まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

ケータイのピポパ

2010-09-23 15:56:35 | お仕事のオキテ
今、新幹線に乗っているんですが、左斜め前方に座っている女性が 「ピポパおばさん」 でした。
大声で延々としゃべり続ける女性グループ、
ケータイの呼び出し音が鳴り続けているのにまったく気づかなかったり、
逆に座席に座ったまま平気で電話を受けて大声で商談を始めるオヤジ、
赤ちゃんがどれだけ泣き叫ぼうとも何もしようとしないニグレクト両親、
子どもたちがどれだけ騒ごうが、席で飛び上がったり、前の座席を蹴ったり、
折りたたみのテーブルをガタンガタン開けたり閉めたりし続けようが、
やりたい放題にさせておく放任両親などなど、
新幹線で乗り合わせたくない同乗者っていろいろ居て、
それらに比べれば迷惑度はそれほどでもないかもしれませんが、
それでもやっぱりピポパおじさん、ピポパおばさんが近くに乗っていると、
旅は台無しになってしまうと言えるでしょう。

え? ピポパおじさん、ピポパおばさんて何のことかわかりませんか?
私が勝手に命名したのでムリもないかもしれません。
えーっと、ケータイ電話って初期設定のままにしておくと、
ダイヤルを押すたびにピ、ポ、パって音が鳴るじゃないですか。
普通の人は新しい機種を買ったらすぐに、
「機能設定」 → 「音設定」 → 「キー操作音」 → 「off」 というふうに、
音が鳴らないように設定し直しますよね。
それをしないままの人がこの世には何パーセントかの割合で存在するのです。
そういう人々のことを私は 「ピポパおじさん」、「ピポパおばさん」 と呼んでいるのです。

彼らはたぶん、悪意があってそうしているのではなくて、
そういう設定変更ができるということを知らないか、
そもそもキー操作のたびに音が鳴っているということに
まったく気づいていないかのどちらかだと思います。
だから、その罪は彼らにあるのではなく、
旧態依然とした因習にとらわれ続けているケータイ電話製作会社のほうにあるのだと思います。
ケータイの初期設定で、キー操作音が鳴るようになっているのは、
ケータイを未だに電話機だと思って作っているからだろうと思います。
電話機はダイヤル式からプッシュホン式に移行したときに、
1個1個のボタンがそれぞれ別の音を鳴らすように設定されたのです。
それはまあいいでしょう。
電話番号なんて10ケタくらいのもんですから10回音を聞けばいいだけです。
しかもイエ電の場合、近くにその音を聞かされる他人は存在しません。
しかし、ケータイの場合はそもそも近くに他人がいるような場所で使えることがウリなわけですし、
しかも、メール機能が標準装備されるようになって以来、
ケータイのキーは電話のプッシュボタンというよりも、
パソコンのキーボードと同格のものに変化したはずなのです。

パソコンのキーボードは押すたびに音が出たりするでしょうか?
オフィス中のパソコンが全部キー操作するたびにピポパ、ピポパって言ってたら、
そこで働いている人々は全員気が狂ってしまいませんか?
しかも、ケータイはキーの数が少ない分、キーを押す回数が飛躍的に多いです。
例えば 「おとうさん」 て打とうと思っただけで、
ピピピピピポポポポポピピピプパパパと計17回も音が鳴ってしまいます。
そうなんです。
ピポパおじさん、ピポパおばさんて、この調子で延々と、
ピピピピピピ、ポポポポポポ、パパパパパパとメールを打ち続けてしまうのです。
これはどう考えても電話製造会社が悪いですよね。
初期設定をキー操作音無効にしておいてくれるだけでいいのに。
そして、キー操作音が鳴らないと困るという人にだけ、
販売のときにおねえさんがキー操作音を on にしてあげればいいと思うのです。
というわけで、電話製造会社のせいで福島から東京までずーっと、
ピポパ音を聞かされ続けることになってしまいました。
あーっ、うるさかった
まあ、怒りにまかせてブログが1本書けてしまったのでそれでよしとするか、チクショー。


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