@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

Walt Disney World (Orlando)~初日

2006-11-30 23:38:03 | 旅/USA
旅行の後半はいよいよ世界最大のテーマパーク、
本場フロリダ、オーランドにあるWalt Disney Worldへとやって来ました

実はここに来られるなんて、全く考えてもいなかったので
ぎりぎりまで準備を怠っていた私…
いざどこから周ろうか出発2~3日前に調べ始めたら、
なんてなんて巨大で大変なことなんでしょう!と急に慌てて、
結局出発の夜中まで手のかかったシロモノです。
イヤイヤ…ここを「ちょいと寄るつもりで…」と考えた私が間違っていましたね

申し込みから相談まで乗ってもらった「ミッキーネット」さんにはつくづく感謝。
なんせ現地にデスクがあるのでフリーダイヤルでいろいろ聞けて本当に助かりました
そして、最初に相談にのってくれたF友Iさま本当にありがとう~
自分なりにはベストを尽くせたと思い、大満足の初WDWでしたっ!

さて、ここはサラッと旅行記を…と思ったら、
意外と写真がたくさん撮れていたので、ディズニーにご興味ある方はどうぞ
最後までお付き合いくださいませ~

20日(月)の午後オーランドに到着。
空港からマジカル・エキスプレス(無料シャトルバス)を利用し、
パーク内にある宿泊ホテルへ。

3泊お世話になったホテルはこちら
「ポップセンチュリー・リゾート」



うーん、なんて激しいのでしょう!
こちらパーク内にある19のディズニー公認ホテルの中では一番のバリュークラス
(お値段は特にバリューとも感じませんですよ…)
だけど、一番新しく、お部屋も清潔で使いやすく、
ほとんど朝から晩までパークで遊び、寝に帰るだけなら充分満足なホテル。
なんと部屋数5760室もあるというのだからちょっとした大型マンションです。

パークへは翌日から2日間チケットを取ったので、
この日は「ダウンタウン・ディズニー」へ。
日本でいう「イクスピアリ」みたいな感じかしら?
レストラン・ショップ・アミューズメントが複合したエリア。
ホテルからは連絡シャトルバスに乗って移動、30分かかりました
それもそのはず、WDWの敷地は東京都山手線内の1.5倍だというのだから、
一つの県みたいなものですもの…どこへ行くのも遠い・遠い…

訪れてすぐに目にした「LEGO」のショップ前。
小さい頃、姉妹で夢中で遊んだLEGO。懐かしいっ
うーん、元はデンマークの会社なのにナゼにディズニー?とギモンはさて置き…



こーんな"ファミリー&犬"もLEGO製。(注:左側、間は本物)



こちらの"ドラゴン"もLEGO。すごい…。

私の時代より遥かにLEGOは進化を遂げ続けているのねぇ。
現代の子供達は遊び道具が多くて大変だわ!…とナゼか別視線で観察。



遅いランチタイムにシュワちゃん経営の「プラネット・ハリウッド」へ。
このチケット予約時のパックにこちらでのミールクーポンがついていたのです
店内はゴージャスな映画ファンにはたまらない展示物で飾られ、
なんともアメリカーンな雰囲気。
そして出てくる食事も超アメリカーン!(笑)
写真は暗くて撮れませんでしたが、あのお皿で出てくるハンバーガーって、
一体どうやっていただくのが正しいのでしょう…。
で一口大に切っても口に入りきりませんでした

さて、可愛いディズニーショップを物色しながらあっという間に今度はディナータイム。
何故かと言うと、今回チケットと一緒に「ダイニングプラン」なるものもセット。
3泊すれば1人につき3回づつのテーブルサービス・カウンターサービス、
スナックサービスが受けれるというもので、全てホテルのキー、パークチケット、
ミールサービスが一枚のカードに情報が入っており、
そのカード一枚で、食事からショッピングまで出来ちゃうというすごいシステム。

ちなみにホテルcheck in時にクレジットの番号を控えられ、
滞在中のショッピングなどはそのルームキーにつけられるので、
一切現金を持ち歩く必要がない。
それはそれはすごく便利だけど、ちょっと買い過ぎ、食べ過ぎ、紛失が怖い

