@MON PARIS

「わたしのParis空間で…」

カルナヴァル

2006-02-28 23:09:29 | 生活/BCN2005-2006
カルナヴァル。
…そうキリスト教謝肉祭として復活祭の約1ヶ月半前に世界各地で催されるカーニバル。
最も有名なのは「リオのカーニバル」ですが、
ここスペインでも、そしてここGranollersの街でも先週末、
寒さを吹き飛ばすような陽気なカーニバルが繰り広げられました。
最も盛り上がり始めた金曜くらいからスーパーやあちこちのお店のセニョーラは
なんともキュートな仮装を施し、いつもに増して上機嫌。
日曜は残念なことに小雨降る中、中心地まで練り歩くパレードを見てきました。
しかし、期待するなかれ…と言い聞かせてはいたものの、
ダンスはもちろんそろっているわけがないし、どの団体も秩序のないまとまり…。
さすがです。う~ん、全てがスペインらしい。
それでもみんなものすっごく楽しそう!…でしょ?

沿道もたくさんの人が見に来ていて、観客もそれぞれ凝った仮装をしているのです。
いかに目立つかがこのカーニバルのポイントらしいです。
そんな楽しみ方を当日知ったので、こんな楽しい祭りに若干乗り遅れた気分。
あぁ、存分に仮装したかった…。 残念!!



各団体の先頭にそれぞれ山車が出ていましたが、
ミュージックは途切れ途切れ、誘導もままならぬ、みなさんおしゃべりしながら
タラタラ歩いています。
そしておもむろに踊りだしたりもしています。



ちびっ子より大のおじさまやおばさまが大ハリキリなのがまたいい。



かなり文化が曲がって伝わっていますねぇ。
写真はセニョーラしか写っていませんが先頭にはスパイダー模様な忍者もいました。
ハポン(日本)とチノ(中国)の恐るべき融合です。



少年聖歌隊

2006-02-22 03:50:54 | 生活/BCN2005-2006


以前訪れた「聖なる山モンセラット」(過去ログご参照下さいませ)に行ってまいりました。
目的はもちろん歴史あるエスコラニア(少年聖歌隊)の天使の歌声を聴きに!
毎日1回13時からなので、間に合うように9:30出発。

前回とは打って変って、なんて良いお天気。
クレマジェラで登っていく山の景色も別物です。
最近のバルセロナは本当にあったかいんですよ~

向かう電車には卒業シーズンもあって日本の若者(若者って私…)でいっぱい。
しかも男性の割合多し!やっぱりスペインは男性に人気なような気がする。。。



さてお待ちかね。

5歳(推定)~小学校高学年くらいの少年まで30人くらいでしょうか?
ヨーロッパ最古というこの歴史ある聖歌隊…実は昨今の近代的事情なのか、
急激に希望者が減少という深刻な問題があるそう。
今まではこの地に完全寄宿舎生活という義務があったのですが、
この問題解決のため、希望者は週末もしくは毎日自宅に帰ることができるようになり、
夏休みも1ヶ月から2ヶ月に。

実は私、大学4年間びっちりグリークラブ(単声合唱団)に属しておりました。
ちなみに幼少時代、市の放送合唱団に入っていたこともあり…。
…なので、ちょっぴり本気で拝聴しちゃったのでございます。
う~ん、ヨーロッパ最古よ!期待しすぎただけに…もっと頑張っていただきたいわ!
カテドラルの音響は最高だし、観客はエスコラニア目当てで満席(?)で、
少年達の声は澄んでいて本当に美しい…。
だけど、だけど…指揮者、伴奏、歌の入り全てがそろっていない。

確かに聖歌隊は無償だし、神に捧げるもの。
プロのように上手い必要性があるのかどうか、それも疑問。
この希望者激減の改革案が良いのか悪いのかも疑問だけれど、
なんとかこの美しい歌声の伝統を守り、さらなる発展を祈るばかりです。

以下モンセラット写真どうぞ



爽やかだけど、強い陽射し。
青空の色が目に浸みるくらいまぶしい。



この彫刻の下はベンチになっていて、絶景をゆっくり眺めることができます。



カテドラルの入り口。





フィデウアな日曜日。

2006-02-20 08:40:38 | 生活/BCN2005-2006


最近、週末遠出することが続き、疲れが溜まっていたのか…
今週末は久々にお部屋でのんびり。

やっぱり元来おうちっ子なので、お部屋で細々したことをするのが大好きなのです。
土曜はシエスタ明けにGranollersの中心を散策。
相変わらず小さい街の中心地は、何故か街中の人々が集まってくる。。。
何があるわけでもなく、とにかくみんな出てきてはおしゃべり、散歩、カフェに興じる。

