美浦トレセン在厩のアールグレイは、おもに坂路で調整されており、ゲート練習も開始しています。
◇蛯名正調教師のコメント 「入厩時の馬体重は450kg。環境が変わってまだ馬が恐る恐るといった感じですので、当面はゲートに関しても慎重に進めていきたいですね。急いでやっても煩くなったり、ゲートに入らなくなったりするだけですから、ある程度の時間をかけて馬に合わせるようにやっていきたいと思います」
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アールグレイは基本的に繊細なお嬢様系ですから、環境が変わって「恐る恐る」になっているのは致し方ないところ。別に慌てる必要はありませんから、蛯名先生が仰る通り、「ある程度の時間をかけて」進めて頂ければと思います。
それにしても、この馬の入厩がこんなに早まるとは、昨年の見学会で見せて頂いた時には想像できませんでした。あの時はまだ本当に仔馬然としていて、正直、同世代の他の募集馬たちより時間がかかりそう…と思いましたからね。それが最新の動画・写真を見ると『らしいシルエット』になっていますから、ここ最近の成長には目を瞠るものがあると思います。
当面はゲート試験合格を「時間をかけて」めざすとのことなので、受験は再来週あたりになるのかなと。。環境に慣れてしまえばそれほど苦労はしないと思いますので、焦らず急がず着実に前進して欲しいと思います!
【美浦トレセン在厩のアールグレイ:公式HP(2025/6/19更新)より】
アールグレイは、11日、美浦トレセンに入厩しています。
◇蛯名正調教師のコメント 「牧場サイドによれば、『坂路に入れて乗り始めてからは動きが変わり、当初よりも滑らかな走りになってきた』とのことですし、本格的に暑くなってくる前に、まずはゲート試験までクリアしておきたいですからね。明日もう一頭2歳馬が入ってきますので、その馬と一緒に練習を進めていきたいと思っています」
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先週の近況では「しっかりと乗り込みを重ねて体力をつけていきましょう」との報告だったので、入厩は当分先のことかな?と思っていましたが、坂路に入れ始めたら「動きが変わった」らしく、まさかの電撃入厩となりました。
とは言え蛯名先生によれば、とりあえずゲート試験合格まで…とのことですから、デビュー時期については全くの未定と考えた方が良さそうです。まあ、動きがよくなったゆえの入厩前倒しが『悪い話』でないのは確かでしょう。
いずれにしても全てはこれから。。基本的に5月生まれなので、デビューを急ぐ必要はないと思いますし、トレセンでの生活に慣れ、ゲート試験に合格するまでは、こちらも落ち着いて見守りたいと思います。
しかし、この馬はきっと良いセンスをしていると思うんですよねぇ…。期待しちゃうなぁ(^^ゞ
ジェットレーシング在厩のアールグレイは、おもに周回コースでハッキングキャンター1600~2000mを乗られています。5月下旬の馬体重は446kgです。
◇毛利調教主任のコメント 「北海道ではおもに屋内馬場を利用していたかと思いますので、こちらの屋外での調教に最初は物見をすることもありましたが、段々と慣れてきたようですね。まだ荒削りといった走り方で、軽く回ってきただけでも結構な発汗が見られます。まずはしっかりと乗り込みを重ねて体力をつけていきましょう。来週ぐらいから坂路にも入れて進めていく予定です。飼葉喰いは旺盛ですよ」
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16~17日にファンタストクラブからジェットレーシングに移った本馬ですが、長距離輸送を挟んでも馬体重が増加傾向にあるのは良かったです。飼葉もよく食べているようですし、少しずつ成長が進んでいるのは確かでしょう。
肝心の走りに関しては、当然ながら「まだ荒削り」との評価。加えて、軽く回ってきただけでも結構な発汗が見られるなど、まだ全体的に体力が不足している面もあるようで、今後、ジェットレーシングで強化を図っていくことになりました。
このあたり、ずっと同じ環境、同じスタッフさんに鍛えてもらうメリットは理解したうえで、ある時期に移動をさせて違った目で状態を評価するのも大事と言いますか、結果的には、この時期に具体的な課題が確認できて良かった気がします。
ということで、とにかくあと1ヶ月、2ヶ月は体力強化と走りの質向上にじっくり取り組むつもりで…。その過程でデビュー時期のイメージもわいてくるでしょうから、それまではあまり先入観を持たずに見守りたいと思いますm(_ _)m
【ジェットレーシング在厩のアールグレイ:公式HP(2025/5/29更新)より】
アールグレイ(オピュレンス’23)は16日午前にファンタストクラブを出発。17日、美浦トレセン近郊のジェットレーシングに到着する予定となっています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「これまでに二度ほど飛節に疲れがきましたが、痛みや関節液が過剰に分泌されるようなことはなかったですし、レントゲン検査でも問題なし。この1~2週間は屋外の坂路にも入って終いをハロン15秒程度まで伸ばすなど、振り返ってみれば、継続してスムーズに調教を積み重ねることができました。ここからは調教師の目の届きやすいところで、さらに成長を遂げてくれればと思います」
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パラディオンに続き、アールグレイが北海道からトレセン近郊に移動となりました。
佐久間調教主任が「振り返ってみれば、継続してスムーズに調教を積み重ねることができた」と仰るように、(5月生まれということもあって)本格的な調教開始がゆっくり目だったにもかかわらず、目だった頓挫なくここまで進んできた印象です。
ただし、すぐにトレセン入厩とかそういう話ではなさそうで、まずはジェットレーシングで現状をしっかりチェックしたうえで、今後の作戦、強化方針などを検討していくことになるのでしょう。
まあ、本馬がまだ心身両面での成長が必要な段階にあるのは確かでしょうが、反面、蛯名先生が『ここから先は手元に置いて…』と考えたくなる素質馬故の移動でしょうし、いずれにしても、この移動は前向きにとらえたいと思います!