…なので、1回目のテーブルサービスを使うため選んだのは、
「ウルフギャング・パック・カフェ」
USでは有名なシェフのお店だそうで、ここ以外にも支店はたくさんあるらしく、
スシロールがいただけるとあって、ここに即決!
ちなみにレストラン予約は事前に電話で全て押さえておきました。
サンクスギビングで混み合う時期だし、総合受付で一気に予約できるのでとても便利!
…とはいえ電話してくれたのは夫ですけれど



本日のスペシャルロール。
サーモンとツナの2種。久々に鮮魚をいただき感激
醤油皿がお椀のフタで出てきたのにはさすがにうろたえましたが。



白身のお魚のソテー、レモンバターソース、クスクス添え。
サービスのお兄さんのイチオシだったので、チョイスしてみましたが、
すごいボリューム…うぅーんアメリカーン…大変…



そして、デザート。
お腹一杯なのにこれも全部「ダイニングプラン」の内なので出てくるのです。
ひぃぃ~、ボリューム満点チョコレートケーキ。



こちらも特大キーライムパイ。
…でもどちらも甘いけど、美味しかった
(3分の2残してしまいましたが)

ここへ来ていかにもアメリカンを口にし、この後2日間が恐怖
まだまだWDWツアーは続きます
翌日はいよいよパークへ潜入!!

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New Orleans~2日目

2006-11-29 07:40:20 | 旅/USA
さて旅行記2日目

日曜のフレンチクオーターの朝はなんといっても静か。
みんなサタデーナイトを存分に楽しんで、翌朝はゆっくり起きて、
サンデーブランチを楽しむのがここでの正しい過ごし方なのだそう…。

とはいえ、私たちは観光客。
前日しっかり老舗レストランでのSunday Jazz Brunchを予約しているので、
その前に朝のフレンチクオーターをお散歩することに



ホテルからすぐのロイヤル通り。
ここはアンティークショップやギャラリーが軒を連ね、
アイアンバルコニーの美しい家々が立ち並ぶお洒落な通り。



静かなロイヤル通りを観光客を乗せた馬車が。
たまに出会う住人の皆さんは私たちに「Hello!」と声をかけてくれたり。
他には朝の穏やかな陽光と冬の気配を感じる冷たい空気と…、
ほのかに漂うコーヒーの香り…



うふ。はい、ありました~
中心から少し遠く閑静な住宅街の一角にあるフレンチベーカリー"Croissant D'or"
生粋のニューオリンズっ子に人気だというので、やってきました。



お店に入るとカウンターで行列!
テーブル席も賑わっています。皆さん早起きですねぇ~。
お店の名前であるクロワッサンがある他パン各種、
キッシュ、ケーキなども品揃え豊富。
お店の奥は噴水があるパティオもあって、街の人々の憩いの場のよう。



店内もアンティークなフレンチインテリアでとても素敵。
ここでクロワッサン&カフェオレを。
クロワッサンはちょっと大ぶりだけど美味しく、
久々にちょーっぴりだけフレンチな気分を味わい、今日一日の活力が



お店を出ると隣に見事に鈴なりの木が。
オレンジにしては小ぶりだし、金柑?みかん?
…なーんて眺めていたら、枝の間から顔が
まさに今収穫中だったのですねー!
陽気なお兄さんが「食べてごらん!」って一つ放り投げてくれました。
(写真はカメラを向けたらちゃんとポーズをとってくれ
たぶんこれはルイジアナオレンジ…小さな小さな実はとっても酸っぱくて、
このまま食べるものではないのかしら?と思いつつも、
ニューオリンズの人々の陽気で温かい人柄に触れたような
すごくいい思い出になりました。



ようやく陽も高くなり街が目覚める頃。
こちら前日にやってきた"Cafe du Monde"
街の中心ジャクソン広場から臨むモスグリーンのストライプシェードは、
まさにニューオリンズのランドマーク。
今日もたくさんの人と、ストリートミュージシャンが



そのカフェの建物、実はずーっと長く続いていて市場になっています。
途中、建物は途切れますが、
こちらが200年以上の歴史を持つアメリカ最古の市場"French Market"
(本来)ファーマーズマーケットの他、蚤の市、観光土産などなんでもあり。
ですが、カトリーナ以後農産物のお店が急減したそうで
ほとんど見かけませんでした。

さて、11時に予約したブランチの時間もせまり、
いったんホテルへ戻り、すぐ近くにある1918年創業の老舗レストラン"Arnaud's"へ。
伝統的なクレオール料理が楽しめるお店でもあり、
最も上品で、店内の装飾も見事なアンティークだというのでドキドキ…

Sunday Jazz Brunchとはいいながらも手にしたメニューはディナーさながら!
しっかりコースで朝からカクテルをいただいているお客さんばかり。
前菜だけでも8品くらい、メインに至っては十数種。
その中からプリフィクスでチョイスしてオーダー。
料理名だけでは検討もつかないものばかりで、
一体どんな料理が出てくるのか楽しみ。



前菜:"Shrimp Arnaud's"
お店の名前が付いているこちらのスペシャリテだそう。
マスタードがきいた朱色のソースに小エビが和えてあり、
見た目以上になかなかのボリューム。



お食事中トリオのJazz隊がそれぞれのテーブルを回り、
そこで1曲聴かせてくれる(リクエスト可能)なんとも優雅で贅沢なブランチ!
通りに面したガラス窓もアンティークなシャンデリア、時代を感じさせる梁なども
とてもゴージャスな店内…でもけして敷居の高いイメージはなく居心地いいのは
やっぱりここニューオリンズだからなのでしょうか



前菜の後に小さなグリーンサラダが出て、メインの登場。
こちら何だと思いますか~??

そ・そ・そう…怖いもの知らずのチャレンジャーな私がオーダーしたのは…

"Crawfish"(クロウフィッシュ)…Cray(クレイ)とも綴ることがあるらしいですね。
はぁぁ~、そうです!ザリガニです
ザリガニ…11~7月がシーズンで世界のザリガニの95%がここルイジアナ州で
消費されるというのだから、それはすごい郷土色の強い食材!
…と思い分かっててオーダーしたものの、
こんなにてんこ盛りで出てくるなんてー
一般的には香辛料と一緒にゆでた真っ赤な姿そのまま出てくるおつまみが
有名だそうですが、(それはさすがに無理…
こちらはまだ上品に尾っぽの部分を殻をむき、煮込まれた料理…なのですが、
お味はスパイシーで魚介のリッチなスープで尾っぽもエビとロブスターの
間のような食感があり、まぁ美味しいと思えたのですが、
なんせ尾っぽ、多すぎる~~~~!
何匹食べたなんて想像するだけでも怖いけど、ゆうに100匹超えてるわ…。
もうしばらくザリガニは見たくもない…(そんな機会もないか…)



常に無難チョイスの夫は美味しそうにこちらporkを。
ザリガニスープ、スプーン一杯ご試食…「もっとどうぞ!」と勧めたら
「もういいよ…」だって!えーん
前菜もメインも甲殻類づくしのブランチでございました。

あっ!他にも美味しそうなメインはたくさんあったので、
冒険したくない方でも充分美味しく楽しくいただけるのでご心配なく。
ザリガニも量はともかくお味はなかなかなので試す価値はアリですよん



さて、気を取り直してお楽しみのデセールは…、
ここニューオリンズで生まれたデザート"Bananas Foster"
2人前からのオーダーで、このように目の前でパフォーマンスし、
サービスしてくれる、ちょっとお洒落なあま~い大人のデザート。
調理は至ってシンプル。
銅製のソテーパンにバター、たっぷりのブラウンシュガーと
コニャックをキャラメリゼし、バナナ・シナモンを加え、最後にラムでフランベ。
それをバニラアイスの上に添えて。



このアツアツのバナナキャラメリゼで溶けかかったアイスがまた美味しい~
すっごく甘いんだけど、ブランシュガーのやさしい甘さがなんともいえなくて
ぺろっといただいちゃいました!

お腹がいっぱいになり、向かったのはのんびりお散歩に最適な
山の手住宅街と言われるガーデンディストリクト。
ダウンタウンから本来は市電に乗り、賑やかな商業通り、
ビジネス街を抜けたアップタウンの入り口にある、
ビクトリア様式の優雅で年代ものの家々が立ち並ぶ閑静なエリア。

このアップタウンを走る市電というのが、前出の"セントチャールズ・ストリートカー"



世界最古と知られ、ノスタルジックな姿で旅情誘い人気だった
市電の専用軌道は、今や土と雑草に埋れてしまい、その復旧を待つばかり…。
代行バスが10~30分間隔で運行していますが、
このまま路面電車が廃止になってしまわぬよう遠くから願うばかりです







こちらの家々はそのほとんどが1935年以前のもので、
現在でも普通の住宅として使われているそう。
柱や窓などギリシア復古様式、ドリア式などが用いられた優美な建築。
加えて、美しいアイアンレースのバルコニーと、
手入れの行き届いたバックヤード、玄関飾り、通りまで覆う緑の木々がまばゆく
ただカメラ片手にブラブラお散歩するだけでも楽しい。

この住宅街そばのMagazine St.にはカフェ、レストラン、ショップが
並ぶ、その名の通り100軒以上のお店がある「商店通り」
お散歩に疲れたら近くでカフェをするのもこのエリアの楽しいところだそう。

そんな私たちは駆け足の観光なので、またフレンチクオーターに戻り、
夫の希望でまたまた"Cafe du Monde"で休憩。
う~ん、毎日でも飽きないわ!
買い物をしたり、散々歩き廻ったら心身冷えて2人とも疲れが…
そう、このニューオリンズ、南部と思って余裕に薄着で出掛けたら
とーっても寒かったのです。
特にこの週寒波が来てたのか夕方近くなると寒くてマフラーぐるぐる巻き。。。

ホテルに荷物を置きに戻ったら、そのまま2時間ほど寝てしまい…
急いでお目当てのレストランへ行ったら21:30なのにもう閉店
ガイドには毎日23:00までとあるのに、日曜夜は観光客も少ないせいか早々と。
うぅ…最後にガンボとジャンバラヤで仕上げるつもりが、
思わぬハプニング、仕方なくその辺で開いているお店へ。



こちらももう閉店間際、あるものでオーダーすることに。
手前は"Catfish"のフライ。
これも南部料理名物ですがNCでも食べられるヒゲのあるナマズ。
日本では飛騨名物で知られているお刺身でいただく「河ふぐ」。
この「河ふぐ」ってアメリカナマズだっていうからどうなんでしょうね…。
お味は淡白な白身ですが、ちょっと泥臭くて微妙

奥は牡蠣フライ。
ニューオリンズの牡蠣は大味だけど臭みがなく大ぶりで有名とのこと。
しかも安い!
本当は生でいただきたいところだけど、過去海外で2回生牡蠣に中った私は
一応避けてフライで。
他にジャンバラヤもなんとかいただけて、
南部料理をしっかり堪能、最後の晩餐となりました

食後、バーボン通りの中心にある"Maison Bourbon"で、
ミントジュレップ片手に素晴らしいトランペット奏者&バンドの
トラディショナルジャズを堪能し、
フレンチクオーター最後の夜を楽しみました



翌朝、8:40にはホテルを出発し空港へ。
その前に近くの"Cafe Beignet"でまたまたクロワッサン&カフェオレを。
エアーチケットの関係上、滞在を延ばしてついでに
WDWで遊んでこようということになり次に飛ぶのはフロリダ・オーランド

最後に…。
初めて見るアメリカ南部の南部らしき街、ニューオリンズ。
目にするもの全てが新鮮で、感動をもらったこの街を後に帰路車中で思うことは、
被害の少ない観光地でも度々カトリーナ被災後の影響を少なからず体感し、
一刻も早く当時の活気が戻ることを願うばかりでした。

このディープサウスならではの文化、音楽、人々の笑顔を取り戻すには、
一人でも多くの人が訪れることも貴重な復興の一助になるということを知り、
アメリカで最初の旅行地に選んだ私でしたが、この旅行記をお読みの皆様が
ニューオリンズに興味を抱いて下さるとこの上なく幸いです


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New Orleans~1日目。

2006-11-27 22:14:41 | 旅/USA
大変ご無沙汰してしまいました~
ようやく旅の疲れも癒え、Thanks giving Holiday weekも日曜で終わり、
月曜からまた変化のない日常に舞い戻ってきました。

さて今頃やっとの旅行記UPです。
(お待たせ致しましたっ!えっ?待ってない?
またまたかなりの長編になりそうですが、
良かったらどうぞしばしお付き合い下さいませ~
今回も旅のお供は…ニューオリンズだけPENTAX K100D 40mmLimitedレンズ。
オーランドWDWではさすがにアトラクションで落っことしたら怖いのでコンデジを。
なので、New Orleans編は写真をたくさんUPしていきたいと思います
(それでも総数約300枚から35枚厳選…ひゃ~

11月18日(土)
朝6時にGreensboroを出発し、車で1時間ほどのところにある
Raleigh-Durham国際空港へ。
今回利用のエアーはSouthwest Airlines。


(このマーク"Aerosmith"みたい…USってこんなの多いわ~)

これまた格安航空会社ということもあって、常にカウンターはどこでも端っこ。
席はもちろん指定なし!
(一応チケットにグループ分けされているので順番に搭乗)
…と言っても欧州でお世話になったRYAN AIR、EASY JET、
VUELINGほどはお安くはない!
今回つくづくUSエアーは高いな~と思ったり…
あっ!でもこちら機内サービスは無料でした(ドリンク&スナックね)

そして、厳重なセキュリティーチェックをパスし搭乗。
途中ちょっとしたトラブルなんかもありましたが…
なんとか無事お昼前にNew Orleansに到着。
ちなみに時差はNCよりマイナス1時間なので、ちょっぴり得した感じ

空港からは乗り合いのシャトルバスを利用し、ダウンタウンへ。
空港からダウンタウンまでの道すがら高速からも
カトリーナの傷跡が未だうかがえました。
90度おじぎしたままの標識たち、崩壊したままの家屋…。
1年以上経つ今もまだまだ復興が追いついていないという現実を
目にしたものの、今まさに街全体が再び国際観光都市として
よみがえろうと力を入れているというフレーズに期待しつつ、
旧市街フレンチクオーターに足を踏み入れることに…。

ダウンタウンで最も華やかで美しい街並みのフレンチクオーターは、
1718年、フランス人が入植して最初に創設された街で
Viuex Carre(ヴ・カレ)とも呼ばれている。
この名の通りきちんと縦横に区画された碁盤の目エリアで、
何気ない街角をゆっくり散歩しながら観光するのに最適なところ
ちなみにこの一帯はミシシッピ川沿いの高台にあり、カトリーナによる浸水被害は
受けておらず、観光都市としては以前と変わらないということでした。

そのフレンチクオーター内、一番の目抜き通りバーボン通りそばのホテルに
荷物を置いてから、まず最初に向かったのは…
メキシコ湾まで約6210kmという距離を滔々と流れてきた父なる大河、
ミシシッピ河へ。
("母"ではなく"父"なのは大地を削り、
  褐色の肌をしたたくましい姿を敬愛し、そう呼ぶらしい)

そう、河といえばお約束のようなクルーズ。
しかし手持ちのガイドではランチクルーズも
バッフェ&ジャズライブ付きとあったのに(14:30…お腹ペコペコ)
今はディナークルーズのみの営業だそう…。
とはいえ、明るいうちが良かったので近くでファストフードをテイクアウトし、
長さ81m、定員1600人という大型蒸気船ナッチェスに乗り込むことに。
 


14:00にカリオペ(蒸気オルガン)による演奏もある。
("聖者が街にやってきた"など5曲ほど)



う~ん「ニューオリンズ来たぞぅ~!」ってかんじ。



船上からダウンタウンのビジネス街を。
旧市街を一歩出れば、政府機関・オフィスビルが群集する新市街なのです。

約2時間の川下り。
冷たい風が頬をなでるも、とても爽やかで穏やかな午後のクルーズ。
私は写真ばかり撮っていましたが、お仕事疲れの夫は…
日々の煩雑と疲労を癒してくれた贅沢な時間だったようです。よかった



リバーサイドを走る"リバーフロント・ストリートカー"
本来ここには赤い市電が走っているようなのですが…。



現在はこちらの車両が。

これは翌日乗車しようと楽しみにしていたフレンチクオーターから
アップタウンへと走る現役の市電としては世界最古といわれている
"セントチャールズ・ストリートカー"の名物市電の車両。
(1922~1924年Bill&Perley Thomas Co.製)
…というのも翌日知ったのですが
現在"セントチャールズ・ストリートカー"は復旧待ち。。。
その話はまた2日目でUPしまーす。

日も暮れかけた頃、再びフレンチクオーターをそぞろ歩き。





美しいアイアンレースで飾られたバルコニー。
旧市街のあちこちでこのスタイルのバルコニーばかりで散歩していても
ため息ばかり、写真を撮っては立ち止まり…。
ここは特に最も美しいといわれている"ミルテンベルガーハウス"
1838年完成の邸宅で、モナコ皇太子と結婚&離婚したAlice Heineの生家だそう。

