートからピンの出が多いような・・・。

サンツアー純正のナローチェーンは、プレートとピンが面一(つらいち)で、そこがナロータイプのミソでもあるようです。

今回、交換してみることにしました。
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サンツアー ニュー ウイナー(フリー)

2015年06月14日 14時53分14秒 | メンテナンス
4月、5月はフリーマーケットを中心に Holks で出かける機会が多くありました。



日頃、カンパ エルゴのインデックス機構に慣れてしまっていると、フリクションのWレバーは新鮮であるものの変速そのものが面倒に感じられます。
「チャラチャラ」とチェーンの音までさせてしまい、スムースに変速するカンを取り戻すまで暫く時間がかかりました。



現在の11Sや10Sの多段化は手元シフトの産物で、変速の度にハンドルから手をはなしダウンチューブのWレバーに手を伸ばさなければならないのであれば、間違いなくそれほど小まめに変速する気にならなかったでしょうし、クロスしたスプロケットも必要としなかったと思います。



久しぶりに乗ると不満というか不具合に気づきます。
Holks のフリーは、サンツアー「ニュー ウインナープロ ウルトラ6S」(120mmエンド用の6S)を使っています。
エンド幅は、126mmなのですがカンパのチェーンレストを面白半分、使うためです。
チェーンレストがロードバイクにどれほど有効なものかといえば、ほとんど不要なものです。でもそこは「趣味の世界」。「お遊び」で使っています。
私に限っていえば、ホイールを外してバイクを保管するときに「非常に便利!」と感じています。




「ニュー ウインナー ウルトラ6S」は・・・
40年程前のロードバイクは、120mmエンドで5S、126mmエンドで6Sが標準でした。
サンツアーが開発した「ニュー ウインナー ウルトラ」は、120mmエンドに6S、126mmに7Sが入る、チェーンとスプロケットをナローサイズ化(幅を狭くした)した目から鱗の画期的なものでした。
このナローサイズ化は、その後の多段化の始まりでもあります。

7Sが使えるのにあえて6Sにしていますが、それほど不自由は感じていません。
そもそも6Sだったからです。
7Sであれば
標準は  13・14・15・16・17・19・21T といったところでしょうが
6Sで      14・15・16・17・19・21T とトップの13Tを外しています。
トップ 14Tでは、あまりにノロいと思われるかもしてませんが、Holks では十分。
今の私には 280gほどのリムで、下り加速するなど怖くてできません。
ゆっくり、のんびり走れれば良いのです。

さて、そのフリー。
変速時、5thから4thに移動させると「上滑り」するような感じで3rdに落ちてしまいます。
フリクション操作が上手くないからといえばそれまでですが、何とかならないものかと原因を探ってみました。


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メンテナンス

2015年02月07日 23時06分02秒 | メンテナンス
「気持ちよく走れる」ことの大前提は、走る上で「ストレスを感じない」こと。
耳元の風切り音やホールが地面と接する音、かすかに聞こえるチェーンの音は、走っていることを音で実感し、心地良さを感じるものです。
しかし、思いもよらぬところからの音は、それが些細なものであっても気になって、楽しさも半減してしまいます。
その音は、どこからしているのか?何が原因なのか?
走りながら、どうすると音が発生するのか試して見たり、走ることより原因探しに一生懸命に・・・。
これでは楽しいわけがありません。

例えばこんな些細なことでも気になる音が・・・

トップチューブのブレーキインナーに取り付けたインナーケーブルガイド。



通常はこんな状態ですが



ゴムのOリングが外れてしまうと「カチカチ」と気になる音が



これぐらいの原因であれば、分かりやすくて対応も簡単です。


Titanio の話です。
(Titanio が悪いわけではありません)
ステアリング周りから変な音が時々するのです。



走っていている時には音がしません。
乗っていない時にステアリングを切る(回す)と「ジャリジャリジャリ」と。

大きく左右に切ると「ジャリジャリジャリ」。
ヘッド周辺からの『異音』です。

発生場所は、ヘッド小物のようにも感じます。
「ジャリジャリ」音は、ベアリングが割れているような音にも聞こえます。
しかし、乗っている時には音がしない。
不思議です。

とにかく、放っておいてよいハズはないので、原因究明と対策を講じることにしました。
(やれやれ・・・)

メンテスタンドに載せ前輪を外しステアリングを回すと「ジャリジャリジャリ」。
たまたまディレーラーのアウターに力が加わった時に「ジャリ」。
「オッツ!原因はこれか?」

異音の発生場所は、ディレーラーアウターとフレームのアウターカップでした。

バラして原因追求します。
するとこんな状況



アウター先端の樹脂が短くなり内部の鋼線がばらけて音がしているようでした。
何度もステアリング周りをいじったあげく、最後に取り付けたハンドルはアウターの取り回しが窮屈で、曲がった分樹脂が短くなったと考えられます。



先端を15mmほど切って切り口を整えました。
念のためにヘッドもバラして確認しておきます。



ヘッドに異常はありません。
もちろんベアリングの破損もありませんでした。



組み上げて確かめると異音はしません。
問題は解決しました。
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メンテナンス

2015年01月19日 23時52分59秒 | メンテナンス
冬休みの宿題にロードバイクのメンテナンスを予定していました。
まとまった時間のある時に終えるつもりで始めました。

