@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

恐るべし!RYANAIR!

2005-11-02 03:03:31 | 生活/Paris2005
パリ滞在記の続き…を書かなければ!
と最近あまりにもさぼりがちでなかなかUP出来ず、ごめんなさい~。

さてさて、翌日月曜から夫の同僚の奥様mizuさんも合流して、
2度目のSalon du Chocolatに行ったり、
私の買い物に付き合ってもらい、MORA(製菓道具店)・Le Bon Marcheなどなど。
マレのMRIAGE FRERESでランチしたり、
irimaiちゃんと合流して、ピアノミニコンサートに行ったり、
Montorgueil通りの歴史的建造物カフェでまったり…。

mizuさんは初パリだったのにも関わらず、
私の目的に合わせてもらったために、かなりDeepな裏パリばかり
お連れしちゃいました。
エッフェルからの眺めは次回だんな様と一緒にいらしたときの為に…ね。

木曜日には彼女も一足先にバルセロナに帰ってしまい、
私はその夜irimaiちゃんのおうちにお泊り~。
実は私…、大学時代も一人暮らしの友人ってほとんどいなかったので、
あんまり一人暮らしの子の家には泊まったことがないのよねー…
というわけで、ワクワク(死語?)
2晩続けて若者の街Bastilleに行ったり、
(バスク料理レストランはある意味楽しかった~)
サン・ルイ島のアイスを食べながら、マレ散策&カフェして、
レ・アル周辺でjazzやってないか探したり、
夜のPont St-Louisから見たパリの夜景忘れられない…
彼女のおかげでかなり若返った(!?)気分で二度目の滞在を
楽しく過ごすことが出来ました~。

そして週末土曜の朝、夫がスペイン・ジローナ発の夜行バス(!)
に乗って12時間…M3番線の終着駅「Gallieni」に到着するというので、
これまた行ったことのないところに迎えに。
夜行バスとな…一体どういうもの?
と恐々その駅に降り立ってみると、駅に直結して、各近隣国に出入りする
夜行バス「ユーロバス」のインターナショナルターミナルがあったのです。
ベンチで心細く待っていると、「バルセロナ便到着~」アナウンスがあったので、
表に出て、降りてくる人々を眺めてても一向に夫の姿は無い!
噂によると、少しでも休憩時間に遅れたりすると容赦なく置いて出発してしまう、
という話を思い出し、青くなって、慌てて運転手さんに、
「日本人乗ってなかった?」(仏語)と聞くと、
「ああー、もう一台後で来るから待って」(西語)とな。
ちなみに私はさっぱり西語は理解できないのになぜか通じ合うのね、こういう時って。
それから待つこと1時間…。予定時間より1時間以上も遅れて…。
さっきの運転手さんが私のところまでやって来て、ご親切に、
「アレにきっと乗ってるよ!」ってパチっ!(欧人特有のウィンクね)
お迎えの人々と乗ってきたスペイン人が激しく再会のハグしてる間から、
夫の姿も見え、ほっと一安心…。
「いやぁー、バスはかなりキツイよ」
そりゃ、そうだ。お疲れ様…。

バスでもう一人、珍しい日本人のパッカー君と一緒だったので、
彼の旅話を聞きながらメトロに乗った。
もう3ヶ月もアジア・ヨーロッパを周遊しているそう。
各旅先でサッカーを楽しみながら、自由気ままな旅…。
もちろん危険な目にも遭ったりとそれは大変なことも多いけど、
彼の表情がとてもイキイキしてたので、なんだか羨ましく、
来年は私たちもパッカーデビューしちゃう?なんて話したり。
でも、なんと彼の今夜の宿は15ユーロのユース!うぅ~ん、ツワモノ!

さて、その夜は去る結婚記念日(10/20)を二人ゆっくり過ごせていなかったので
「Aux Lyonnais」を予約しておりました。
これまたアラン・デュカスプロデュースのビストロなんですが、
気取らず、誰でも入れる雰囲気がなんともいい。
建物も古く、往年のビストロという感じ。
メニューも一流レストランと違って、シンプル!

