美浦トレセン在厩のグランソヴァールは、16日、ウッドにおいて単走で追い切られました。
-調教時計-
20.04.16 助 手 美南W良 5F 67.7-52.9-38.8-12.3(9) 一杯に追う
20.04.12 助 手 美南W良 半哩 -56.4-41.5-13.0(8) 馬ナリ余力
◇尾関調教師のコメント
「いつもは追い切りで動きますし、終いに躍動感がある馬ですが、まだ少し重たいのでしょう、この馬らしい動きとまではいきませんでした。ただし一週前としてはマズマズ。上がりも問題ありませんので、4月26日東京10R 鎌倉ステークス(3勝クラス・ダ1400m)にむけて、このまま進めていきたいと思います」
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尾関先生が仰る通り、グランソヴァールが一杯に追われた時計だと思うと、確かにあまり褒められたものではないですね。このあたり、外厩での速めが一本足りなかった部分が出ているのかもしれませんが、結論として、「鎌倉Sに向けてこのまま進めていく」のですから、尾関先生には来週までに態勢が整う手応えがあるのでしょう。(D.レーン騎手確保済みですしね…)
ちなみにですが、鎌倉Sのあとのダート1400m戦となると、中2週となる5/17(ヴィクトリアマイル当日)東京にBSイレブン賞(3勝C)が組まれています。が、レースごとの間隔を出来るだけ長く取りたい本馬としては、中4週で5/30東京の欅ステークスに向かいたいところ。。ただし欅Sはオープンクラスになりますので、そこへ行くためにも鎌倉Sは勝ってもらわなくてはイケマセン(^^ゞ
栗東トレセン在厩のディメンシオンは、まずはレース後の様子見に専念。16日より騎乗を再開しています。
◇藤原英調教師のコメント
「レース後も大きな疲れや反動は見られませんので、引き続きトレセンで調整を重ねていくつもり。まずは5月17日東京11R ヴィクトリアマイル(G1・芝1600m)に向けて準備を進めていきたいと思います。前走が2着であれば、堂々とG1に行けたんですけどね。現在の本馬の賞金では微妙なライン。実際に出走が叶うかどうかでしょう」
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まずは、前走阪神牝馬Sの疲れや反動がなくて何よりです。放牧などを挟まずに、在厩のままヴィクトリアマイルをめざすことになったのはプラスだと思いますし、この流れであれば、前走時が絶好調に今ひとつだったことも追い風に出来るのではないでしょうか。それに、そもそも藤原先生ですからね。。何だかんだで前走以上の状態に帳尻を合わせてくれる気がします(^^)
ディメンシオンの状態に問題がないとすれば、あとはヴィクトリアマイルの出走馬想定ですが、一応、現時点で出走意思がありそうな馬を平地収得賞金順に並べてみました。
**20.5.17 東京11R ヴィクトリアマイル(G1/芝1600m)賞金順出走想定**
単純な収得賞金順だとディメンシオンは順位15番目。ちゃんと計算していないのでハッキリとは言い切れないものの、この状況ならヴィクトリアマイル出走もイケそうじゃないですかね? いや、藤原先生は微妙なラインと仰っていますが、何となくイケるんじゃないかなぁ…
もしも出走が叶ったとすると、次なる問題は相手が強いこと…。ラッキーライラック、クロノジェネシスの大阪杯ワンツーコンビ、高松宮記念2着のグランアレグリア、阪神牝馬S勝ちのサウンドキアラまでの4頭は、正直、現時点での地力が一枚上の印象。もちろん、やる前から諦めることはないですが、この5頭の一角を崩すのはなかなか大変なことかもしれません。
相手関係だけなら前日5/16東京の京王杯スプリングC(強敵はタワーオブロンドン?)に向かう手はありますが、そもそもヴィクトリアマイル出走は1年以上前からの目標でしたし、おそらく藤原先生はそんな小細工は考えていないでしょう。多少相手が強くても、しっかり仕上げてディメンシオンらしい走りで勝負をさせると。。ここまで来たら、是非ともG1に挑戦させてあげたいです!
