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自転車にまつわる四方山話(よもやまばなし)

自転車に関する気ままなブログです。

フリー抜き その4

2012年02月05日 21時49分54秒 | 工具
特徴が無く同じようなものばかりで飽きてしまいそうですね。


さて、サンツアー 最後は、<マイクロライト>用です。





マイクロライトは、すべてのスプロケットに加え本体の一部も軽合でできた軽量フリーでした。
歯の減りは、やや早かったもののその軽さは魅力的で使われた方も多かったと思います。
交換用のスプロケットも容易に入手でき、私は長く愛用していました。


また話がそれますが、サンツアーはずっと昔、やはり軽合のフリーを作っていて、その名は「ウイナー」でした。











この時のフリー抜きは、パーフェクトと同じものでした。


話を戻して・・・

マイクロライト用のフリー抜きは、爪がさらに増えて6つに。











軽合の本体なので力を分散させるために6つの爪にしたのでしょうか?


サンツアーは、この後無くなってしまいました。
ひとつひとつのパーツが、非常によくできたパーツでユーザーフレンドリーでした。
最近、サンツアーOBの方が「サンエクシード」を立ち上げたそうです。
今後のラインナップに期待したいと思います。


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フリー抜き その3

2012年02月04日 23時55分31秒 | 工具
前回、サンツアー パーフェクトに触れましたが、実物を知らい方も多いと思います。

ありました!

段ボール箱の底に未使用のモノが。








質実剛健。実用本位。
私が最初に乗ったフラッシャー付ジュニアサイクルにも、スキッターとの組み合わせでこれが使われていました。




本題に戻り、次は、<サンツアー Winner(ウイナー)>用です。











パーフェクト用とほとんど同じですが、爪が4本になりました。


フリーは、これです↓。





このフリーは、Winner Pro で、蓋がゴールドタイプ。シルバーが、Winner だったと記憶しています。
6段ですが、このフリーは、120mmエンド用です。
今では、非常に珍しいものになってしまいました。

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フリー抜き その2

2012年02月03日 22時56分39秒 | 工具
フリー抜きは、フリーのメーカー、モデルによって異なります。
本気で集めれば、20種類ぐらいあるのかもしれません。(もっとでしょうか?)

最近少しブームのビンテージ バイクは、そのほとんどがボスハブにフリーホールの組み合わせ。
古いフリーを手に入れてハブに組み込み「ヨッシ!」と喜んだものの、いざ外そうとしたらフリー抜きが手に入らないなんて笑えない話もありそうです。
フリーとフリー抜きは、セットでそろえた方が賢明です。





さて、↑写真
上段は、すべてサンツアーのフリー抜き。
下段一番左は、DURA-ACEでご紹介したもの。
下段中央は、Regina のフリー抜き。
下段一番右は、Campagnoloのカセットフリーのロックリング外しです。

前回のクイズ?の正解は、「カンパのロックリング外し」でした。
Regina とは似ていますが、これだけは「フリー抜き」ではありません。



上段一番左の〈サンツアー パーフェクト・プロコンペ用〉










サンツアーのスタンダード、パーフェクトやプロコンペ用のフリー抜きです。

爪が2本で、フリー本体にがっちりかみ合います。




(↑「プロコンペ」フリーです)


このフリー抜きは、町の普通の自転車屋さんでも持っていた一般的な工具です。

高校生の頃、ショップのクラブチーム(チームと言っても主にロードでサイクリング主体)にお世話になっていたことがありました。そのチームのある方は、片倉シルクのオーダーフレームにフルカンパ仕様のあこがれのバイクに乗っていたのですが、フリーだけはサンツアーのパーフェクトを愛用。全体のバランスからするとかなり見劣りする組み合わせでした。
何故だか不思議で尋ねてみると答えは、「ツーリング先でトラブルになっても自転車屋に行けば必ずあるから」。
事実、ツーリング先で後輪のスポークが切れたものの、田舎の自転車屋さんでフリーを抜いてスポーク交換をする場面に遭遇しました。

これほどスタンダードであったフリー抜きは、恐らくこれだけでしょう。





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あるショップで

2012年02月01日 22時24分59秒 | 工具
繁華街にあるスポーツバイク専門店に寄った時の出来事です。
少し古いロードバイクを持ち込んだ男性客が、ショップスタッフに相談していました。
客:「乗らなくなって随分経った自転車なんですが、最近ブームみたいんなんで・・・。また乗ろうと思ったらスポークが折れているのに気づいたんです。直して頂きたいのですが。」
ショップスタッフは、ホイールを確認すると:「このホイールに使われているハブ、旧式なので特殊な工具が必要なんです。ウチには無いのでできないです。」
客:「そんな特殊な部品じゃないと思うんだけど。」


会話を聞くとはなしに聞き、ホイールをチラ見すると、ボスタイプのフリーホイールの付いたハブでした。
スポークを交換するためにフリーを外さなければならないものの、フリー抜きが無いということのようでした。
ボスタイプのフリーが、スポーツバイクから消ええてから20年以上でしょうか。
確かに、いじったことのない人もたくさんいる時代です。

そこで、フリー抜きに関するお話です。




フリー抜きもフリーよっていろいろ必要になりました。
私が、使ってきたフリー抜きをご紹介します。

ところで、間違い探しではありませんが、上の写真、仲間はずれがひとつだけあります。
さてそれはどれでしょう?
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チェーンの話 その1

2012年01月11日 22時32分03秒 | 工具
チェーンでお遊びをしたのでチェーンカッターの話を少し・・・。

スプロケットの多段化が進み9速・10速は当たり前、カンパでは11速が標準となるとそれに対応するチェーンやその取付方法も特殊になってきました。
以前のように「チェーンカッターでチェーンのピンをずらし、またピンを戻す」などという単純で何度でも繰り返してできた作業はできなくなりました。
カンパは、10速・11速へと進化するに伴って純正チェーンカッターも用意しましたが、それは恐るべき価格!でホビーユーザーにはとてもての届かぬものでした。


これは、古き良き時代、おおらかな時代のチェーンカッターです。



VAR のものですが携帯用だったと思います。
ご覧のように精度は決して高いものではありませんが、それでも十分役目は果たしました。





シマノのチェーンカッターです。
チェーンカッターと言えばこの形。私が、自転車をいじりだした頃から普遍?のデザインです。



こちらは、coucou のチェーンカッター。
単身赴任先で必要となり購入しました。(使ったのは、一度だけです)






そして最近使っているのはこちらです。↓



Birzman のものです。



チェーンガイドを変えることで9速・10速に対応しています。
カンパの10速ナローチェーンの取り付けもこれで行いました。
チェーンでのお遊びもこれです。





これまでのチェーンカッターとは比較にならない大きさと精度があり、またデザイン性にも優れています。
パッケージには、「EURO BIKE GOLD AWARD 09」というシールが貼ってあります。



デザイン性・機能性が評価されたものだと思います。
本体のグリップと矢のノブが大きいために安定感があり、無理な力をかけずにピンを移動させることができます。
また、矢の精度が高くピンにもぴたりと当たります。
(精度が悪いと矢の先がぐらつき、無理な力がかかって矢が折れることがありました。)

値段は、カンパに比べればかなりリーズナブル。ただし、標準品に比べると少し高めです。

大抵、チェーンといえば油まみれになる作業ですが、このツールのデザインの素晴らしは、チェーンいじりを楽しくさせてくれるものです。
コメント (1)
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