前菜に、夫は子豚とフォワグラのリエット…なんと瓶ごと!
私はセップ茸のポタージュ…目の前で注いでくれる!
をチョイスして、すでにここでお腹いっぱい。。。
メインは、「Quenelles et ecrevisses」(直訳すりみ&ザリガニ!)
「Foie de Veau」(直訳牛レバー!)
今思えばなんちゅーチョイスでしょう…。
もちろん量が多すぎて完食できず…。
あの~、ビストロはほんとに要注意ですね。
細々出てくるフレンチコースと違って、
カルトの一つ一つのポーションがでか過ぎる…。改めて選択ミスを反省。
でもでも、お味は最高に美味しゅうございましたのよ。
行くご予定のある方はぜひぜひシェアして召し上がることをお勧めします。

そんな私、お料理とワインと雰囲気にすっかり酔っ払い、
眠くなってると、ギャルソンが「カフェはお二階のラウンジでどうぞ」と。
場所を移して、二階の素敵なアンティークのゆったりソファーで、
すっかりくつろいでカフェを…いや、ぐったり…か。
そこへ、先ほど近くの席で一人食事していた男性も上がってきて、
今度は棚に並べてある超高級そうなブランデーを品定め。
「これ~」と指差し、ギャルソンからサーブされると、
なんとも幸せそうにグラスをまわし、香りを楽しみ、少しづつ召し上がる。
その後、立ち上がってグラスのお水を一気呑みして、さらに飲みかけ(?)のワイン
ボトルを手にしてルンルンで帰って行ったのです。
う~ん、不思議。いろんな楽しみ方があるのねぇ~。
もしかしたら著名な美食家なのかしら。

そんな楽しかったパリステイもあっという間に日曜日、バルセロナに
帰らなくてはいけません…
今回帰りのフライトは、easyJetよりさらに格安というかマイナーなRYANAIR!
主要空港は一切就航してないような格安エアライン。
パリにおいてはガイドブックにも乗っていない超マイナー空港「Beauvais」
からスペインは「Girona」行き。
まずは、その「Beauvais」とやらにたどり着かなければならぬ。
ネットで検索して、どうやら空港行きのバスが「Porte Maillot」から、
出てるらしい…。(こっからですよ~先が思いやられるでしょう)

そのバスの仕組みは、それぞれのフライト便の3時間前にその便の搭乗客を乗せて
いくものらしく、それ以上詳しいことは分からない…。
かなりの不安を抱えながらも4時間前にその集合場所に行ってみると、
すでに7時近く、暗くなってるのに、外灯もなく、だだっ広い場所に
ワラワラとたくさんのラテンなノリの外人が小荷物持ってウロウロ…。
そこへ観光バスタイプの大きなバスが来ては、ドドーッと乗り込み出発して行く。
もちろん何の表示も係員も見当たらない…。

しばらく様子を眺めていると、一人の男性がB4サイズくらいの厚紙を持って
行ったり来たりしている姿が見えたので、聞いてみることに。
するともう30分くらいしたらこの辺りにバルセロナ便のバスが来るから、と。
どうやらこの普通の私服のおにーさんがここ全てを仕切ってる唯一の係員のようだ。
そして、バスが来るとそのB4サイズの厚紙には便名と行き先が書いてあって
それをバスのフロントに置くというなんとも原始的なシステムだったのです。

その後、待てど暮らせどバスは来ないし、ここで待ってと言われても
フライトの時間も迫ってくるし、周りにいるスペイン人たちもソワソワ。
Beauvaisまで1時間以上かかるらしいし、みんなバスに座りたいから、
行列作りたいけど、どこに並んでいいかも分からない…。

そこへバスが1台。きっと時間的にもアレに違いない!と
指定された場所とは全く違うところに停まったけれど、
とりあえず追いかけて、おにーさんの聞いてみる。(こういうことだけは早いのよね)
「んにゃ、これはローマ行き」
エーッ!だってもう時間だよ~。と怪しく思ったので、
しつこくそのおにーさんの後ろにぴったりくっついていること、ほんの数分後。
いきなり気が変わったのか、「やっぱりコレ、バルセロナ!」って、
ローマ行きの札外して、バルセロナの札を置くじゃないの!
ほんとアテにならないこの国。一体どうなってんの?
と、思いながらも一番ノリ!無事席も確保した。

