とにかく書いておかないと

すぐに忘れてしまうことを、書き残しておきます。

日本語の「パラグラフ」その2 パラグラフって何?

2016-07-29 10:49:55 | パラグラフ
 パラグラフについてもう少し詳しく説明します。パラグラフは日本語で言えば「段落」ですが、意味合いはすこし異なるようです。明確なルールがあります。パラグラフの一番最初の文はトピックセンテンスといい、そのパラグラフで述べることを1文で示します。パラグラフのその後の文はそのトピックセンテンスの説明になります。だから1つのパラグラフは1つのテーマで書かれることになります。

 読者はトピックセンテンスを追っていけば大体の文章の内容がわかる仕組みになってます。わかりにくいところだけそのパラグラフをよく読むことになるわけです。

 ただし一番最初のパラグラフは少し違った役割があります。全体の要約なのです。ですから最初のパラグラフで大体の内容がわかりますし、それで十分だと思う人は後のパラグラフは読み飛ばすことになるわけです。

 とても効率的な情報伝達の方法です。ここでは言葉を情報伝達の手段と割り切った考え方を見ることができます。大学や企業の小論文やレポート、資料などではこのほうがいいと思われます。

 ただし、情緒的な文章を好んできた日本人にはすぐに受け入れることは困難だとも思われます。

 不定期に続きます。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする