@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

Milano~26日

2005-12-29 23:17:47 | 旅/France&近隣都市
3日目。
早めに朝食に行くと4組の日本人客に遭遇。
逆に日本人以外のお客が1組…すごい確率の空間です。
快適だったお部屋を後にし、チェックアウトを済ませ荷物を預けてお出掛け。

まずは24日ミサだけ参加したドゥオモに。
再度じっくり見学して賑やかなダンテ通りを抜けてスフォルツェスコ城へ。
しかし今日26日も祝日(聖ステファノの日)、全ての美術館はやっぱりお休み。
仕方なく外部の建物とひろ~い公園を極寒の中散策…。

お城に近い地下鉄Lanzaから今回行ってみたかった場所ナヴィリオ地区に向かう。
ふと思うのだけど時期がクリスマスだからなのかいつもそうなのか、
地下鉄にはほとんど人が乗っていない。
特にホテルの最寄の駅は駅員すらもいない全くの無人駅状態…。
やっぱりミラノっ子はトラムを自由自在に乗りこなすため必要ないのね。
そんなわけで地下鉄に乗るときが一番緊張する瞬間でもありました。

ナヴィリオ地区は中心部からちょっと外れたPoltaGenova駅から歩いてすぐの運河がある界隈。
昔ミラノは至るところに運河が巡らされていたそう。
しかしその多くが埋め立てられ、今ではこの一帯しか残っていない。
この運河はドゥオモ建築の際、大量の大理石を運ぶために造られたもので、
その造営にはダヴィンチも企画に携わったとか…それくらい古く趣のある風情は
どこか懐かしく、切り取られた古い1枚の絵画のように美しかった。



細い路地裏を覗くと共同洗濯場があったり、熱心な地元の信者が集まる瀟洒な教会、
運河沿いには素敵なレストラン、カフェ、画廊、アトリエ、雑貨屋とお洒落なお店ばかり。
ほとんど人のいないひっそりとしたこの運河一帯も毎月最終日曜には蚤の市が
あるそうで、その時ばかりは大変な賑わいになるそう。

お腹が空いたけど、この運河沿いは残念ながら全てのお店がお休み。
隣の大通りの開いているお店に飛び込むと、
そこは地元客で賑わう釜のある本格ピッツェリアだった。

 定番カプレーゼ

 定番アリオリペペロンチーノ

 やっぱり定番ボンゴレ

 そしてこれも定番なピッツァ

このレストラン家族でやっているような5人くらいのお店なのに、
テーブルクロスはきちんと取り替えるし、全員がほんとに良く動いて
何でもやるし、とても高感度抜群なお店でした。(←どこ見てるのって?)
それよりも全てのお料理が本当に美味しかったのですよ~!
イタリアでよほどマズイ店を探す方が難しいと言われるのが本当なのか、
こうして飛び込んだお店でこんなに幸せな気分になれるなんて嬉しいことでした。

他にティチネーゼ門近くの教会内の美術品やカタコンベを見学し、トラムに乗ってホテルへ。
今度は国際空港Malpensaから出発する22:20のフライトのため、
チェントラーレからエアバスに乗って約50分。
よほど疲れていたのか出発前から熟睡し、気づいたら空港でした。

淡い期待を寄せていた空港内の免税店も21時を過ぎたためほとんど閉店。
1件だけかろうじて開いていたお店に市内で売り切れだった姉のリクエストを発見!
よかった~、こんな奇跡的なこともあるんだ~と自分の分もこっそり買って
いそいそと帰りのフライトはVuelingボーイングへ。
VuelingはRyanと違って席は指定だし、国際空港だし、タラップじゃないし、
かなりの高級感(?)を味わい、シートに着くが、
コックピットは入ってすぐ左手に見えるし、緊急時のアナウンスパフォーマンスは
全員バラバラでそれを見ていたチーフのお姉さんはため息つくし、
だんだん不安になってきて、また「落ちたらどうしよう…」と弱気に。

そんな今回のミラノの休日も約1時間半のフライトで幕を閉じ、
無事我が家ホテルアテネアへと帰ってきたのでございました。

さ、それではほっとティータイム。
おみやげの老舗菓子屋の名物パネトーネを召し上がれ!



このパネトーネ、中にレーズン・オレンジ&レモンピールが入って薫り高く
そしてしっとり大変美味しゅうございました。
今までのぱさぱさパネトーネ概念が崩れたのでございました。わ~い!