約1時間、フライト2時間前ギリギリにBeauvais空港に到着。
これまた一番乗りでカウンターにチェックインするんだけど、
へ?こんだけ?ってくらいたったの1列のみで数箇所のカウンターがあり、
すぐ横に出国ロビー?いや、出国口が見える…。
初めて見た。こんな空港。日本でも行ったことが無い。

そして、お席はというと、はい、もちろん自由席~♪
ちゃんとチケットに「FREE」って書いてある!
すごいすごい、これがRYANAIRなのね~。
預け荷物は15kg。手荷物は10kgまで。どっちもしっかり計量されました!

ボーイングタイムは、普通と違って1時間前とある。
不思議に思い、出国口手前のレストランで軽く食事を取って早めに入ってみると、
もう、すぐ!入ってほんとすぐにいきなり床が木の板でできた搭乗口が!
なんのための1時間前か意味も分からず、ほとんどイスがない木の床のロビー(?)
で待つのだが…、「gate2」って書いてあるけどgate、A・B・Cなんだよね~。
もー!どうなってんの~?ともう怒る気力も無く、諦めて多分2だからBだね、
くらいの気持ちで待つことに。

すると、Bgate(っていうかただのドアー)の手前の小さなテレビモニターに、
「ROMA」って出た。
どどーっと人々が駆け寄った。そう、だって自由席だからみんな必死なの。
我先にと…。しかしすぐにそのモニターから「ROMA」の文字が消える。
なんのデマか今度はAgateの方へその一部がどどーっと民族大移動。
ひ・ひぇー、ナニ?この秩序の無さ。怖すぎ…。
結局ローマ行きはBで治まり、行ったり来たりぎゃーぎゃー賑やかな
イタリア人たちは去って行った。

今度は私達の番。もうそのgate決定もイチかバチかの賭博状態…。
ドキドキしながらBに並んでると、アナウンスでAと。
はぁ~、やっぱり。外した、ともう完全にやる気を失い、どうでも良くなって
別に最後に乗ってもいいや…と空いてる後ろのイスに腰掛けた数十分後、
またさらにアナウンスで今度はBとな!!
いち早くその変更を聞き漏らさなかった私は真っ先にBに並んだのでした
(一番後ろのイスに座ってたのですぐ移動できただけなんですが…ラッキー♪)
もちろん必死に並んでいたほかの人々から、様々なブーイングが狭い部屋に響く。
なんだか不思議な連帯感…。
たった100人くらいの乗客…。
もちろん他に日本人なんて一人も居ないし…。
このエアライン、無事着陸したら拍手が起こるって有名だし…。
もしこの便、飛行機事故が起きたらならば、私達運命共同体なんだわ…。

などとぐるぐる考え、妙な仲間意識が芽生え始めたのでした。
さらにフライト時間が過ぎ、アナウンスが聞こえた。
どうやら飛行機の停車(っていうの?)が遅れてるのでもうしばらくお待ちを。
というものだったんだけど、同時にものすごいブーイングが鳴り、
またそれと同時にアナウンスが笑い出す
えぇー?笑うんかい~とびっくりして前方を見ると、
あ、そこでマイク使ってアナウンスしてたのね…なんか学園祭みたいなノリ。

もう、完全に通常のフライトを想定するのは諦めて、
何が起きてももうびっくりしないぞ。と心に決める…。
フライト時間を15分くらい過ぎてようやくチケットが切られ、
ドアーの向こうへ出ると…、
はぁぁーやっぱり…はるか向こうに見えるヒコーキまで、みんな走ってる…。
もういいじゃん、走んなくても。
金網付近で見張ってる警備員と麻薬犬に睨まれながら
(別に睨まれてないのにそう感じる)
貴重な体験してるな~とつくづく実感しながらトボトボ歩いて、
タラップを上がり、無事窓側のお席も確保。
後から後からワイワイぎゅうぎゅう、無事運命共同体が全員搭乗し終わった。
 
