ひどい発言です。とても信じがたいものです。学芸員の皆様の研鑽やこれまでご努力を踏みにじる発言であり、許しがたいものです。以下ネットニュース(抜粋)を掲載します。
<ネットニュース(抜粋)>
山本幸三地方創生担当相の「学芸員はがん」発言に対し、名指しされた京都市・二条城の関係者、関西の学芸員から疑問や批判が相次いだ。
山本氏は二条城について「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない」などと発言。しかし、管理する元離宮二条城事務所の久野育・総務課長は「基本的にかなりの事実誤認があると思う」と首をかしげる。
昨年10月のイベントでは国宝・二の丸御殿の大広間や黒書院などで能や生け花が実演されており、久野課長は「そもそも担当相が二条城に来られたわけでもなく、さまざまな報告を読んで勝手に間違ったイメージを作っているのでは」と疑問を呈した。
関西地方の文化施設で展示などを担当する30代男性は「文化財を守り伝える学芸員の使命や現場への理解がないのか。観光部門との連携は必要だが、私たちがそこに注力するのは専門領域を越える」と話す。学芸担当の50代男性は「『いちいち構ってられない』という話。観光面を重視する文化庁の日本遺産事業も同じ発想だ」と指摘した。
また、博物館で展示を担当する40代男性職員は「学問は人に見てもらい、広げないと意味がないが、観光は学芸員だけでなく皆でやる仕事」と話した。
<ネットニュース(抜粋)>
山本幸三地方創生担当相の「学芸員はがん」発言に対し、名指しされた京都市・二条城の関係者、関西の学芸員から疑問や批判が相次いだ。
山本氏は二条城について「文化財のルールで火も水も使えない。花が生けられない、お茶もできない」などと発言。しかし、管理する元離宮二条城事務所の久野育・総務課長は「基本的にかなりの事実誤認があると思う」と首をかしげる。
昨年10月のイベントでは国宝・二の丸御殿の大広間や黒書院などで能や生け花が実演されており、久野課長は「そもそも担当相が二条城に来られたわけでもなく、さまざまな報告を読んで勝手に間違ったイメージを作っているのでは」と疑問を呈した。
関西地方の文化施設で展示などを担当する30代男性は「文化財を守り伝える学芸員の使命や現場への理解がないのか。観光部門との連携は必要だが、私たちがそこに注力するのは専門領域を越える」と話す。学芸担当の50代男性は「『いちいち構ってられない』という話。観光面を重視する文化庁の日本遺産事業も同じ発想だ」と指摘した。
また、博物館で展示を担当する40代男性職員は「学問は人に見てもらい、広げないと意味がないが、観光は学芸員だけでなく皆でやる仕事」と話した。