<続き>
Wiang Phayaw窯の位置を記載することを失念していた。後学の方がいらっしゃるとすれば、何がしかの参考になるであろう。
窯址位置:北緯19°10′05.60″ 東経99°54′59.46″
それでは前回に引続き、採取陶片の写真を紹介する。
二つの陶片の表・裏の順で掲載した。何れも3-5mmの薄胎である。表面の釉薬は青磁というより灰釉でカセている。いずれも壺ないしは瓶類の破片である。
二つの陶片の表・裏の順で掲載した。御覧のように破断面が一致したので、そこを合わせて写真に撮った。これも薄胎であり、上掲と同様に釉薬はカセている。また内面の素地は黒っぽいのが特徴である。
これも壺ないしは瓶の口縁部の破片でやや厚みを持ち、釉薬は内外面にに掛っているが、やはりカセている。口縁は釉剥ぎされている。
今回採集した6点の陶片のうち、壺・瓶類の陶片は5であり、当該窯は専ら壺・瓶類を中心に焼成したことが伺われる。
先般、ワット・シーコムカム付属文化展示センター訪問記#1でも掲載したように、何故かWiang Phayaw窯陶磁の展示は、壺・瓶のみであった。窯址と展示品から想定されることは、やはり壺・瓶専用の焼成窯であったことが考えられる。
また壺・瓶類の口縁は釉薬の掛るものと、無釉と双方を確認した。これらは窯詰め方法の違いからくるものである。想定を超える多数の人々の関わりが想定される。
<続く>
Wiang Phayaw窯の位置を記載することを失念していた。後学の方がいらっしゃるとすれば、何がしかの参考になるであろう。
窯址位置:北緯19°10′05.60″ 東経99°54′59.46″
それでは前回に引続き、採取陶片の写真を紹介する。
二つの陶片の表・裏の順で掲載した。何れも3-5mmの薄胎である。表面の釉薬は青磁というより灰釉でカセている。いずれも壺ないしは瓶類の破片である。
二つの陶片の表・裏の順で掲載した。御覧のように破断面が一致したので、そこを合わせて写真に撮った。これも薄胎であり、上掲と同様に釉薬はカセている。また内面の素地は黒っぽいのが特徴である。
これも壺ないしは瓶の口縁部の破片でやや厚みを持ち、釉薬は内外面にに掛っているが、やはりカセている。口縁は釉剥ぎされている。
今回採集した6点の陶片のうち、壺・瓶類の陶片は5であり、当該窯は専ら壺・瓶類を中心に焼成したことが伺われる。
先般、ワット・シーコムカム付属文化展示センター訪問記#1でも掲載したように、何故かWiang Phayaw窯陶磁の展示は、壺・瓶のみであった。窯址と展示品から想定されることは、やはり壺・瓶専用の焼成窯であったことが考えられる。
また壺・瓶類の口縁は釉薬の掛るものと、無釉と双方を確認した。これらは窯詰め方法の違いからくるものである。想定を超える多数の人々の関わりが想定される。
<続く>