さて、恒例(らしい)の救命救急道具の使用例の生デモストレーションを見ていざ出発~!
ママ~、落ちたらごめんねー
えっと、あともう一つインフォメ。
ちなみにお飲み物は有料でございます…当然!(私なんかメニューさえもらえなかった)

約2時間足らずのフライト、目を覚ましたら天国かも…と、
着陸時の地響きではっと目が覚めたら、そこはもうバルセロナの少し北に
位置するマイナーなGirona空港の地上でした。
みんな深夜近い時間のせいか、さっきの疲れか拍手もさほど起こらずちょっとがっかり。
みんな預け荷物もないのか、空港に着いたらあっという間に散って行った。
さよなら~運命共同体。生きてて良かった~。

ワタクシ達もそこからタクシーに乗り、Granollersの街まで約1時間。
やっと居住ホテルに到着。
今回のパリステイ、いろんな意味で中身の濃~い滞在だったなぁ。ほっ

そしてこんな長文最後まで読んでくださった方々
…っていらっしゃるかしら?
次回からはもっとコマメにUPしますぅ…。

PARIS再び~SALON DU CHOCOLAT

2005-11-01 05:31:27 | 生活/Paris2005
入り口  職人技  モンディアン 様々なショコラティエール  お野菜なショコラ  かわいい!  デモンストレーションも

年に1度の世界最大のチョコレート博覧会!
そう、あの「Salon du Chocolat」に潜入すべく約1週間パリに
舞い戻ってきました~!!

というのも、口実なんだけど…
バルセロナ行きのAFのチケットを取ったとき、
Paris~Barcelona片道より往復のほうが安く、
だったら、もう1度パリに行って次は片道の激安エアラインで
帰ればいいやーという軽い気持ちで、この催しに合わせて航空券取っちゃった!
…という経緯なのでございます。

夫もやっと来たと思ったら、2週間でパリに戻るとは…
諦め半分「いってらしゃ~い」と。
でも、次の週末夫もパリに来ることになり、次の日曜日、
一緒に帰西することに決定しました。

さて、出発は22日の土曜日15時45分のフライト。
実はこの日の宿も決めておらず、
出る直前に、前滞在していたアパート(5区)の近所のユースに電話で予約。
ここに友達が長く滞在してたので、受付のお姉さんとも顔見知りだったので、
すんなりOK。「待ってるわー!」と。
うぅん、初ユース。。。
かなりドキドキだけど、ここはめずらしくシングルがあるので、
そこが空いてくれてるよう願いつつ…

20時過ぎ、無事ユースに到着。
運良くシングルも空いてて、2晩お願いした。
そして、荷物を置いて(当然階段!5階まで…実質6階)
月曜から4日間、夫の同僚の奥様…
(偶然同い年!2週間前スペインで挙式されたのでございます!)
が急遽、一緒にパリ滞在を、ということになったので、
彼女とツインで泊まれる近所のホテルを探しに…。

これまたパリは今ものすごく観光客が多いらしく、
近所にたくさんホテルがあるのですが、どこも満室という噂。
諦めていた第一希望のホテルに行くと、
またまた運良く3晩ツインが空いてて、即予約。
ついでに夫が来る来週土曜の晩も予約しておいた。

これで安心…。
あ、そういえばご飯。
既に23時をまわる頃…、まぁいいか。
明日のチョコに備えて今日はね。

さてさて、翌朝なんともチョコ日和
菓子友irimaiちゃん(現在はピアノ留学中)と15時に待ち合わせしたので、
それまで一人で久々のパリを満喫するため、
まずはムフタール~パンテオン~リュクソンブール公園と
ぶらぶらお散歩して、公園の前のカフェテラスでブランチ。
会話の成り行きで、そこのギャルソンに「19歳?」と言われ
かなりいい気分に…(ひゃー、皆様お許しを有り得ないから…)
パリって幸せ~

さあさあ、15時。
行く先はメトロ12番線「PORTE DE VERSAILLES」PARIS EXPO-HALL5。
ここは日本で言うと、幕張メッセみたいなとこ?かしら。
たくさん展示会場があって、この日もサロンデュショコラ以外にも
いくつか開催しており、大変な賑わい。

