我が青春のMBX

初めてのバイクMBX
思い描く完成形を目指して
カスタム有り/レストア有り
の作業記録ブログです!

MBX補完計画 @6 俺のマシンストーリー 転!! 

2008-06-04 | MBX 壱号機
事故…。

皆様のなかに 経験ある方も
いらっしゃるかと思いますが

事故…
それはやはり埠頭やサーキットでの単独での転倒とは別物で…

精神的ダメージ
軽装である事(ツナギを着ていない)によるダメージ
対象物がある事によるダメージetc…。

勉強になりました。
体のほうは右手首を軽く痛めた程度で済みましたが…。

MBXは、中々重症でした。

事の次第は、2輪レーンのある対向6車線(2輪レーン含む)で2輪レーンを走行中
お客さんを降ろす為に路肩へ寄せてきたタクシーの左後方への衝突…

悔しいのは、タクシーの後部窓ごしに
「運転手さんそこで止めて」と言った様子で
左側を指差すお客さんを確認し

タクシーの動きより先に回避行為に入っていたのに、かわせなかった事

自分に非が有ると思ったからであろうが、
運転手が「こっちはたいした事ないから、ちょっと叩けば直るから」
と発した言葉に対して意見出来なかった気の弱さ。

実際そこで止めてと言ったであろう客の声に
後方確認もせず 路肩へクイックに寄せてきたのは、事実と確信している。

オイラの驕りではなく
回避行動が早かった為に、タクシーへの接触の割合が少なく
逆にガードレール側への接触の割合が多かったのは事実だ。
(つまりダメージを受けたのはMBXだったから…それを主張出来なかった…。)

まぁ ここまでは苦い思い出です。

結局MBXのダメージの具合は…。


写真の通りです…。

・メーター廻り・ハンドル廻り・灯火類
・シートカウル・フレーム・Rホィール・タンクベッコリと言った感じでした。
Fフォーク・ステム・エンジンが無事でなのが何よりでした。

ここからは良い思い出です♪
チーム員や仲間の協力により修理が始まる!!!

中学時代の同級生Tが、無償で部品取りNS50-Fを提供してくれた。
そのフレームをベースに・F廻り・スイングアーム・エンジンハーネス類を移植!!

・メーター廻りは、パネルが割れてしまっていたが機能するので修正してそのまま使用。
・ヘッドライトは当時CIBEを使っていたのだが
 ボディがABS製なのでドリルで穴を開けて、タイラップで縫い合わせた。
・セパハン右は奥側?に曲がってしまっていたが
 ブレーキレバーをダイヤル入りのパワーレバーに変えて、握り幅を確保してそのまま使用。
・R ホィールはチューブタイヤの為、さほど気を使わずに叩きだして修正。
・タンクはもともとダメージがあったので そのまま使用
・シートは使い物にならなかったので、譲り受けたNSのシートを移植する。

あの時は本当にチーム員や仲間の皆にお世話になりました(涙)
特に04Sは、右手を痛めている自分の代わりに作業の大半をこなしてくれた!!
ありがとう!!

復活後の姿 撮影場所は、今の街並みからは想像つかない「お台場」

復活はしたものの…。

マシンの定義は、フレームに順ずるならばもはやこいつはMBXではないわけです…。

「メタルウィンド」というタイトルのバイク漫画の
主人公が駆るVガンマが逝かれた時に こんなセリフがあります。
「何が生き残っていれば同じマシンなのか???
 人それぞれかと思うが、エンジンか?フレームか?もう眠らせてやれよ…。」
沁みます…。

人それぞれ…。
心臓たるエンジンなのか?
骨格たるフレームなのか?

オイラは血脈(マシンのDNA)。生きた証。魂だと思います。

抽象的ですが、今ここにあるMBXは買い換えたものでもなければ
オリジナルのMBXでもないのです…。

ですが、間違いなくあの頃からの傷も楽しさも全部持って生きているMBXなのです。

皆様は、どう思われますか?

眠らせたくなかったんです。僕は。

最後に…。

交通弱者保護と言う言葉がありますが
弱者たるバイクは交通社会で守られているのでしょうか?

保険のやり取り。事故の過失損失の割合
そんな場面でしか効力を発生させてないと思います。

自分の身は自分で守るしかないんですね。
自分が弱者であると肝に銘じ、驕ることなく体を無防備にさらし
バイクに乗っている事を忘れてはいけないな…

とブログを書きながら、再確認しました。

長くしみったれた感じになりましたが 最後までありがとうございました。
m(_ _)m

次回「俺のマシンストーリー」結!! 篇へ続く




追記

この事故の件は、当時家族にあかせなかった…。
言い訳だが…。
心配されるのが嫌だったし、心配かけたくもなかった。
この歳になってブログといった形で、両親にそんな事があった事を知らせるのも恥ずかしいが…。
自分に責任を持てるバイク乗りに、成長しているから安心して欲しい。
今は、解るよ。子供を心配する親の気持ちが。

このブログを読んでくれた親御さんへ

バイクは危険な乗り物かもしれませんが、日常域に存在する乗り物でもあるのです。
心配な気持ちもわかります。バイク=不良なイメージもわかります。
が…この車に劣る
転ぶというデメリットを持って生まれた不完全な乗り物は
接し方を間違えなければ、素晴らしい存在になれる可能性を大いに秘めているのです。

このブログを読んでくれた遠い後輩たちへ

バイクは危険な乗り物であると…。
身体を無防備に、さらしている自覚を忘れずに…。
自己顕示欲を間違った方向へ向けず。立派なバイク乗りになって下さい。
親御さんへは心配をかけぬように。
そして、転ぶというデメリットを持って生まれた
この不完全な乗り物が
あなたにとって素晴らしい存在になれるように願っています。
              

                      
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コメント (2)
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