中日新聞の日曜版「おじさん図鑑」に「ワシテキ」というタイトルで、飛島圭介さんがエッセイを書かれていました。
「僕的にはゼッテーヤバくナクない?」
こういう”的”の使われ方が今は普通になった。
もともとは「漢語+的」の形で使われていた。
例えば「文学的」「経済的」など。
英語の「tic(チック)」と同じように、「・・・のような」「・・・に関する」意味になる。
それが近頃では「和語+的」になってきた。
「わたし的」「長さ的」「気持ち的」などだ。
これとほぼ同様な経緯をたどってきた言葉に”系”がある。
これも「漢語+系」が主流だった。
「銀河系」「外資系」などだ。
「IT系」「肉食系」ほかの「現代語+系」の広がりを経て、今は「和語+系」も混在している。
「ぽっちゃり系」「かわいい系」「モテ系」「ツンデレ系」(意味がお分かりか)など枚挙にいとまがない。
”的”も”系”も、「ぼかし」の言葉で、要するにハッキリさせたくないのだ。
グラデーションとして意味を広げている。
若い人に「どの辺にお勤めですか」と問うたことがある。
「金融系スね」と応じた。
銀行、証券会社、信用金庫、消費者金融、質屋・・・などとは「彼的」には言いたくないらしい。
「ワシ的」にも「個人情報系」には触れようとは思わないけど。
以上です。
言葉は時代によって変遷していくようで。
私も時代ごとにその時代の言葉を意識せずに使っているように思います。
>「ツンデレ系」(意味がお分かりか)
意味が分からなかったので調べてみますと、「ツンデレとは、冷たい感じのツンツンとした態度を取ったかと思えば、デレデレと甘えた態度を取ること、あるいは、そのような態度を取る人のことを指す言葉です。」。
そうなんだ。
そのような人もいますね。😁
森山直太朗 掌(てのひら)