…というかこの集団全てショコラ会場に吸い込まれていくのでした。
いつの間にか、すごい行列になっており、私たちも30分ほどでやっと受付に。
入場料12ユーロ&パンフレット2ユーロの計14ユーロを支払い、中へ。
とにかく日曜の午後ということもあり、すごい人・人・人!!
それぞれのチョコ会社・ブティックのブースの試食に手を伸ばすのもやっとこさ…。
中央のステージではなにやら大変な賑わいだけど、人の頭で一切見えず。
きっともう1回平日に来ると思うので、今日は下見・下見♪と
軽く1周して(それでも約2時間)その日は帰ったのでした。

その夜はirimaiちゃんと13区の中華街でパリ1美味しいと言われるフォーを
食べた後、夜のデプレをお散歩、オデオン近くのお洒落カフェでモヒートを
いただき、帰宅しました。
ひとつ、そのカフェの隣の女性お二人が途中テーブルの下で、
固く熱く手を握り合っていたのを目撃し、これまたパリだわー…と
またしてもパリ熱に冒されるワタクシなのでありました。

 チョコレートのお洋服  同じくドレス  楽しいショーもやってました

つづく…

パリを去る日

2005-10-13 17:41:27 | 生活/Paris2005
 夜のトゥールエッフェル  ピエールエルメ
9日のフライトでついにパリを去ることに。
43日間の滞在、今思えば夢のように過ぎ去った日々のように感じます。
パリ市内だけでもまだまだ見てないところも多く、
やり足りないこと、食べ尽くせてないこと、などなど
たくさんありますが、こんな貴重な時間を過ごせたことに
何よりも感謝したいと心から思います。

さてさて、パリを引揚げるあたって・・・。
何が大変かって!
それは、このフランス滞在の間に増えまくった3人分の荷物!
どう考えても全員超過料金どころの騒ぎじゃありませんから。
そこで、ヤマトの国際宅急便で別送品として送ることに。
それがもう、大変・・・。
結局25kgを2パック。計50kgです。
夜な夜な荷造り、徹夜でぴったり25kgづつ計って、
アパートに集荷に来てもらい、とりあえずはほっとしましたが・・・。
次はスーツケースの荷造り。
私のバルセロナ行きのフライトは重量制限に厳しくて有名なあのAF。
重すぎてどうしようもないので、郵便局から8Kgだけバルセロナに送って、
スーツケースは何とか24kgで抑えて、
あとはすべて手荷物(15kgはあったかな?)で入ることに。

そして、最終日前日はモンマルトルの葡萄収穫祭に行った後、
最後の買出し、ボンマルシェへ。
バルセロナで必要であろう調味料なんぞまた買ってしまたり。
夫にお土産で、メゾンデュショコラでチョコを買ったり、
さらに荷物を増やす懲りない私であります。

出発の朝、準備をしてからあと1時間あったので、
母の希望で、彼女がこのパリ滞在一番お気に入りだった、
アパートの裏手にある例のムフタール通りへ。
しかもビデオで撮って残しておきたいと言うから、
ほとんど撮影隊気分ではせ参じることに。
日曜日の賑やかなムフタール市場通り。
どこよりも具沢山で行列が出来るクレープ屋で最後のパリの味を堪能して、
ついに、ついに、ここを去ることに・・・。

例のジョエル氏が、ロワッシー乗り場のオペラまで車で送ってくれて、
最後のお別れを。
途中、事故で足止めを食らうなどハプニングもありましたが、
無事CDGから約2時間弱、ピレネー山脈を越えてバルセロナ入り致しました。
母と姉も無事日本へ帰国、3人肩身を寄せ合ってあの小さなアパートで
過ごした疲れを早くおうちで癒して欲しいと思います。(笑)

バルセロナの空港を降り立ったら、
夫と1本前に乗って先に到着していた義姉の姿が。
「お待たせしました~
初めての国、初めての街。
これからまたどんな暮らしが待っているんだろう・・・。