Merak は、Titanioの代役もあって、昨年は「それなり」に乗る機会が多くありました。
走り納めに乗ったのも Merak です。

乗った分だけ傷むのは消耗品。
特にタイヤは、定期的なメンテナンスが必要なパーツです。

後輪は、ノントラブルで約3,000Km走った状態です。




センタートレッドのパターンも無くなり、傷も大きくついていては、トラブル前、早めに交換した方が良さそう。

軟弱サイクリストなので決してアグレッシブな走りはしていませんが、とっさのブレーキングでタイヤロックさせてしまうことも時々。
私の場合、後輪でだいたい3,000Kmを目安にしています。

ホイールバックの中に買い置きのチューブラーが入っていたので早速ホイールからチューブラーを取り外します。
タイヤは、ミヤタのチューブラーテープで取り付けていました。
取説で注意書きのされている「1年で交換」の時期が過ぎていますが、粘着力は結構残っていて剥がすのには力が必要です。
リムに残った粘着質は、リムがカーボンなので溶剤を使わず指でこすって落としました。(指紋が無くなりそうです)



リムもきれいになったところでチューブラーテープを用意し、ホイールバックからタイヤを取り出してみると、なんとトレッドがブルーの Kiyo Miyazawa 用に買い置きしていたものでした。

結局、作業はここで中断。




タイヤなしで年を越すという何とも中途半端な宿題の進め方。

さて、タイヤをどこで買い求めようかとネットで調べてみると、円安のせいか随分価格が上がっている!ではないですか!
その中でも「これぐらいなら」ということでWiggleを利用することにしました。

送料無料を選択し、紅白歌合戦を見ながら、ポチッ。
10日でお届け!に期待し、年明け3連休に作業再開を目論んで待つことにしました。
残念ながら連休には間に合わず届いたのは16日。
年末年始を挟んでは、少し時間も余計にかかったようです。
ただ驚いたのは、配達方法。
家人が不在時に、「段ボールが玄関脇に置いてあった」と。
まさに「小包」。以前は、受け取り確認されたのですが・・・。
高額品を注文される方は、追加料金を支払っても「追跡」できる配送選択をおススメします。

届いた小包。


梱包を開けると、



タイヤに少し空気を入れて形を整えます。


購入したタイヤは、Vittoria CORSA CX-Ⅲ

上が、今回購入のCORSA CX-Ⅲ
下は、前輪のCORSA CXーⅡ


違いは、バルブの形状。

CORSA-Ⅱでは、バルブコアが交換できたのですが、CORSA-Ⅲは従来の固定型に戻っています。

このままではBORAのリムからバルブが出ないので、バルブエクステンダーで延長する必要があります。


まず、バルブ先端部分を取り外します。
外すための工具は、こんなもの。


バルブを穴に入れて回します。


タイヤのバルブコア → バルブエクステンダー → バルブ の順で取り付け。


バルブエクステンダーは、カニ目に部分で締めます。


バルブを取り付け

終了。
バルブ部分は、手の力のみで作業をした方がよさそうです。
力を入れすぎるとチューブまで傷めてしまいます。


タイヤにはめてみたところ。
バッチリです。

空気を入れて一晩馴染ませます。


チューブラーテープを貼り、タイヤをはめます。
この時、注意するのはチューブラーテープの心材を同一方向に出しておくこと。


タイヤのセンターをチェックして

心材をゆっくり引き抜きます。
慌てて引っ張り、途中で切らないように注意です。


交換が終了しました。

冬休みの宿題と言うほどの作業ではありませんが、年末を挟んだために余計に時間がかかってしまいました。

スプロケットも掃除をし


全て終了。


おまけですが、ホイールを外して作業をする時は、チェーンステイをガードするために不要になったチューブを使って覆っておくと良いです。
結構、チェーンで傷がつくものですから。




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パンク修理

2014年12月15日 23時09分20秒 | メンテナンス
先日、「さあ乗ろう」と思って空気を入れたら空気が抜けてしまった Titanio の後輪。



修理をすることにしました。
パンクだとは思うのですが、その確認から始めます。

まず、そのままの状態で空気を入れ空気の漏れる場所を探します。
タイヤに耳を当てゆっくり動かします。
しかし分かりません。
空気の漏れる「シュー」という音が聞こえません。
加齢のせいで耳が遠くなってしまった?
いやいやそんなはずはありません。

次にタイヤの表面を調べてみます。
目を凝らして何かが刺さっていないか探します。
それらしいものは見つかりません。

原因と場所が特定できないままリムからタイヤを外し、チューブを取り出します。

取り出したチューブに空気を入れてパンク箇所の特定を行います。

少し多めに空気を入れ、耳を澄ましてようやく見つけたのが、ココ。

針の先ほどの穴が開いていました。

場所の特定ができたので、原因の特定です。
これができないとせっかく新しいチューブを装着しても、再びパンクの憂き目にあうかもしれません。

パンクをしていた場所と同じ辺りを中心に、タイヤの裏側を丹念に探ります。
指先に触れるものはありませんでした。
原因はタイヤに残っていないと判断し、新しいチューブに交換しホイールに装着しました。
空気を7気圧まで入れて確認をすると問題ありません。

それでもやはり原因は気になります。
もう一度、タイヤの表面を目を凝らして調べてみます。

すると

こんな亀裂を発見。
「これが原因か?」
しかし、場所が違うようです。

さらに調べると

同じような亀裂が…
「これか!場所も近いし」

もう少し調べると

何か光るものが・・・
1mmに満たない金属っぽいのが刺さっているようです。
ピンセットで摘まもうとしたら弾けて無くなりました。
原因だったのかどうかも分かりません。

それにしても、タイヤには、結構傷が入っているものです。
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