うれし涙を見るために・・・芽育学院

みんなの《うれし涙》を見るために・・学院長がソウルする!
 《うれし涙》こうして流す。
  《うれし涙》家族で流す。

最近の授業で言っていること

2022-07-16 13:07:23 | 講師から
はじめまして、名張校のホリコシです。
本日は、3つのことについて書きます。問題への取り組み方、英語、日本史への取り組み方です。
1.
大学受験で大切なことは、問題のメタ読みをすることです。
問題に対して真正面に取り組むだけでなく、問題を作った人の視点を見て、納得することが大切だと思います。
例えば、大学入試の一次試験は、センター試験から共通テストに代わり、傾向が変化しました。これを、傾向と対策で真正面から取り組むと、全体像を見失い、わけのわからない作業になってしまいます。
しかし、センター試験を作成している機関の意図を考えて、「主体的な学び」や「思考力・判断力・表現力」を身に着けてほしいという狙いを知っていると、急に同級生が物理法則について話し出したり、登下校中に川の地層について話し出したりすることが、わかりやすくなります。
これは普段の定期試験でも一緒で、先生の性格を知っていたり、好きなことを知っていたりすると、問題が解きやすくなります。
 つまり、テストは、テストに書かれている学問の内容と真正面に戦うのではなく、それを聞きたい問題の向こう側の人間との話し合いだということです。これを見落とすと、少々苦しい戦いになってしまいます。
2.
 英語の勉強方法について書きます。英語は言語で、ほかの科目とは違います。私たちが日本語を話せるのは普段しゃべっているからで、海外にいる日本人は年々日本語を忘れます。つまり、英語を口に出してしゃべってもいないのに、問題を演習して成績が上がると思っているのが間違いで、教科書の音声を音読したり、英語を使う機会を増やしたりすることで、基礎体力をつけることができます。
 これは、ほかの科目にも多少当てはまります。小さいころからお金の計算をしたり、ちょっとした計算をしたりすることで、数に対する慣れができます。小さいころからボールで遊んでいる子と、小学校でバレーボールクラブに入って初めて触る子とで違いが生まれるのと一緒です。
しかし、悲観する必要はなく、英語は中学生から、(高校生になっても)普段の中で使うという要素を入れ始めることが大事です。これができなければ英語はできませんが、これをやるだけで伸びます。センター試験の前日でなければ間に合うので、今からやろう。

3.
最後に、日本史について書きます。日本史は、山川出版社の「詳説日本史」を使っている人が多いと思います。この教科書は、出来事の情報量が多く、何年に起こったのか、という時間の順番が分かりにくくなる気がします。なので、大きな事件(自分が大事だと思う事件)を○○年 △△ (例 桓武天皇が即位)のように一枚の紙にガッと書き出してみましょう。一次試験では年号の並び替えがでることが多く、情報の整理に役立ちます。
これからも頑張りましょう。