まず1日２食

　　　　　　　　　　　・・・　まず1日２食　・・・

✿　二等米でも炊き立てはおいしくて河野裕子の卵かけごはんを　　松井多絵子

　「1日1食」という本の広告は何か月も前から見ている。これを試した人にその結果を聞きたいが、私の周りには1人もいない。それどころか1日4食もかなりいる。高齢になると食が
が細くなる。この世の滞在日数は僅か、美味しい食材は増え1日３食では欲求不満になる。
超一流の芸能人やアスリートはみ～んな、やっていると広告は言う。が私はそういう方を一人も知らない。著者の　♠　船瀬俊介先生　　長寿遺伝子が微笑む「幸福感」ってどんな感じですか。先生は「１日１食」を実践されていられるそうですが。

　「１日１食」の効能は
　♠　体が軽くなり疲れにくくなる。　♠　寝つきがよく、目覚めが早い。　♠　持病が消える。

　この本には「１日１食に、食べたら良いもの悪いもの」と　「１日１食を楽しむ手作りレシピ」もついているらしい。チャレンジ老女A子やグルメ老女A子が試しているかもしれない。その結果を聞いてから考えよう。私の「1日２食」を。いきなり「１日１食」ではねえ。

　この広告を見ながら思った。読書の減量を。あまりにも多すぎる本、あれもこれも読み齧り私の脳は疲れているだろう。「読んだらいい本と読んだら悪い本のレシピ集」があったらいいのに。「読んだら悪い本のNO１は歌集『えくぼ』、N0２は歌集『厚着の王さま』ですか。

　　　これから昼餉を。卵かけごはんを、河野裕子の卵かけごはんを。　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　9月16日　　松井多絵子