世界の街角

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パヤオ・パーン古窯址紀行・第1日

2015-11-04 21:33:49 | 窯址・タイ
数カ月前から計画していた”パヤオ・パーン窯址紀行”の初日である。朝8時に滞在先のカンタリーヒルズを出発した。行程はメーカチャンから国道120号を経由するルートとし、メーカチャンで途中休憩して午前10時20分に、ワット・シーコムカム付属文化展示センターへ到着。数々の展示物の中の一室にカロン、パヤオ、パーン古陶磁が展示されていた。
 
(写真はワット・シーコムカム文化展示センターのエントランス)

嬉しいことにタイ語古陶磁書籍のPhayaoを発見、早速購入した。チェンマイ市内の本屋と云う本屋を捜し歩いたが、購入できなかった書籍である。1時間弱の見学を終え、ワット・リー付属の博物館へ行った。
そこでは従来知られていなかったパヤオ陶磁を目にすることになった。下の写真はワット・リー付属博物館である。
ワット・リーから北西200mの位置に、Phayao古窯址が存在すると、前記書籍”Phayao”に掲載されているので、それを探したが発見できず。近くに民家があったので通訳を通じて尋ねると、既に破壊されているとのこと・・・残念、あきらめた。
ところがドライバーが村人に尋ねると、そこから100m西の村人所有地に窯址が在ると云う。早速行ってみると、そこはバナナ畑で、窯址はやはり破壊されていたが、陶片が落ちている、了解のもとに5-6点頂戴することにした。
お昼の時間帯になった。パヤオ湖畔の「タークワン」という名のレストランにて4人揃って昼食にした。下の写真がそのレストランである。

レストランを午後1時20分発、Hey Mae Tam古窯址へ向かう。前記書籍の位置に到着したが場所が分からない。近くで火葬場の工事をしていた人に聞くと、自分は分からないとのことで、数人にTELで確認してくれたが、結局分からずに終わった。
いよいよバーン・ブアの古窯址群である。先ず位置を確かめるためGao Ma-Fuang古窯址に建つ文化センターへ行く。ここは2度目であったが、数年前の訪問時に比較し、展示物は大幅に減っていた。3点の陶片を入手した。
上の写真がGao Ma-Fuang古窯址文化センターである。ここから南東200mの所に在るPo-Ui Taeng窯址へ行く。場所が分からないので目鼻をつけて民家の住人に聞くと、裏山だという。棘のような低木と雑草で前に進めない、やっとの思いで探し当てると、立派な覆屋に鎮座している。下の写真がそうである。数点の陶片を採取した。
いよいよ本日最も期待しているMon Ohm古窯址である。人家を3-4km離れた南方である。途中畑仕事をしている人がいたので、道を尋ねると教えてもらったが、結論として分からない。道を戻り尋ねた農夫に同乗してもらい、目的地に着いた。しかしそれからが大変、道なき道を20分、幸いに農夫が山刀を持っていたので、薙ぎ倒しながらの前進である。しかしながら窯址の存在を見ることはできなかった。
連れていかれたのは、トウモロコシ畑で辺りに陶片が散乱しているので、窯址と認識できる程度で、最も知りたかった窯の規模は分からずじまいであった。陶片5-6点収集しておしまいとした。当然のこととして農夫に、感謝の意を込めてチップを渡した。
午後4時30分、本日の宿泊先COZY NESTという名のホテルに投宿。流行りのブティツクホテルで清潔感は申し分なし。明日はいよいよパーンである。
 
(写真がCOZY NEST)