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とりあえず一口馬主の楽しいこと

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【書籍紹介】 ゴドルフィンの末裔

2010-03-14 06:59:08 | その他
珍しく(ブログでは初めて)、本の紹介です。
『ゴドルフィンの末裔』 永橋流介 (幻冬舎文庫)


実は、読書は私の趣味のひとつなので、それなりにいろいろな本を読むのですが、いわゆる推理小説はあまり読まない分野なので、おそらく“ゴドルフィン”という文字が目に入らなかったらこの本を手に取ることもなかったと思います。

競馬(特に血統)に興味がある方ならすぐにお分かりの通り、“ゴドルフィン”とは、サラブレッド三大始祖のうちの1頭ゴドルフィンアラビアンのことであり、この本のテーマが血統や種牡馬ビジネスを題材にしていることを表しています。
(もっとも、作者が何故ダーレーアラビアンやバイアリータークではなくゴドルフィンアラビアンを選んだのか、読み終わったあともその必然性は分かりません・・・。)

推理小説なので物語の詳しい内容は紹介しませんが、要するに、JRAの職員である主人公が友人の死に端を発する殺人事件に巻き込まれ、その真相を明らかにするために競馬場やトレセン、北海道の牧場など、競馬に関係する場所で大活躍をするというお話です。

実際に読んでみると、事件の真相や背景の設定には荒唐無稽なところありますし、競馬ファンの視点からも細かい突っ込みどころは多いのですが、作者の永橋流介さん(この本がデビュー作との事です)は読みやすい文章を上手に書く方で、最後まで飽きずに一気に読めてしまいます。

そう言えば、何故か日本では競馬をテーマにした本格的な小説をあまり見かけませんが、この『ゴドルフィンの末裔』はとても読みやすい推理小説ですから、競馬ファンが気楽に読める本としてお奨めだと思います。

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競馬小説 (めぐる)
2010-03-14 14:26:12
イラストがかっこいいですね!
競馬好きならつい手に取ってしまいそう♪
競馬がらみの小説というと、「ジョッキー」「こげ茶色のパステル」「天国への階段」などを読みましたが、「ジョッキー」は爽やかで読み易かったものの、あとの2つは「う~~~ん」でした(汗)
織田作之助の短編「競馬」は良かったです。

私も読書好きなんですが、最近は漫画ばかりで小説が殆ど読めていません。
阪神競馬場に行く時、駅の構内に本屋さんがあるので、『ゴドルフィンの末裔』が見つかったら買っていこうと思います。乗り過ごさないようにしないとですね(^^;
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Unknown (Az)
2010-03-14 14:39:22
めぐるさん、こんにちは。

「ジョッキー」は私も読みました。
最後のレース、天皇賞の直線で主人公の馬が交わされるかどうかという場面では、思わず手に汗握ったのを憶えています。
「こげ茶色のパステル」「天国への階段」は、「う~~~ん」ということなのでパスしますが、織田作之助さんの短編はチェックしてみます(笑)

さて、これからいよいよステラリードの応援です!
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