夫が歩きながら、「日本に帰ってスペインの味を思い出し、
無性に食べたくなるのはフィデウアらしいよ。」と言う。
既に帰国している会社の方々の論によるらしい。

さてフィデウア(Fideua)とは、パエリアのお米の代わりにフィデオ(fideos)と
呼ばれる細くて短いパスタで作ったパエリア。
バレンシア近郊のガンディア(GANDIA)の伝統的スペイン料理であるが、
今ではカタルーニャの郷土料理になっているらしい。

パエリアは恋しくなったら東京のスペイン料理店でそこそこのものが
いただけるけど、フィデウアはなかなか難しいとのコト。
そうなると人間、無性に食べたくなって仕方ないのねぇ…。

「ふぅん。…じゃ作れるようになっておけばいつでも食べられるね!」
と急に思い立ちスーパーでフィデオとイカを買って日曜のお昼ご飯となったのです。

作り方はほぼパエリアと同じ。
フライパンにオリーブオイル、にんにくを炒め、玉ねぎ、赤ピーマン、イカ(細かく刻む)、
えび(刻む)、他に白身魚や貝類があるとなお …それらを炒め、
トマトペースト、パプリカ、余裕なときはサフランを入れ、白ワイン、
フィデオを適当にふり入れ、浸るくらいのフィメ・ド・ポワソン(魚のスープ)を
入れたら汁気がなくなるまで火に掛けて、適度に蒸らして出来上がり!!
なんせ細いパスタなので、お米より断然スピーディー。
これはこれは超簡単スペイン料理ですわ。



今までレストランで食べた想像で作ったもののなかなかいい出来栄えで夫も大満足。
お店では必ず「サルサ・アリオリ」がたっぷり添えて出てくるのですが、
これがまたアリオリをつけていただくと絶品!
見た目はパエリアより地味ですが、魚介の味がフィデオにぎゅっと浸みて、
お米より軽くいただけてクセになるお味です。

この後ヨガDVDを見ながらエクササイズ…が、最後のリラクゼーションポーズで
そのままシエスタ(完全なるお昼寝)に…。
あぁ、このままでは本物のスペイン人になってしまうわ…。



海を見に。

2006-02-18 17:54:16 | 生活/BCN2005-2006


金曜の朝、窓を開けると久々の雲ひとつない快晴!
こんな気持ちのいい日にじっとはしてられない。
norinoriさんの提案でバルセロナとタラゴナの間にあるリゾート地シッチェスへ
急遽「海でも見に行きましょ」ということになりました。

それがnorinoriさん情報で、シッチェスの一つバルセロナ寄りの駅「GARRAF」に
ガウディとその弟子ベレンゲルが設計したという酒蔵、現在は素敵なレストランが
あるというので、あまり知られていないその街へ行くことに。

我が「Granollers」からRENFEに乗って直行、1時間ちょっと。
しゃべっているうちに気がつくといつの間にか車窓は海・海・海!
無人駅を降り、もう春が来たかと思うくらい暖かい地中海の風に吹かれて、
靴が埋れるくらい細かく柔らかい砂の上を歩き、地平線を眺めると
自分の今居るところを忘れてしまうくらい見とれてしまいました。



ここがガウディ建築の酒蔵の屋根の上。

金曜の晴れた昼下がり、駐妻二人で海を眺める。
他には数名のサーファー、肌を焼きに来た3名、ベンチで寝ているおじさん。
たったそれだけ。

なんて贅沢な午後…。



エントランスのモニュメント。



エントランス。



これがその酒蔵。
線路と道路に挟まれた急斜面という敷地を最大限に活かしたユニークな建築。
ガウディならではディティールが随所に見られ、小さく可愛いお城のようでした。
その中のレストランでランチをいただくことに。
現在酒蔵としてではなく、ウェディングもできるくらいの広いスペースがある
レストランとなっており、日本でいうとこの邸宅ウェディングが可能なんだそう。

私達は通常レストランの方でいただきましたが、それがまた貸切状態。
ガウディ建築の邸宅でゆっくり美味しいランチを…なんて贅沢な午後!!

バルセロナ(サンツ)からだと約35分、賑やかな街に疲れたらこんな観光も

ダチョウの卵!?

2006-02-18 09:03:27 | 生活/BCN2005-2006


バルセロナのカテドラル近くに出来た新しいボケリア(市場)で発見した卵屋さん…。
これってダチョウ!?

こんなに卵の種類(?)がある卵屋さんは初めて!!
うう~ん、食べてみたい…けど、ちょっぴり怖い…。

一体何人分のオムレツが出来るのかしら。
殻がとても頑丈そうでした。
その横の緑色の卵も気になる…!!