そして、「まだ間に合う!」と向かったのは…、
ニューオリンズの隠れた(!?)観光名所でもあるブードゥー教のミニ博物館!
なんせ閉館時間が日没とあるから、これまた怪しい…。
南部に信者が多いそうですが、このニューオリンズでは19世紀、
超能力者(Marie Laveau)の出現によって大流行したのだそう。

博物館はホントにミニミニで
4つの小部屋にブードゥーの歴史(?)や儀式の様子など
ユニークで不気味な展示物がところ狭しと陳列。
その昔の過激な儀式、不気味な習慣で"邪教"と弾圧されたこともあるが、
今日その活動はかなり変化し占いなどが中心で、
どうやら市民権を得ているらしい。

こういった不思議ワールドもニューオリンズの魅力のようなので、
オカルト好きな私はしっかりチェックしに
でもフロントのおじさんが熱く「ブードゥーとは!」と語ってくれたりと、
単なるオカルトなイメージから脱却…なかなか楽しく興味深いスポットでした。

さ、そぞろ歩きも疲れたので…
やって来たのは、これこそニューオリンズ名物コーヒースタンド「Cafe du Monde」



もうすっかり日も暮れて、オープンカフェの前ではJazzが聴こえる。
ここで揚げたてのベニエとチコリ入りのカフェオレを注文しなければ
フレンチクオーターへ来たとは言えない…とうたわれているように
たくさんの席数を埋めるいっぱいのお客はみーんなベニエ&カフェオレ



それもそのはず!だってお食事メニューはベニエしかないんだもの。
そしてちょっぴりほろ苦いチコリコーヒーはニューオリンズ名物。
南北戦争中、コーヒー豆が不足したときにチコリを代用したのが始まりだそう。
そのチコリをブレンドしたコーヒーがここでは主流。
カフェインも少なく何杯飲んでも大丈夫
さすがそれを物語るだけあるここニューオリンズは、
コーヒー消費量全米2位だって!
そしてメキシコ湾を経てカリブ、南米から荷揚げされる港は
世界一のコーヒー豆輸入量を誇るというのだから、
珈琲愛飲家の私にはたまらないっ

綿実油でカラっと、外がサクサク中はフワ・モチの揚げたてベニエに
た~っぷりの粉砂糖をかけてほおばり、やさしい味わいのカフェオレをいただく。

はぁぁ~、アメリカに来て初めて一番美味しいものに出会ったよぉ~

とにかく揚げたてをいただくのが最高
これが1皿(3個)で$1.95だったかな…。これまた最高
何度でも食べたい、何度でも行きたい…それくらい!
そしてこちらなんと24時間オープン。
雰囲気はとてもフレンチじゃなくて大衆食堂って感じ…。
そう!オープンカフェの雰囲気でフレンチ・大雑把な接客と雑然とした雰囲気で
市場にあるスペインバルを足して2で割ったような異空間カフェでした。

カフェで一服した後は、
観光案内所でもらった本日のJAZZライブをチェックして、
初日から早くも観光名所Jazz通りであるバーボン通りを外れたディープな界隈、
ローカルに人気で、週末の夜は有名なミュージシャンも出演するという
たくさんのライブハウスが集まるFrenchmen St.に行くことに。
あんまり遅くなるとちょっぴり危険エリア(?)だということなので、
早めの19:00からのライブ、「d.b.a」というバーでジントニック片手に。
ローカルに人気というだけあって、ほとんど皆さん顔馴染みのよう。
いわゆる王道Jazzは観光中心地に集中するようで、
ここではハスキーボイスなVo.とウッドベース、
ギターでしっとり大人のR&Bを楽しみました。

まだまだライブのハシゴですよ~!
フレンチクオーターの夜は長いの(だそう)です
夜中まで賑やかで一番の歓楽街バーボン通りに戻り、
老舗のjazzハウス「Preservaition Hall」へ。



ここが入り口。
この町で生まれた伝統的なニューオリンズジャズを保存する目的でオープン。
建物は1750年築のもので、入り口も見落としそうなほどの小さく古い小屋。
カトリーナ襲来以前はどこのライブハウスも行列が耐えなかったというのだから
それを思えば、沢山いる観光客のようだけど
まだまだ当時の活気には戻っていないのかな…。



