※※ 卑弥呼に会いたい ※※
歴史上の会ってみたい女性の№1は卑弥呼だそうである。朝日デジタル会員1694人のアンケート㊟男性57%、女性43%) №2はクレオパトラ、№3は紫式部、№4は小野小町、№5は清少納言。この5人のなかで一番会ってみたいのは私も卑弥呼(ヒミコ)だ。しかし本当に女性か。架空の人かもしれない。本格的な米づくりのはじまったといわれる弥生時代、そして邪馬台国に女王・卑弥呼の時代がやってきた。むかしむかし大昔のことだそうだ。
謎の時代の謎の女王。日本の歴史は私には男の歴史めいている。だから卑弥呼は女の願望が生んだ女王のような気がするのである。
卑弥呼という女王 松井多絵子
いたような、いなかったようなひと卑弥呼、マンガの卑弥呼の眸は大きい
女王卑弥呼は男を支配したのなら、女にやさしいひとだったなら
米づくりはじめしひとは卑弥呼なれ浅きみどりの棚田ひろがる
茶店にて食むおにぎりがおいしくて卑弥呼はたぶん豊満なひと
手足なき木の人形に王冠をかぶせ卑弥呼と名を付けたなら
卵かけごはん、味噌汁、一夜漬け、みづほの国はやはり良よき国
歌集 『厚着の王さま』 より六首
今朝朝日1面トップは 「新米安値」 作柄上々・余る13年産・ご飯離れ・・・この見出しを見て今日お米を買う予定を見合わせようか、などと。私のような単純な人間はマスコミに易々と支配されます。でもやはり今日買おうかしら、セールのお米を。 松井多絵子