Milano~25日

2005-12-28 23:33:01 | 旅/France&近隣都市
ミラノ2日目、目が覚めたら朝食サービス終了間際。
慌ててレストランに行くと、人もまばら…本当にお客が少なくびっくり!
ビュッフェにはちゃんとパネトーネも置いてありました。
それからゆっくりお出掛け。
地下鉄に乗りまずはサンタンブロージョ教会へ。ここはミラノ最古の教会だそう。
そこからエドモンド・デ・アミーチス通りを歩いてお目当てのカフェを探すが、
案の定お休み…。
しょうがないのでさらに歩いてサン・ロレンツォ・マッジョーレ教会へ。
ここは礼拝に来ていた信者の方のほとんどがアジア人でした。
さすがにこれだけ歩いているとまた体の芯まで冷えて…耐え切れずトラムに乗りドゥオモへ。
すると市場がやっており、イタリア食材を買えないかと諦めていたのでラッキー
まず目に飛び込んできたのはシチリア地方のお菓子屋さん。

 カラフルなマジパン

 焼菓子

他にハム屋、チーズ屋、チョコレート屋、アロマ…いろいろ出ていました。
ここでスペックという生ハムブロックとペコリーノチーズをお買い上げ。…重い!

曇り空にそびえるドゥオモも美しい。…極寒度伝わるでしょうか?
どこもかしこもお休みなのでガレリア内の高級カフェで一休み。
さすがヴィットリオ・エマヌエーレ2世!カプチーノが6€でございました。
スペインでは同じカフェコンレーチェが1€で飲めるというのに…。



ミラノの街を縦横無尽に走るトラム…街角ととっても絵になりますが乗り心地は…



さていよいよ今回のメインイベント(!?)予約していた評判らしいレストランに向かいました。



オススメのワインを…トスカーナのもの。
フランスともスペインともまた違う力強い味。フルボディで濃くて美味しかった。



前菜その1。魚介のサラダ。



前菜その2。ちっちゃいタコのピリ辛トマト煮…見た目以上に美味しくてびっくり。



プリモピアットその1。たしかトリュフ入りのトルテリーニ。



プリモその2。ボッタルガ(からすみ)のパスタ…これが最高に美味しかった!


セコンドその1。コトレッタアラミラネーゼ(舌かみそう…)
そうそうミラノ名物の子牛のカツレツ。



セコンドその2。オススメというシーバス(って何かよく分からず食べました)。
けっこうまんま~のお味でちょっとがっくり。
…というよりすでに限界に達しておりただひたすら苦しかった。。。


はい、お約束通りドルチェに至らずサービスのビスコッティとカフェで締め!



う~ん、ネットであまりに評判が良く期待しすぎたのが良くなかったのか、
チョイスミスか、少し物足りない…いやいやお腹は限界…晩餐でございました。
なんどきも期待しすぎて臨むのはよくないな~と反省。。。
ちなみにこのお店著名人もよく来店するそうで、キャッシャーには写真がいっぱい。
その中に笑顔の日本人が…。あまりの笑顔に最初誰か分からなかったけど、
お店の人が「ナカータ!ナカータ!」と言ってきたので、
そこで初めてサッカー選手の中田と気づきました。…笑った顔初めて見たかも。

Milano~24日

2005-12-27 23:03:45 | 旅/France&近隣都市


クリスマスイヴ、夜ではありません…。
早朝のジローナ空港にてRYANAIRにまさに乗り込むところ。
相変わらず座席FREEな無秩序なこのシステム、当然出発も遅れています。
夫にとっては久々の連休、クリスマス休暇3日間を有意義に過ごすため&
私のビザ事情のため、一路イタリア・ミラノに飛び立ちました。
8:30頃Bergamo空港(どこじゃ?ガイドブックにさえ載っていない空港)に到着。
Centrale Stationまでバスで約1時間…ぐっすり。
ようやくミラノ市内入りし、チェントラーレ駅構内で彷徨うこと30分。
地下鉄&トラムを把握し、とりあえずホテルにチェックインし、街へGO!
25&26日は祝日のためショッピングはこの日のみ。
世界中のブランドショップがひしめく幾つかの通りは最後のクリプ商戦で人人人!
み~んなものすごいお買い物袋提げてほくほく顔で歩いておりました。

ワタクシもそんな中お目当ての皮手袋と皮手提げを購入
あとはウィンドーショッピング…さすがミラノファッションは圧巻!
パリとはまた違うシックで大人っぽいディスプレイにうっとりでした。

 なす&ハム

しかし、数時間も石畳を歩いていると足の先から冷えてしびれるほど…。
そうここは北イタリア。スイスの目と鼻の先。寒いに決まっています。
ついに寒さに耐えられずダンテ通りのカフェへ。
遅いランチにパニーニを。これが美味しくて
カプチーノグランデと共に…。

 セザミパンのパニーニ 生ハム

暖をとって、いざ予約していたダヴィンチの「最後の晩餐」を見るため、
サンタ・マリア・グラツィエ教会へ。
8年前に来たときは修復中だったので、今回綺麗になった壁画を見ることができ感激!
壁画のある教会の食堂に入ることが出来るのは1回に25人のみ。
そんな中じっくりと巨匠ダヴィンチの緻密に計算されたこの傑作を隅々まで眺め、
贅沢な時間を過ごす。最高のクリスマスプレゼントでした。
しかし、イエス様生誕の日に「最後の晩餐」鑑賞とは…これいかに??