ハウス内はいくつかの木のベンチ、半数以上は立ち見。
フード・ドリンク・エアコンなし!
プレーヤーの多くは60~70代のおじいちゃま!
(演奏者の一人に日本人男性が
職人芸のような演奏とともに哀愁帯びる歌声、コミカルな会話、
曲はスタンダードナンバーが多く、ジャズの歴史を体感するような
ここに来たら一度は必ず訪れたい場所だと思いました。

…ここで、お夕飯まだ?ってお思いの皆さま。
そうそう、行きたかったレストランが22時!しか予約が取れず、
(しかも22時閉店なのにOKってどういうこと!?)
すっかり酔いも醒めた頃にやっと本日ゆっくりディナーとなりました

こちら伝統的なクレオール料理にフレンチ感覚を取り入れたという
ヌーベルクレオールレストラン「NOLA」
店内はモダンでお洒落な雰囲気だけどみんなカジュアルな対応で居心地よい

ナパの白で乾杯して、早速USイチ美食の街というご飯をいただきましょう



シーフードガンボスープ(ハーフポーション)
スパイシーでとろりとコクのあるオクラと魚介のスープ。
本場のこれが食べたくてこの街に来たようなものだから嬉しい



スタッフドチキン
足部分はちゃんとチキンの骨…
でも丸い部分には春巻きと餃子の具のようなものが詰めてあるの!
ソースもアジアンなお味で、聞けばシェフの一人がアジアンだそう。
やっぱりね~。
変わった味だけど、ほっと落ち着ける美味しいチキンでした。



ガーリックトーストをオーダーしたのだけど、オーダーミスできたのがこちら。
何でもここのお店がウリにしている薪釜で焼いたピッツァ…オーダーミスで正解
パリパリの芳ばしい生地にモッツァレラ、チェリートマト、バジル、
バルサミコにでマリネした黒オリーブの具がすっごく美味!



そしてメイン…Sauteed Shrimpなんだけどこれでハーフ。
スパイシーで美味しいんだけど、もうお腹いっぱーい

楽しみにしていたデザートを断念し、お店を出たのは0時前。
土曜の夜、これからがまさに音楽とお酒に酔いしれる歓楽街バーボン通りで
賑わう人々を横目に、私たちは明日の観光に控え早々に(?)
ホテルへと帰りました…まだまだ旅行記は続く

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鮭のエスカベッシュ。

2006-11-18 01:18:03 | うちごはん


"エスカベッシュ"なーんて、書いちゃったけど、ハイ…南蛮漬けです
気持ちはエスカベッシュだったんだけど、
マリネ液は米酢とだし汁で割っているので
完全に和なお味の南蛮漬けになってしまった。
白ワインとワインビネガーを早くストックしておかなければ…。

この合わせマリネ液(他に醤油少し・砂糖・塩・タカの爪など入れて)を
煮切っておき、(煮切ることで酸味がまろやかになりで旨味が
冷蔵庫の残り野菜:パプリカ・にんじん・玉ねぎを薄く細くスライスしたものを
オリーブオイルでさっと炒めて液に漬け、
(生のままよりちょっと炒める方がコクが
でもシャキシャキ感を残したいのでほんとにサッと)
で、鮭を一口大に切ったものに塩コショウして片栗粉or小麦粉まぶしてカラッと
揚げたものを熱いうちに漬けちゃえばあとは自然に冷めていくうちに味が浸みて
勝手に美味しくなってくれました
ちょっとボリューム出すためと残っていたのでブラウンマッシュルームも半分に
切り揚げて漬けたらこれが意外と良い…。
(これがまた、パックに入ってる量が半端じゃなく多くていつでも登場…)
日本だったらエリンギや美味しいきのこが沢山あるから何を入れてもいいわぁ

奥は鶏だんごと春雨の中華スープ。
鶏ミンチもなんでも量が多いので2回に分けていろんなお料理ができるので
有難いのか、消費する為に頭悩ませているのかどっちなんでしょ…。
でも、鶏ミンチはヘルシーだし美味しいから好き~