【4/11阪神11R 阪神牝馬Sでのディメンシオン:公式HPより】
栗東トレセン在厩のドゥオーモは、16日に坂路で時計をマークしています。
-調教時計-
20.04.16 助 手 栗東坂良 1回 56.0-40.7-26.6-13.3 馬ナリ余力
20.04.12 助 手 栗東坂良 1回 57.3-41.9-27.1-13.2 強めに追う
「前走後に疲れが出て少し手控えていた分、トモを中心に緩んでいる感じではありますが、帰厩後も問題なく乗れていますよ。目標は5月10日新潟11R 新潟大賞典(G3・芝2000m)。レースまでまだ3週間ありますので、それまでには仕上がってくると思います。徐々にピッチを上げていきましょう」
宇治田原優駿ステーブル在厩のパンサラッサは、月曜日に体温が高めだったことから大事を取って小休止。15日朝よりトラック800m、坂路でのハッキング1本を消化しています。
◇乾主任のコメント
「火曜日にはもう平熱に戻っていましたので大きな心配は要りませんが、いちおう2日ほど休ませました。ここのところ寒暖差が激しいですし、それに目に見えない疲れなどがあったのかもしれません。もう何ら問題はありませんので、徐々に普通キャンターまで戻していきたいと思います」
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ごく軽い熱発とのことですが、すでに運動も再開しているぐらいですから心配はないでしょう。それよりも、何となく『まだ目に見えない疲れが残っているかも…』とも感じていましたので、パンサラッサがきちんとサインを出してくれたのは、却ってありがたいことかもしれません。個人的には先週時点で春競馬中の復帰は諦めていますし、もともと期待しているのはパンサラッサのもう一段の成長ですからね。
今は多少時間がかかってもOKな状況ですから、今回の休養が(ある程度長引くとしても)パンサラッサの成長を後押しするものなって欲しいと思います。夏競馬で古馬とやるのは楽ではないと考えがちですが、強い3歳馬は古馬条件クラスで普通に通用しますからね。慌てず焦らず着実に実力を蓄えて、堂々と次のステージに進んで欲しいと思います!
【宇治田原優駿ステーブル在厩のパンサラッサ:公式HP(3/27更新分)より】
「先週の金曜日に半マイルから速めを、14日は3Fから15-15を乗っており、球節は変わらず我慢が利いている状況です。先週もお伝えしたとおり、近々に獣医師に診てもらい、『そこでの見解も含めて今後のメニューや動向を定めていく』(厩舎陣営)ことになりそうです。動きそのものに問題はありません」
先週予告されていた獣医師チェックが終わっておらず、今週もこれまで同様のメニューで調整されています。3F15-15をやりながらでも「球節は我慢が利いている」ようなので、大きな問題にはならないと思いますが…。どうやら『2回東京(又は1回新潟)で復帰』との方針は、一旦、白紙になったと理解した方が良さそうです。
もちろん脚元の話はあまり軽く考えると良くないですし、きちんと診察をしてから慎重に判断するのは当然のこと。。獣医師チェックの結果によっては、きっぱり春競馬を休んで立て直し、夏のローカル開催をめざす作戦もありかもしれません。復帰初戦から『いきなり全開モード』を期待していたので残念ですが、先々を考えれば中途半端な状態で使う方が心配ですからね。まずはしっかり不安を取り除いてから、納得のいく状態で復帰戦に臨んで欲しいと思います。
テンコートレーニングセンター在厩のクレッシェンドラヴはトレッドミルでの調整を開始しています。
◇伊藤マネージャーのコメント
「リハビリの一環として今週からトレッドミルでダク1500m、ハッキングキャンター2000~2500m相当を消化。ここからは適度にトモを動かしつつ、芯から疲れを取ってあげたいと考えます。その後も歩様に異常はなく、触診反応もほとんど見られなくなりました」
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クレッシェンドラヴが身体を動かし始めました。先週の近況で「(疲れは取れたので)ここからは少しずつ動かしていった方がよい」との話がありましたし、予定通りの再始動ですね。まだトレッドミルでの運動とハッキングキャンターのみですが、再起に向けた第一歩を踏み出せたのは良かったです。
ただ、今月一杯は疲労回復の状況を見ながらの雰囲気ですから、次走は(先週の記事で書いた通り)宝塚記念直行か夏のローカル重賞路線かの二者択一になりそうです。早めに戻ってこられるなら、鳴尾記念から始動という手もありますが、今回は念には念を入れて時間をかけるような気がしますので…。にしても、年明け金杯の一戦のみで春競馬全休とは、改めて代償の大きさが身にしみます。。(^^;)
【美浦トレセン在厩時のクレッシェンドラヴ:公式HP(3/12更新分)より】
競走馬リハビリテーションセンター在厩のプライムラインは、現在は引き運動30分、トレッドミルでの速歩5分、ウォーターウォーキングマシン15分を消化しています。
◇青木獣医師のコメント
「どの馬も最初はトレッドミル(急に音を立てて動き出すため)に多少驚くようなところはありますが、一週間やってきたことで今はすっかり慣れてきました。今週からは速歩の時間を2分延長。その後も脚元に熱感はなく、順調に推移しています」
