@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

New Orleans~1日目。

2006-11-27 22:14:41 | 旅/USA
大変ご無沙汰してしまいました~
ようやく旅の疲れも癒え、Thanks giving Holiday weekも日曜で終わり、
月曜からまた変化のない日常に舞い戻ってきました。

さて今頃やっとの旅行記UPです。
(お待たせ致しましたっ!えっ?待ってない?
またまたかなりの長編になりそうですが、
良かったらどうぞしばしお付き合い下さいませ~
今回も旅のお供は…ニューオリンズだけPENTAX K100D 40mmLimitedレンズ。
オーランドWDWではさすがにアトラクションで落っことしたら怖いのでコンデジを。
なので、New Orleans編は写真をたくさんUPしていきたいと思います
(それでも総数約300枚から35枚厳選…ひゃ~

11月18日(土)
朝6時にGreensboroを出発し、車で1時間ほどのところにある
Raleigh-Durham国際空港へ。
今回利用のエアーはSouthwest Airlines。


(このマーク"Aerosmith"みたい…USってこんなの多いわ~)

これまた格安航空会社ということもあって、常にカウンターはどこでも端っこ。
席はもちろん指定なし!
(一応チケットにグループ分けされているので順番に搭乗)
…と言っても欧州でお世話になったRYAN AIR、EASY JET、
VUELINGほどはお安くはない!
今回つくづくUSエアーは高いな~と思ったり…
あっ!でもこちら機内サービスは無料でした(ドリンク&スナックね)

そして、厳重なセキュリティーチェックをパスし搭乗。
途中ちょっとしたトラブルなんかもありましたが…
なんとか無事お昼前にNew Orleansに到着。
ちなみに時差はNCよりマイナス1時間なので、ちょっぴり得した感じ

空港からは乗り合いのシャトルバスを利用し、ダウンタウンへ。
空港からダウンタウンまでの道すがら高速からも
カトリーナの傷跡が未だうかがえました。
90度おじぎしたままの標識たち、崩壊したままの家屋…。
1年以上経つ今もまだまだ復興が追いついていないという現実を
目にしたものの、今まさに街全体が再び国際観光都市として
よみがえろうと力を入れているというフレーズに期待しつつ、
旧市街フレンチクオーターに足を踏み入れることに…。

ダウンタウンで最も華やかで美しい街並みのフレンチクオーターは、
1718年、フランス人が入植して最初に創設された街で
Viuex Carre(ヴ・カレ)とも呼ばれている。
この名の通りきちんと縦横に区画された碁盤の目エリアで、
何気ない街角をゆっくり散歩しながら観光するのに最適なところ
ちなみにこの一帯はミシシッピ川沿いの高台にあり、カトリーナによる浸水被害は
受けておらず、観光都市としては以前と変わらないということでした。

そのフレンチクオーター内、一番の目抜き通りバーボン通りそばのホテルに
荷物を置いてから、まず最初に向かったのは…
メキシコ湾まで約6210kmという距離を滔々と流れてきた父なる大河、
ミシシッピ河へ。
("母"ではなく"父"なのは大地を削り、
  褐色の肌をしたたくましい姿を敬愛し、そう呼ぶらしい)

そう、河といえばお約束のようなクルーズ。
しかし手持ちのガイドではランチクルーズも
バッフェ&ジャズライブ付きとあったのに(14:30…お腹ペコペコ)
今はディナークルーズのみの営業だそう…。
とはいえ、明るいうちが良かったので近くでファストフードをテイクアウトし、
長さ81m、定員1600人という大型蒸気船ナッチェスに乗り込むことに。
 


14:00にカリオペ(蒸気オルガン)による演奏もある。
("聖者が街にやってきた"など5曲ほど)



う~ん「ニューオリンズ来たぞぅ~!」ってかんじ。



船上からダウンタウンのビジネス街を。
旧市街を一歩出れば、政府機関・オフィスビルが群集する新市街なのです。

約2時間の川下り。
冷たい風が頬をなでるも、とても爽やかで穏やかな午後のクルーズ。
私は写真ばかり撮っていましたが、お仕事疲れの夫は…
日々の煩雑と疲労を癒してくれた贅沢な時間だったようです。よかった



リバーサイドを走る"リバーフロント・ストリートカー"
本来ここには赤い市電が走っているようなのですが…。



現在はこちらの車両が。

これは翌日乗車しようと楽しみにしていたフレンチクオーターから
アップタウンへと走る現役の市電としては世界最古といわれている
"セントチャールズ・ストリートカー"の名物市電の車両。
(1922~1924年Bill&Perley Thomas Co.製)
…というのも翌日知ったのですが
現在"セントチャールズ・ストリートカー"は復旧待ち。。。
その話はまた2日目でUPしまーす。

日も暮れかけた頃、再びフレンチクオーターをそぞろ歩き。





美しいアイアンレースで飾られたバルコニー。
旧市街のあちこちでこのスタイルのバルコニーばかりで散歩していても
ため息ばかり、写真を撮っては立ち止まり…。
ここは特に最も美しいといわれている"ミルテンベルガーハウス"
1838年完成の邸宅で、モナコ皇太子と結婚&離婚したAlice Heineの生家だそう。

そして、「まだ間に合う!」と向かったのは…、
ニューオリンズの隠れた(!?)観光名所でもあるブードゥー教のミニ博物館!
なんせ閉館時間が日没とあるから、これまた怪しい…。
南部に信者が多いそうですが、このニューオリンズでは19世紀、
超能力者(Marie Laveau)の出現によって大流行したのだそう。

博物館はホントにミニミニで
4つの小部屋にブードゥーの歴史(?)や儀式の様子など
ユニークで不気味な展示物がところ狭しと陳列。
その昔の過激な儀式、不気味な習慣で"邪教"と弾圧されたこともあるが、
今日その活動はかなり変化し占いなどが中心で、
どうやら市民権を得ているらしい。

こういった不思議ワールドもニューオリンズの魅力のようなので、
オカルト好きな私はしっかりチェックしに
でもフロントのおじさんが熱く「ブードゥーとは!」と語ってくれたりと、
単なるオカルトなイメージから脱却…なかなか楽しく興味深いスポットでした。

さ、そぞろ歩きも疲れたので…
やって来たのは、これこそニューオリンズ名物コーヒースタンド「Cafe du Monde」



もうすっかり日も暮れて、オープンカフェの前ではJazzが聴こえる。
ここで揚げたてのベニエとチコリ入りのカフェオレを注文しなければ
フレンチクオーターへ来たとは言えない…とうたわれているように
たくさんの席数を埋めるいっぱいのお客はみーんなベニエ&カフェオレ



それもそのはず!だってお食事メニューはベニエしかないんだもの。
そしてちょっぴりほろ苦いチコリコーヒーはニューオリンズ名物。
南北戦争中、コーヒー豆が不足したときにチコリを代用したのが始まりだそう。
そのチコリをブレンドしたコーヒーがここでは主流。
カフェインも少なく何杯飲んでも大丈夫
さすがそれを物語るだけあるここニューオリンズは、
コーヒー消費量全米2位だって!
そしてメキシコ湾を経てカリブ、南米から荷揚げされる港は
世界一のコーヒー豆輸入量を誇るというのだから、
珈琲愛飲家の私にはたまらないっ

綿実油でカラっと、外がサクサク中はフワ・モチの揚げたてベニエに
た~っぷりの粉砂糖をかけてほおばり、やさしい味わいのカフェオレをいただく。

はぁぁ~、アメリカに来て初めて一番美味しいものに出会ったよぉ~

とにかく揚げたてをいただくのが最高
これが1皿(3個)で$1.95だったかな…。これまた最高
何度でも食べたい、何度でも行きたい…それくらい!
そしてこちらなんと24時間オープン。
雰囲気はとてもフレンチじゃなくて大衆食堂って感じ…。
そう!オープンカフェの雰囲気でフレンチ・大雑把な接客と雑然とした雰囲気で
市場にあるスペインバルを足して2で割ったような異空間カフェでした。