ラデュレとクレープとフランス人

2005-10-08 09:19:07 | 生活/Paris2005
 ラデュレのランチ  サントノーレピスタッシュグリオット  サントノーレローズ 
今日は6週間通ったフランスラング語学学校の最終日。
少しは身になっていればいいのだけれど、、、
真面目な生徒だったとは言い難い・・・。
だけど、最近はジョエル氏などのよき話し相手も現れたりと、
会話は前に比べてかなりコミュニケーションがとれるように
なったような気になっております。。。自己満足。

クラスで仲良くなったセビリヤの女の子やマイアミの子と
メール交換などをし、お互いの国に訪れたら連絡するねーと約束を。
コミュニケーション手段がフランス語しかないので、忘れないようにせねば。
この後のバルセロナ滞在で一気に抜けてしまいそうで怖い。。。

さて、午後はコルドン同窓会in Paris!・・・ということで、
14時にオペラ座集合。
というのも、コルドンの同期生がパリに遊びに来てくれたので、
すでに滞在中のもう一人の同期生も一緒に計3人集合することに。
友達が母君と一緒に来仏されているので、うちの母・姉もご一緒させて
いただき、計5人で、マドレーヌ近くのラデュレへ。

2階に通され、ドキドキのラデュレのお料理をオーダー。
ランチメニューの子羊のグリルはほどよくレアでソースもとっても美味で
お菓子屋のクセに・・・とニクいくらい美味しゅうございました。
デザートはお気に入りのピスタチオとグリオットのサントノーレ。
これがまた美味しいの~。
はぁ、日本じゃ食せないのが残念でしょうがない。
周りのテーブルにはフランス人も多く、フランスでは珍しくケーキも
シェアして食べてらっしゃる!
やっぱり、みんなお好きなのよね。だってラデュレですから。

久々に会うお菓子仲間との話もはずみ、あっという間に時間も過ぎ、
そろそろお開き。。。
この後、またまたディナーにジョエル氏のお宅に招かれていることもあり、
今回の手土産はラデュレのマカロンを購入して、お店を出ることに。

19時にまた義姉たちと合流し、ジョエル邸へ。
今回は、ジョエル氏のお母様がブルターニュの方ということで、
彼がトラディショナルな昔ながらのそば粉のクレープ(ガレット・サラザン)
とデザートクレープを振舞ってくださるというのです。
この日は息子さんのオリビエも帰っていて賑やかに8人で食卓を囲むことに。

またまた、アペリティフから始まり、最初はガレット・サラザン。
そば粉のクレープにハム・卵・チーズがはさまれ、上にソーセージを
のせたお食事クレープ。
これが今までそのお店で食べたクレープより美味しい!
そして見た目も綺麗。。。ほんと恐るべしジョエル氏です。

お代わりも勧められましたが、デザートもあるし次にいくことに。
デザート一発目は私のだーーーい好きなクレープ・シュゼット!
ニクいジョエル氏のグランマニエ・フランベの演出にみんな魅了されて、
いただいたシュゼットはやっぱり一流レストランかと思うくらい
本格的で美味しくて・・・びっくり!
ちゃんとオレンジの皮も入って、グランマニエもしっかり効いてて、
いっくらでも入りそう・・・。

その後は、テーブルに、コンフィチュール・マロンクリーム・ヌテラなどなどが
並べられ、ほかほかのクレープ生地が運ばれて、
自分の好きなものを塗って、好きなだけどうぞ!・・・と。
はぁぁー、幸せすぎる。。。。
しかし、おなかにはすでにお昼のラデュレたちもいて苦しぃ 
といいながらも、やはり好きなマロンクリームをたっぷり塗って
いただいてしまいました。
いやはや、これぞフランス!これぞフランス家庭料理!?と
たっぷり堪能させていただきました。
ありがとうージョエルさん!

