とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

終戦の日

2016-08-15 07:06:59 | 社会
 戦争は理屈抜きにやってはいけないと誓う日だ。年をとるにしたがってその意味が分かってくる。
 
 自国愛を教えるということはいいことだと思う。しかし、戦争を肯定しているような言動を許すわけにはいかない。日本は自分からアメリカに戦争を仕掛けたのであり、その理由はいかなる場合でもそれを肯定してはいけない。

 また従軍慰安婦の問題も国家的な命令はないという意味では強制的なものではないかもしれないが、慰安婦がいたことは事実であり、戦争という状況下でそれしか生きる術がなかったとしたら、実質的に強制と言ってもいい。その点において日本政府が謝る必要はないが、ただそれはねつ造だからと開き直るようなことがあっていいわけではない。

 靖国問題だってそうだ。戦争で死んでいった人を悼む気持ちはだれもがもっていい。靖国神社がたとえ戦犯であっても死んでしまえば差別してはいけないと思ってもいい。しかし、A級戦犯を合祀した神社に国の大臣が参拝するというのはおかしな話なのは当たり前だ。これも開き直ってはいけない。

 戦争はいけない。絶対にしてはいけない。戦争になる危険性があればそれを事前に解決する姿勢を示す。妥協せよという意味ではない。冷静に議論する。それが大切だ。
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