ということで、次回、ジェットレーシングでの本馬の評価を確認するのが楽しみです。
ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、引き続き、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回は坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「天候不順により屋外の坂路入りはこれからになりますが、調教自体は順調に継続できていますよ。一時期は調教の行き帰りでピリピリしていましたが、今はだいぶ落ち着きが出てきた様子。元気よくキビキビと軽快に走れるのが本馬のアピールポイントですよね。ゲート練習についても問題なくこなしてくれていますし、飼葉喰いも良好です」
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「調教の行き帰りでピリピリしていたが、今はだいぶ落ち着きが出てきた」というのはアレですかね、単に慣れの問題だけでなく、例えば体力がついてきたので気持ちに余裕が生まれたとか、そういうところもあるのでしょうか。
いずれにしても、走りが『元気よくキビキビ軽快』なのはイメージ通りですし、全体的に順調にトレーニングが進んでいるのは間違いなく、それが心身の成長につながっているのは確かでしょう。この感じであれば、あと一回りは欲しいと言われている(現在440kgほどの)馬体に関しても、これから増えていくだろうと思われます。
今のところ非常に順調に進んでいますので、是非ともこのままアクシデントなく過ごして欲しいです。その血統から素質、才能には確かなものがあると考えていますので、それを大きく開花させるイメージでお願いしたいと思います!
ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、現在は、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。馬体重440kg(4/14測定)
◇佐久間調教補佐のコメント 「この中間、左の飛節に疲れがきたため、大事を取って2日ほど調教を休みましたが、すぐに回復しましたので、すでに以前と同様のメニューで乗り込んでいます。カーッと元気一杯なところは、父の産駒の特徴のひとつ。やんちゃで悪さをするわけではありませんので、プラスと捉えても良いでしょう。今後は整備でき次第、屋外の坂路も使用していく予定です」
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何だかんだで馬体が440kgまで増えてきたところを見ると、5月生まれのハンデがだいぶ薄らいできたかもしれません。(増えたのは二日ほど調教を休んだ分だけじゃないと思いたい(^^ゞ)
「カーッと元気一杯なところがある」については、このところ続けて指摘をされているポイントですが、調教に支障が出るほどでなければ基本的には前向きにとらえたいです。この血統、この馬体で変に落ち着きがあるより全然良いと思いますし、それなりの時期にデビューをしてくれる『仕上がりやすさ』にもつながる気がします。
ところで、前々回(3/21)の近況で「ストライドが大きな走りという表現は相応しくないのかもしれませんが、ちょこちょことピッチで走るような馬でもない」と微妙な表現をされた本馬ですが、果たしてどういうタイプになっていきますかね。
カーッとし易い気性を考えると距離は短めかな?と思われますが、かと言ってハッキリ短距離馬という雰囲気でもなく、同じスワーヴリチャード×Giant's Causewayのエスペシャリーよりパワーもありそうで…。
まあ、現時点では想像するしかないですが、そう言えばエスペシャリーは遺伝子CC型で本馬はCT型なので、単純にマイルを中心に中距離までが主戦場になるタイプ?だと思っておきます(^^ゞ
【ファンタストクラブ在厩のアールグレイ:公式HP(2025/4/18更新)より】
ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、今月もおもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「良く言えばまとまりがある体で変に崩れることなくきていますよ。悪く言えばまだ大きくは代わり映えしない感じでしょうか。ただ、そのような状況でもキビキビと動きは良いですし、ここにきてずいぶんと元気に。カーッとするような面を見始めるなど、火がついてきた印象です。休まず継続的に乗れている点も強みですよね」
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馬体に関して「悪く言えばまだ大きくは代わり映えしない」と言われてしまいましたが、要するに、まだ体重が430kg台に留まっているということなのでしょう。この点に関しては、本格的に暖かくなれば徐々に増えると期待をしていますし、5月生まれのハンデも月日の経過で埋まっていくはずですから、もう少し長い目で見てあげたいと思います。
その一方で、トレ―ニングの継続により「カーッとするような面を見始めるなど火がついてきた印象」と、気持に前向きさが出てきたのは良い傾向だろうと思います。昨年9月に本馬を見た時は、どちらかというとおっとり大人しい印象でしたから、この変化は『競走馬らしさ』という観点でポジティブに捉えたいと思います。
あとは佐久間さんが仰る通り、現時点で「休まず継続的に乗れている」のが何よりの強みです。この血統ですから動きが良いのはある意味当然とも言えますし、このまま順調に調教を積み、成長していけば必ず走ってくれるでしょう(^^ゞ
ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、引き続き、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。3/15の馬体重は432kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「併せ馬で15-16程度をコンスタントに乗れていますよ。馬体重に変化はないものの、厳冬期から解放されて元気の良さが目立つようになってきましたね。まだ小ぶりな馬ですからストライドが大きな走りという表現は相応しくないのかもしれませんが、ちょこちょことピッチで走るようなタイプの馬ではありません」
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馬体重の432kgに関しては、まだもう少し待ってあげたいところ。この一ヶ月で増えていないのは確かですが、ハロン15~16秒を継続する中で維持はできていますし、もともと暖かくなってからの成長を見込んでいた馬ですから。
最近は「厳冬期から解放されて元気の良さが目立つようになってきた」とのことですし、まだ小柄でもバランスの良い馬体には、血統馬らしい雰囲気が出てきていますので、このまま順調に、じっくり乗り込めることの方が重要だと思います。
ちなみに「ストライドが大きな走りという表現は相応しくないが、ちょこちょことピッチで走るようなタイプの馬ではない」ということは、これからどういう馬になっていくかについて無限の可能性があるって意味で良いですかね? いや、そういう主旨のコメントではないかもしれませんが、大体そんな意味なのだろうと勝手に解釈しておきます!(^^ゞ
【ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23:公式HP(2025/3/14更新)より】
◆競走馬名は「アールグレイ : Earl Grey」に正式決定。爽やかな香りでリラックス。“紅茶の種類”からの命名となりました。
ファンタストクラブ在厩のアールグレイは、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。
◇佐久間調教補佐のコメント 「16-15での登坂時も余裕がありますし、小柄ゆえの非力さよりも軽快な印象のほうが上回っている感じ。馬は元気で食べるものを食べてくれており、調教も問題なくこなせていますからね。まず順調に冬を越せそうなのは何よりです。暖かくなってからもうひと回り大きくなれそうな伸びしろもあると思っています」
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まだ430kg台の馬体なので、もう少し大きくなって欲しいのは確かです。でも、佐久間さんが仰るように、5月生まれの本馬には「もうひと回り大きくなれそうな伸びしろもある」と私も思いますし、あまり心配はしていません。
調教においては坂路での15~16秒を継続しつつ、余裕がある軽快な走りを見せているとのことなので、基本的な能力についても心配はないでしょう。期待馬ゆえに、いずれは高いレベルを要求されることになりますが、今の時期は順調にトレーニングを継続することが第一ですし、その点でも満足のいく経過をたどっていると思います。
ということで、佐久間さんのコメント全体を通しての印象ですが、ここまで順調であることと今後の変わり身・将来への期待、その両面において満足しておられる様子が窺えます。馬名も『爽やかな香りでリラックス』のアールグレイに決まりましたので、こちらもあまり先走らずに、ゆったりした気分で成長を見守りたいと思います!(^^)
ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23は、おもに屋内ダートコースで軽め1600~2400m、週1~2回坂路でハロン15~16秒ペースのキャンター1本を乗られています。2月中旬の馬体重は432kgです。
◇佐久間調教補佐のコメント 「体も増やしていきたいものですから、今週の火曜日はあえて坂路には入れずに軽く抜いてあげる形。中間には3F15-15を乗るなど、強弱をつけて順調に乗れていますよ。進めている中でも精神面で落ち着きを保てていますし、あとはひと回り大きくなってくれれば。まだ寒いとは言え、なかには調教時に汗ばむ馬も出始めるなど、少しずつ春が近づいてきています」
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まず、動画・写真を見ると昨年のツアー時とは見違えるほど馬体が良くなっていますよね。頭や首に比べて肩から背中、お尻からトモにかけてのボリュームが勝っているのもイイですし、トモ高なのでサイズアップも期待できそう。馬体重は432kgとこの一ヶ月でそれほど増えていませんが、「あと一回り大きくなれば…」という流れはできていくと思います。
調教に関しては、5月生まれでありながら3F15-15をこなしつつ、精神的に落ち着きを保っているのであれば、きっと全体的に余裕があるということなのでしょう。そのあたりは今後の動向次第になりますが、ある程度まで進めてみて能力の高さが確認できた段階で、成長促進とのバランスを考えていくことになるのかもしれません。
いずれにしても、現状、マイナス要素があまり見当たらないので、これは大事に育てていきたい感じですよね。初年度産駒が活躍をして種付料が爆上がりする前のスワーヴリチャード産駒とは言え、この世代の産駒で随一と言われるほどの血統馬ですし、くれぐれもアクシデントなど無いように、引き続き順調にトレーニングを積んで欲しいと思います。
【ファンタストクラブ在厩のオピュレンス’23:公式HP(2025/2/17更新)より】