世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

チャトチャックのアンティークショップ

2017-09-24 08:19:34 | バンコク

チャトチャックのウイークエンド・マーケットに出店しているアンティークショップに出掛けた。目的は、K氏とワンヌア窯址紀行の日程等詳細打ち合わせのためである。何せ広い領域である。K氏より事前に聞いていたアンティークショップはセクション10で、隣はセクション11となり、その境目であったが、初めてのチャトチャックで探すのに苦労した。

K氏からアンティークショップの主人を紹介して頂いた。しかし名前は即刻失念し、頂いた名刺も行方知れずで困った。そこでK氏に再確認するのと、名刺が出てきたのが同時であった。

ショップの名前はลุงเงินสังคโลก(ルーン・グーン・サンカローク)で主人はคุณลุงเงิน(ルーン・グーンさん)である。日本人で特にシーサッチャナーライやスコータイ陶磁の数寄者には、お名前を知らない人は恐らく居ないであろう。とは云うものの、当該ブロガーは初対面であった。

最近のネット・オークションには我楽苦多というより、贋作が出品され10数万円の値もついている。10数万円どぶに捨てるなら、一度当該アンティークショップで本物を購入されることを薦める。

チャト・チャックのウイークエンド・マーケットには多くの骨董店が出店しているが、時間の関係で他の店を覗くことはできなかった。何せ広い、全てをみるには1日かかるだろう。バンコクの観光もよいが、一度出向かれることをお薦めしたい。

 


ワット・アルン

2017-09-18 08:01:30 | バンコク

ワット・ポーからチャオプラヤー川対岸のワット・アルンへ向かった。チャオプラヤー川を渡る手前の桟橋から、すでに大仏塔が目に入る。本堂の入り口は、左右にヤックが立ち寺院を守護している。その本堂の切妻は陶磁で装飾がなされている。菊であろうか百花繚乱である。ここに本尊が鎮座するが、台座の中にはラーマ2世の遺骨が納められているとのことである。大仏塔であるが、創建時の高さ16mの仏塔をラーマ3世が、75mの高さに改築したという。破壊神シバが住まうカイラス山をかたどっているとの伝承である。壁龕にはエラワンに騎乗したインドラ神を見ることができる。写真のように仏塔は陶磁器で装飾されており、ラタナコーシン朝の権力と財力をうかがうことができる。ワット・アルンは別名で暁の寺である。日の出の太陽が、これら陶磁器の装飾物に当たり、陽の光が反射する様は、さぞすばらしいことであろう。そのような光景はまだ見ていない。

 

 


ワット・ポー#2

2017-09-17 06:43:01 | バンコク

<続き>

ワット・ポーは第一級王室寺院である。本堂はラーマ1世により建立された。その本堂を取り巻く回廊の外側に、ラーマ1世からラーマ4世までの、4基の仏塔が聳えている。

本堂は、次の予定があり時間も無いことからパス。大涅槃仏の礼拝堂へのアプローチ過程で見た像の数々を紹介する。

写真のように中国式の像が多い。多分守護神や門神の類であろうが、寺院建立にあたって華人の財力が何らかの関係をしたであろうと、勝手に想定している。

                          <了>

 


ワット・ポー#1

2017-09-16 06:28:45 | バンコク

ワット・ファランポーンからタクシーで遣って来た。多くの観光客が参拝ならぬ観光で訪れている。本堂には行かないが、涅槃仏が横たわる礼拝堂に直行である。涅槃仏は全長が46mもあり、余程の広角レンズでないかぎり、全体像は撮影できない、従っ部分撮りである。

梁にはラーマヤナの物語が描かれている。背面も手を抜いていないのがよい。

足裏の仏足跡は補修中で全体を俯瞰できないのが残念であった。区画は108に区分されている。108で想いいたるのは除夜の鐘。ここではバラモンの宇宙観を表している。それにしても螺鈿で表現し、中央はスメール山(須弥山)を描いている。

涅槃仏は背面も手を抜いていないのが嬉しい。螺髪もひとつづつ丁寧に金箔が貼られている。北タイにも美形の尊顔を持つ、涅槃仏が存在するが、規模はずーっと小さい。何度来ても感動した次第である。次回は境内の様子を紹介したい。

                         <続く>

 


タイ語の発音は難しい

2017-09-15 06:31:13 | バンコク

バンコクの宿泊先はラートクラバンである。過日8月6日観光でワット・ポーへ出かけるため、エアーポート・リンクにてラートクラバンからパヤータイへ行くことに。パヤータイ駅までは難なく着いたが、駅前からワット・ポーへ行くときつまずいた。駅前からのバスは#39、#59番であるが、#59はバス停で停車せず通過する。#39は来ない。20分が経過して、#120番台のバスが停車した。家内が車掌にワット・ポーへ行くかと尋ねると、行くと云う。早速乗り込んだ。ところが通過する街路の様子が、どことなく異なるようだ。そのうち、車掌が次のバス停だとつげ、そこで降ろしてもらった。そこはどう見てもワット・ポーではない。見るとワット・ファランポーンではないか。タイ国鉄の起点ファランポーン駅の近くである。

家内は多少タイ語ができるので、車掌に対しどのように発音したのか?タイ語は四声で発音が難しい。ワット・ポーとワット・ファランポーン、どこがどう違ったのか? 四声の問題でもなかろうが、タイ人の車掌も思い込みが激しかったようだ。おかげさんでそこからタクシーでワット・ポーへ向かった次第である。そのワット・ファランポーンであるが、屋根を見ると棟飾りの鳥(チョーファーと呼ぶ)の頭が3つある。これの縁起を知らないが、タイでは時々数字の3に因んだものを見る。これはトリムルティ―(ブラフマー、ビシュヌ、シバの三位一体)から来ているものと、勝手に解釈しているが、このようなチョーファーは初見で、間違ったところで降ろされたが、気分は悪くなかった次第である。

次回は、ワット・ポーの涅槃仏の写真を、各角度から撮影した。それを紹介することにする。