イタリアのクリスマス菓子「パネトーネ」を買いにモンテナポレオーネ通りの老舗お菓子屋さんへ。
ダイナミックなディスプレイに思わずパチッ。
このお腹の大きなサンタさん、中はもちろんパネトーネ。
右側の金のお花があしらっているのももちろんパネトーネ…。これ飾りでなく売り物です。
私は普通のドライフルーツ入りの1Kgのパネトーネを25ユーロでお買い上げ。
おうちに帰って食べるのが楽しみ。



今夜のお宿。
欧州ではクリスマスはオフシーズンもいいところ…。
おかげで通常よりかなりお安く泊まれる上宿泊客が少ないので、広いお部屋に変更してくれました。お部屋で一休みした後、夕食はチェントラーレ駅近くのシチリア料理レストランへ。
タコの温かいサラダ&イカ墨リングイーネ&魚の詰め物フリットなどなどを頂き、
デザートにシチリア菓子のカンノーロを頂きました。
急遽決めたレストランだったのに全てが美味しくて幸せ~。
料理に夢中で写真を撮り忘れるという始末でした…。

そのままクリスマスミサに参加するため中心地へ。



夜は一層イルミネーションが美しいヴィットリオ・エマヌエーレ2世ガレリア。
この中にPRADA本店やその他高級ブランド店が。
その間に並ぶマクドナルドさえ高級感たっぷりです。



そのマックを背にツリーをパチッ。
マックのテラスからこんなツリーが臨めるなんて贅沢すぎるんじゃ?
入ってないから分からないけど価格も違ったりして…。コーラM6ユーロとか。



今回一番残念なのがこのドゥオモの修復…。
あの壮麗な美しいお姿が拝見できなくて寂しかった~。
それでもわずかに見える繊細で美しい白大理石の尖塔が漆黒の夜空に映えます。



23:30から始まったミサ。
荘厳な雰囲気の中、あまりの寒さと今朝の3時起き睡眠不足から気分は既に
冬山の遭難者のよう…。イ、イエス様おめでとう…この弱きワタクシをお許したまへ。
40分ほど頑張って歌ったり、お説教聴いたりしたけど断念し席を立ちました。
ぎりぎり地下鉄も走っており、滑り込みセーフ。
初日から飛ばし気味で疲労困憊…。明日はゆっくり起きま~す。

クリスマスイヴイヴ。

2005-12-24 08:23:08 | 生活/BCN2005-2006


今夜はイヴイヴ。
だからというわけではありませんが、市場でイベリコが私を見ていたので、
思わず買ってしまい、今晩のお夕飯に…。
明日早朝から3日間留守にするので、冷蔵庫の中はほぼ空っぽ。。。
ある材料で、イベリコのエシャロットソテー&ブルーチーズドレッシングのサラダ&
コーンスープ(こっちは粒タイプしかないのでミキサーで作りました←ってかBarmixを購入した)



こちらはグラノリエールの街のお菓子屋さんで売っているクリスマスのお菓子。
「Turron(トゥロン)」といって種類は沢山あり、12月入ってからどこもかしこもこのお菓子だらけ!
これはスペシャルヴァージョンなのか、周りはマジパンで中に
フルーツの砂糖漬けが入っているもの。
とにかくあま~い!のですが、やはりアーモンドのお国でしょうか…。
マジパンのアーモンドがしっとりして美味しくて、日本じゃこんな美味しい
マジパンにはなかなか出会えないような気がしました。

この日は夕食後、mizuさんご主人からインラインの特別講習を受け、一汗かき、
クリスマス休暇をミラノで過ごすため荷造りして就寝でした。

…というか3時起きなのですが。

えび

2005-12-23 19:17:10 | 生活/BCN2005-2006


バルセロナのバルで食べた海老のプランチャ(鉄板焼き)が美味しくて、
ある日魚屋で新鮮な生の大きな海老を10尾買って、塩のみで焼いてみました。

クリスマス近くになってからどこの魚屋もスーパーも大量の海老が売られ、
海老のコーナーまで出てるくらい。
こっちでは冷凍の箱ごと買って行く人もいて、クリスマスや年末には欠かせないのかしら?
しかし、この海老…高いのですよ~。
スペインでも魚介は一際高いのです。。。たったこれだけで12ユーロ強でした。
でも大きくて甘くて美味しかった~。



これは最近お気に入りのバルセロナのパティスリー&お惣菜屋さんで買ったタルトタタン。
ここはそんなに沢山種類はないのだけれど、素朴な焼き菓子が美味しいのです。
パリを去って以来タルトタタンなんて見たことがなかったのだけに、
この日これを見つけて嬉しくて思わず買ってしまいました。
上品なプチサイズでキャラメルが効いてておいしゅうございました~。
このお店の横に予約制の半地下のレストランも併設してあり、いつか行ってみたい…。