さて、このサーモン。またまた駐在奥様Mさまからのいただきもの
なかなかスーパーでもお魚に手を出せずにいたので、
こうしてお分けいただき味見させてもらえるのはとても嬉しい…。
こちらで売っている魚介類、ショーケースに入っている
お魚達はみんな半身の解体後。
解凍され、何度も出し入れしているうちに傷んだと思われるご様子で、
白身魚は明らかに色が変…
でも、サーモンは別格でした。
さすがUSといえばサーモン。(え?違う?そんなイメージなの)
種類は豊富だし、他の魚と違って色艶も良いし。
これならフィレで購入しても(ってかポーション大き過ぎるのよ)
切り身にして塩ふって冷凍しておけば、お弁当のおかずにもできそう
さっ!これで冷蔵庫もほとんど片付いたし気持ち良く旅に出れそう。

明日から5泊6日南部を食べ歩いてまいりまーす
今まで特に関心の無かったUSだけど、
ただ一つ興味があったのがニューオリンズ。
食文化のないと言っていいUSだけど、ここだけは違う。
メキシコ湾に面し様々な食材・スパイスが荷揚げされ、
かつてフランス・スペインの植民地であったことの影響から
いろんな文化が融合し、独自の食文化を作り上げたエキゾチックな街。
ジャズが至るところで流れ、オープンカフェからはベニエとカフェオレの香り。
旅情を誘うミシシッピ川からは外輪船の汽笛の音…。
ただ、昨年のカトリーナの悲劇からまだまだ復興が追いついておらず
悲しい現実が残るのも事実で…。
そんなニューオリンズの街をしっかり見て来たいと思います。

残り半分はフロリダ・オーランドに立ち寄り、記念なので
本場のネズミに会いに行ってまいります

また帰ったら旅行記UPしますので、A tres bientot!!

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豚と大根のピリカラ煮込み。

2006-11-17 00:05:20 | うちごはん


先日Farmers Marketでgetしたキレイなお大根を何にするかまた悩んでました。
3分の1はためしにお味噌汁の具にしたらすごく美味しかったので、
残りは煮込みでも…と思っていたら、
ちょうど冷凍庫に豚肩ロースの骨付きブロック、
冷蔵庫には夫が日本から持ってきた豆板醤とオイスターソースが

…というわけで昨晩のおかずは「豚と大根のピリカラ煮込み」

また豚肉の話だけど…(そんな重要って?…イヤ、死活問題並に重要なの…)
前出の豚バラ薄切りはアジアンマーケットで手に入ります。
そして今回のように美味しそーなサシの入った肩ロースなどは"WALMART"で
毎日曜の夕方に美味しそうな豚肉を求め、WALMARTの豚肉コーナーで
ものっすっごく真剣に品定めしていたら、私の背後に人の気配が…。

なんと2週続けて同じアジア系の男性が、
私の品定めが終わるのを待っていたのでした。
そして、同じものをお買い上げに…。
やっぱりアジアンはサシ好きなのかしら~。
欧米人は脂の少ない赤身肉を好むようで、
牛も豚も脂身が多いのは人気がないのに…
ちょっぴり親近感を抱きつつも、今後も闘いに負けぬようにせねば!うふ。

そして副菜にさっぱりしたものが欲しかったのですが、
冷蔵庫に残っているズッキーニとブラウンマッシュルームで
和風にできないかしら?(しかも5分くらいで出来上がるもの!と考えること1分)
…で、ズッキーニを細切り・マッシュルームを薄切りしたものに
オリーブオイル少量を絡めてレンジで1分半チン。
お皿に盛って、上から刻み海苔をたっぷりかけてポン酢をかけてみたら…、
すごくさっぱりヘルシー、海苔がまた美味しいねぇ…
(イヤ海苔だけじゃありませんよ)
ホント!ホント!かなり新発見です。

えへへ…なんでこんな無理をするかと申しますと…、
来週11月23日"Thanksgiving Day"がありオフィスが1週間お休みなので、
それぞれお国に帰る方、US国内、近隣諸国を旅行される方といろいろ。
私たちは今週土曜から5泊6日でニューオリンズ&フロリダに行くことに
それもあり、冷蔵庫は空っぽにして行きたいな、と。

でも、こういうときにこそ新しい発見があるのかしら?
ココへ来て平日自由に買い物も行けないので、まとめ買い術も上達してきて
やりくり上手になれそうな予感がしてきました…。
ある意味修行の旅!?うぅっ!

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