世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

Wiang Phayaw古窯址訪問記・#2

2015-11-18 10:48:08 | 窯址・タイ
<続き>

Wiang Phayaw窯の位置を記載することを失念していた。後学の方がいらっしゃるとすれば、何がしかの参考になるであろう。

 窯址位置:北緯19°10′05.60″  東経99°54′59.46″

それでは前回に引続き、採取陶片の写真を紹介する。


二つの陶片の表・裏の順で掲載した。何れも3-5mmの薄胎である。表面の釉薬は青磁というより灰釉でカセている。いずれも壺ないしは瓶類の破片である。

二つの陶片の表・裏の順で掲載した。御覧のように破断面が一致したので、そこを合わせて写真に撮った。これも薄胎であり、上掲と同様に釉薬はカセている。また内面の素地は黒っぽいのが特徴である。

これも壺ないしは瓶の口縁部の破片でやや厚みを持ち、釉薬は内外面にに掛っているが、やはりカセている。口縁は釉剥ぎされている。
今回採集した6点の陶片のうち、壺・瓶類の陶片は5であり、当該窯は専ら壺・瓶類を中心に焼成したことが伺われる。
先般、ワット・シーコムカム付属文化展示センター訪問記#1でも掲載したように、何故かWiang Phayaw窯陶磁の展示は、壺・瓶のみであった。窯址と展示品から想定されることは、やはり壺・瓶専用の焼成窯であったことが考えられる。
また壺・瓶類の口縁は釉薬の掛るものと、無釉と双方を確認した。これらは窯詰め方法の違いからくるものである。想定を超える多数の人々の関わりが想定される。

                              <続く>



カンタリーヒルズの水盤アート #22

2015-11-18 10:42:27 | チェンマイ
今回が最終回。昨11月17日、Eastin Tan Hotelに引っ越した。カンタリーも半年を経過すると飽きがきて、移動した次第である。移動にあたって周囲からは、Eastinに移動した人は必ずカンタリーの戻りますよ・・・と釘を刺されたがどうであろうか?

これから、この水盤アートが見られないのはやや残念である。次回からはEastinの何がしかをレポートしたい。
尚、後日カンタリーの水盤アート10選を掲載してみたい。今までに掲載したものから、独断と偏見で10作品を選んだものである。