食後(?)に差し上げたマカロンをマダムが嬉しそうに開けてくださいました。
やっぱり、マダムもラデュレのマカロンはだーーーい好きなんだって。
そして、オリビエも!「J'adore ca!!!」(大好き!)ですって。
うーん、やっぱりマカロン好きなんだー。
日本でこそ未だそんなにポピュラーでないけれど、
こっちではほんとにみなさんお好きなのねー。
いっつもラデュレは行列だし、マカロンはほんとによく売れています。

ジョエル邸で2回もフランス一般家庭体験もさせていただいた上に
何となくフランス一般人の嗜好観察(?)も出来たような・・・
とっても興味深い楽しい経験でした。

はぁ、あと3日でパリも終わり。
明日からそろそろ荷造りをしなければ・・・。

初ドライブ in Paris!

2005-10-06 06:22:00 | 生活/Paris2005
 ピカシェット

今日は、またまたジョエル氏のご好意によりドライブに連れて
行ってもらいました~

目的地は、私は一度ルーアンに滞在しているときに訪問したシャルトル。
シャルトルには大聖堂があり、そのステンドグラスが美しいことで有名です。
そのステンドグラスの色がシャルトルブルーと言われ、初めてその青色を
出すことができたと言われています。。。

さてさて、朝8時にアパートの前までジョエル氏が迎えに来てくれて、
その後リヨン駅近くの義姉たちのホテルまで行き、
義姉・義姉の同僚・姉・私と計5人で一路シャルトルへ向かったのでした。
片道1時間半、やっと到着したシャルトルは夏に来たときより、かなり寒くて
曇っていました。

これが晴れていれば、シャルトルブルーのステンドグラスが
日の光りを通して、大聖堂の床にその色が映りこみとても綺麗なのに・・・。
残念。

さて、その後軽くお昼を取って前回製パン学校のみんなでシャルトルを訪れたとき
時間がなくて行けなかった「ピカシェットの家」を
ジョエル氏にリクエストして連れて行ってもらうことに!
彼はそれ自体知らなかったらしく、車で道行く人に尋ねながら行くこと数分。
大聖堂から車で5~10分くらいのところに普通の住宅街の中にありました。
そこは今から40年前(?)ピカシェットさんという普通のおじさんが
自分のおうちを陶器の破片でデコレーションし始めて、
30年間かけて作り上げたなんとも不思議でかわいい一般人の家なんだそう。
今は観光指定もされて中も見学できるようになってます。
・・・が、観光時間帯と観光時期にひどく制限があり、、、
運がよければ見に行けるといった、なんだかやる気のない運営状況。

今回はばっちり時間帯もチェックして14時から見学スタンバイ!
とっても小さな門から入ると、何となくバルセロナのガウディ建築を
彷彿させるようなモザイクタイルのおうちが。
もっとメルヘンで可愛らしく、このピカシェットおじさんの情熱が
伝わってきました。。。
うーん、よっぽどこのシャルトルという街を愛していたのね。。。という。
中は残念ながら撮影不可になっています。
なかなか立ち寄りづらいところですが、一風変わっててかなりお勧めです!

その後、ジョエル氏がなんだかソワソワして車をパリとは違う方向に向かって
走らせ始めました。
なんと、今からフォンテーヌブローまで行くというのです。。。
そ・そりゃ無理があるわ・・・と思いつつも、
懸命に走ること約2時間。
道も悪けりゃ、車もマニュアルだし、元々車に弱い私と姉はぐったり。
フラフラしながらたどり着いたフォンテーヌブローの入り口に行くと、
なんとたった今受付終了したばかり!
まぁ、しょうがない。おまけだったし、お庭もあるし、
せっかくビッグサプライズで連れて下さったジョエル氏の気持ちも
あるので、庭散策を楽しんでみました。

お庭はフランス式とイギリス式があり、どちらもそれぞれ素晴らしい。
代々のフランス国王やかのナポレオンも愛したという離宮だけあって、
手入れも行き届いており、とてもよかったです。
次回はもっと早めに宮殿をゆっくり見て回らねば。。。

帰りは一路パリへ1時間ちょっと。
大して渋滞にもはまらず20時過ぎに帰宅。
だけど、丸々1日パリ近郊観光でしたから、かなーり疲れてもぅぐったり。
きっとジョエル氏はもっと疲れただろうなー。
明日もおうちにご招待してくださるというから、
大丈夫かなーと、とても心配。。。

私も明日は語学学校最終日なので・・・