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トレッドミルが上手に出来るようになったのはイイことですね…。本当はそれだけで喜んではいけないのでしょうが、これも復帰に向けた小さな一歩だと思えば嬉しいニュースではありますからね。
速歩の時間が3分から5分に増えても熱を持たないのは想定の範囲内。やはり、駈歩に移行した時どうなるかがポイントになりそうですが、その段階へ進むには、さらに慎重な判断をしていくのでしょう。当然ながら油断できる状況にはないですが、臨床症状などから受ける印象は、当初からアレアシオンより前向きでしたから…。今後もとにかく順調に、一歩ずつ前進をして欲しいと思います。
競走馬リハビリテーションセンター在厩のアレアシオンは、今週はおもに騎乗しての常歩20分、トレッドミルでの駈歩1分、ウォーターウォーキングマシン15分を消化しています。
◇青木獣医師のコメント
「先週末より3月初旬時のリハビリメニューにまで戻し、トレッドミルでの駈歩を毎日行っているところ。近日中に予定している定期検査の結果などにもよりますが、ふたたび慎重に立ち上げ、さらに次のステップにつなげていければと思います」
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先週は週3回だったトレッドミルでの駈歩を毎日消化するかたちに。それだけだとピンとこない感じですが、「3月初旬時のリハビリメニュー」だと言われると、なるほどねぇと思います。遡れば3/11更新の近況で「駈歩を始めた段階より患部がいくらか熱を持つように」なったことが伝えられ、ペースを落とさざるを得なかったわけですが、要するに丸1ヶ月ほどの後戻り(ロス?)があったという事ですね。
後戻りについては(慎重にリハビリを進めた結果なので)致し方ない面はあるでしょうが、何度も繰り返して良いほど余裕はありませんし、かと言って急いで進めるわけにもいかず、厳しい状況が相変わらずなのはもどかしいです…。そんな中でも出来ることは全てやって頂いていると思いますので、何とか定期検査の結果が前向きであることを祈るのみです。
昨日に引き続き、まだ緊急事態宣言にあまり現実味が無かった頃のお話です。とある先輩が何故だか気を使ってくれまして、銀座コリドー街にある『おでんと串焼きのお店』に連れて行ってくれました。理由はさて置き、先輩に気を使って頂くだけでもありがたいこと。。ましてやご馳走してくれるとなれば… (^^ゞ
お通しは生湯葉とお豆さんとアサリをダシで煮たものでした。
鮮魚のカルパッチョは『和風バージョン』でした。
カリッと揚がった湯葉と大根のサラダ。さっぱりしていて美味しかったです!
京風おでん盛り合わせ。出汁が命の優しいおでん、関東風とは一線を画しています。
薄い色付きが京風をアピールしていますね!
さわらの西京焼き。私が最も好きな焼き物のひとつです(^^)
串焼きの中では、このつくねさんがイチオシのようです。
フックラしていて確かに美味しい。これはコースでなくても頼みたい!
焼き上がった陶板焼きさん。。
最初はこんな感じの見た目です。
焼き上がったら、食べる時にはしゃっきりもやしと一緒がオススメ!
シメの炭水化物は稲庭うどんでした。
ツルンとのど越し爽やかな稲庭うどん、美味しかったです(^^)
毎度似たような話で恐縮ですが、こういう飲み会も今は全くできませんからね。この日ご馳走になった後輩三人としても、なるべく早いうちにお返しをしておきたいのですが、この状況ではなかなかそうもいきません。何となく新型コロナを理由に浮世の義理を欠いてはいけないと思いつつ、やはり、今最優先すべきなのは感染拡大防止ですし…
まあ、あと一ヶ月もすれば、『3密に注意していれば小ぢんまりした飲み会ぐらいは出来る』、そんな世の中になっていて欲しいと思いますし、きっとそうなると信じて頑張るしかありません。。(でも、さすがに一ヶ月で飲み会は厳しいのかなぁ…)
銀座ごだいご
中央区銀座7-108-103 コリドー街1F
03-5537-0301
昨日4/14はクレッシェンドラヴの誕生日でした。
馬は人間と違い、ほぼ正確に受胎後11ヶ月で子どもが生まれます。ちなみにクレッシェンドラヴの母ハイアーラヴが2013年にステイゴールドを受胎したのは5/10、現在募集中のラヴマイウェイの場合だと、2017年6/14にジャスタウェイを受胎し、牝馬が生まれたのは翌年の5/13という具合に本当に正確ですよね!(大体、誤差二週間以内みたいですが、そう言えば他の動物さんはどうなんでしょうね??)
それはさて置き、クレッシェンドラヴの誕生日を思い出したのは、珍しく広尾TCのインスタグラムをチェックしたからです。
最近は情報発信にインスタも使われているので油断が出来ません。。いや、油断とかそういう話ではないですね(^^ゞ 公式HPにメルマガにツイッターにフェイスブックにインスタグラムなど、クラブもそれぞれの特徴を活かした情報提供は大変でしょうが、うまく運営して頂ければと思います。ちなみに、私がついて行けるかどうかは微妙ですが… (^^;)
クレッシェンドラヴは今でこそ広尾の大将格と言われていますが、デビュー戦は1番人気を裏切る12着でした…。あの頃のことを思い出すと感慨深いものがありますが、とにかく本馬には、あと一つや二つは重賞を勝ってもらいたいですし、それだけの力が備わっていると思います。日経賞の回避は残念でしたが、次走でしっかり巻き返してくれるでしょう!