カフェで一服した後は、
観光案内所でもらった本日のJAZZライブをチェックして、
初日から早くも観光名所Jazz通りであるバーボン通りを外れたディープな界隈、
ローカルに人気で、週末の夜は有名なミュージシャンも出演するという
たくさんのライブハウスが集まるFrenchmen St.に行くことに。
あんまり遅くなるとちょっぴり危険エリア(?)だということなので、
早めの19:00からのライブ、「d.b.a」というバーでジントニック片手に。
ローカルに人気というだけあって、ほとんど皆さん顔馴染みのよう。
いわゆる王道Jazzは観光中心地に集中するようで、
ここではハスキーボイスなVo.とウッドベース、
ギターでしっとり大人のR&Bを楽しみました。

まだまだライブのハシゴですよ~!
フレンチクオーターの夜は長いの(だそう)です
夜中まで賑やかで一番の歓楽街バーボン通りに戻り、
老舗のjazzハウス「Preservaition Hall」へ。



ここが入り口。
この町で生まれた伝統的なニューオリンズジャズを保存する目的でオープン。
建物は1750年築のもので、入り口も見落としそうなほどの小さく古い小屋。
カトリーナ襲来以前はどこのライブハウスも行列が耐えなかったというのだから
それを思えば、沢山いる観光客のようだけど
まだまだ当時の活気には戻っていないのかな…。



ハウス内はいくつかの木のベンチ、半数以上は立ち見。
フード・ドリンク・エアコンなし!
プレーヤーの多くは60~70代のおじいちゃま!
(演奏者の一人に日本人男性が
職人芸のような演奏とともに哀愁帯びる歌声、コミカルな会話、
曲はスタンダードナンバーが多く、ジャズの歴史を体感するような
ここに来たら一度は必ず訪れたい場所だと思いました。

…ここで、お夕飯まだ?ってお思いの皆さま。
そうそう、行きたかったレストランが22時!しか予約が取れず、
(しかも22時閉店なのにOKってどういうこと!?)
すっかり酔いも醒めた頃にやっと本日ゆっくりディナーとなりました

こちら伝統的なクレオール料理にフレンチ感覚を取り入れたという
ヌーベルクレオールレストラン「NOLA」
店内はモダンでお洒落な雰囲気だけどみんなカジュアルな対応で居心地よい

ナパの白で乾杯して、早速USイチ美食の街というご飯をいただきましょう



シーフードガンボスープ(ハーフポーション)
スパイシーでとろりとコクのあるオクラと魚介のスープ。
本場のこれが食べたくてこの街に来たようなものだから嬉しい



スタッフドチキン
足部分はちゃんとチキンの骨…
でも丸い部分には春巻きと餃子の具のようなものが詰めてあるの!
ソースもアジアンなお味で、聞けばシェフの一人がアジアンだそう。
やっぱりね~。
変わった味だけど、ほっと落ち着ける美味しいチキンでした。



ガーリックトーストをオーダーしたのだけど、オーダーミスできたのがこちら。
何でもここのお店がウリにしている薪釜で焼いたピッツァ…オーダーミスで正解
パリパリの芳ばしい生地にモッツァレラ、チェリートマト、バジル、
バルサミコにでマリネした黒オリーブの具がすっごく美味!



そしてメイン…Sauteed Shrimpなんだけどこれでハーフ。
スパイシーで美味しいんだけど、もうお腹いっぱーい

楽しみにしていたデザートを断念し、お店を出たのは0時前。
土曜の夜、これからがまさに音楽とお酒に酔いしれる歓楽街バーボン通りで
賑わう人々を横目に、私たちは明日の観光に控え早々に(?)
ホテルへと帰りました…まだまだ旅行記は続く

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