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昨夜は中秋の名月を見ることができませんでした。でもツィッターで各地の名月を見せていただきました。私の詠んだ月の歌を 歌集 『厚着の王さま』 から抄出します。
月へ近づく 五首 松井多絵子
高層の街を縫うごと歩くとき夕月はビルに削られている
すこしだけ月へ近づくための塔、月の沙漠へ近づくための
月は今われを見ている駅ビルの窓とう窓も月を見ている
ニワトリの卵を割れば月が出る、いつかどこかで見たような月
ひと月で月ができたという説をあなたが言うから信じられない
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★ 短歌・俳句情報9月9日
♠ 第60回角川短歌賞 「うみべのキャンバス」 50首
谷川電話 （２７） 愛知県一宮市 ※ 電話が名前？男子か女子？
♠ 第60回角川俳句賞 「エンドロール」 50句
拓植史子 （６１） 金沢市
贈呈式は2015年1月16日、東京・丸の内東京会館。
角川短歌賞、俳句賞を受賞されたお二人の方、おめでとうございます。
9月9日 松井多絵子