世界の街角

旅先の街角や博物館、美術館での印象や感じたことを紹介します。

チェンダオの少数民族村・ラフ族

2015-07-31 07:59:28 | 東南アジア少数民族
 コン・ムアン(北部の平地タイ族)の人々はラフ族のことを「ムスー」もしくは「ムソー」と呼ぶ。「狩人」の意味だという。しかし、彼らの自称はあくまで「ラフ」である。中国では主として雲南に居住する。
 ここチェンダオのラフ族村は高床式住居ではあるものの、住人は民族衣装ではなく、洋服である。生活スタイルはコン・ムアン化している。


 子供たちが何やらビー玉で遊びに興じていた。下の写真はウィキペディアに掲載されていた写真を借用した。民族衣装を着た少女であるが、黒を基調とした色彩のようである。




チェンダオの少数民族村・パローン族

2015-07-30 07:43:13 | 東南アジア少数民族
 写真の村の祖柱については先日紹介した。このパローン族村は、チェンダオの各民俗村の中でも古様を残していると感じた。女性は今様の服を着るのではなく、民族衣装を着用している。但し男性は例外なく、Tシャツにズボンである。


 中国では雲南・貴州に居住しデーアン族(徳昂族)と呼ばれている。住居は高床式である。
 村を離れようとすると、村の入り口の広場に3人ほどの女性が店開きをした。手作りの工芸品を買えとのジェスチャーである。

チェンダオの少数民族村・リス族

2015-07-29 07:51:59 | 東南アジア少数民族
 チェンダオの少数民族村の最深部がカレン族集落で、そこから戻る順番に各民族村を訪問した。以下、リス族村の光景である。


 上の写真にあるように、リス族は地床式の住居でモン族と同じである。

 
 
 周囲は石灰岩の山に囲われており、一面トウモロコシ畑である。見ると木の切り株を所々でみる。従来は焼畑をしながら移動していたのだが、政府の定住化政策で開墾し換金作物を植えることにより定住した。ここでは写真のように、一面のトウモロコシと落花生を植えていた。
 リス族はアカ族と同じチベット・ビルマ語族イ語群に属し、中国、ミャンマー、ラオス、タイなどに住んでいる。もともとはチベット南部の山麓に住んでいたといわれるが、中国の怒江(ミャンマーではサルウィン川)に沿って南下し、100年程前からタイに移り住んできた。中国の雲南省、ミャンマーのカチン州などにも多くのリス族が住んでいる。

チェンダオの少数民族村・カレン族

2015-07-27 09:14:06 | 東南アジア少数民族
 そこはチェンダオの手前メーナ―を右折し、ピン川を渡りしばらく直進すると、現国王の肖像写真に至る。そこを右折し道なりに進み、一番奥がカレン族村で、メーナ―の右折ポイントから40分である。周囲は石灰岩の奇峰が聳える。
 住居はタイ族風の製材された木造住宅で、見るべき要素は見当たらない、その中で写真の高床住居を見た程度である。
 たまたま民族衣装を着た老女を見たので、許可を得て写真を撮った。中年や若い人々は民族衣装では無く、Tシャツとズボンである。興味がそがれたことは間違いない。