がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

頂いたコメントについて43

2008年05月18日 | Weblog
2008年05月18日 22時35分記載

頂いたコメントについて言及する。頂いたコメントは以下の通り。

「お久しぶりです。

僕も今日同じ番組を見てました。
この事件がマスコミを賑わしていた時も衝撃があり、東八幡病院のホームページを見た程です。

今日の番組を見て思ったことは、当時医学的見地から適切な処置であったか判断してくれる者がいなかったのか・・・ということです。

僕も看護師としてフットケアの一種で爪の処置はよくします。
特に糖尿病を基礎疾患として持っている方には大切な処置です。
白癬菌による肥厚爪で爪が剥げてしまったのか、生爪を剥いでしまったのか一目瞭然です。
今回の事件ではそれも4件もあったみたいですが、別の医療者が見てそれを判断できなかったとは思えません。

大阪の北野病院の看護師も言っていましたが、適切な処置が訴えられるようであれば、怖がって必要である処置を行う者が少なくなってしまう。
本当にそう思ってしまいました。

事件の詳細も番組のみでしか知らず、剥がされた爪の状況も実際に見たわけではありませんが、番組を見た印象では「虐待」には該当しない感じでした。

僕も今後の経過を見ていきたいとい思っています。」


お久しぶりです。頂いたコメントと離れてしまいますが、退院おめでとうございます。


「おめでとうございます」という言葉を今の時点で使っていいものなのか、若干躊躇があり、ナンクルさんのブログへのコメントは出来ずにいました。

しかし、やはり治療を終え、退院まで漕ぎ着けられたことはめでたいというか有難いというか、喜ぶべきことですよね。

ご自身でも十分ご認識されているかと思われますが、治療終了後も気の抜けない日々が続きます(もちろん私もです)。お互いに良い結果が未来に待っていると考え、踏ん張っていきましょう。


頂いたコメントの内容に戻ります。


大阪の北野病院の看護師の方も言っていたように、私が最近の記事でも書いているように、事実関係を精査せず、ムードでもって人を処罰しようという最近の風潮が一番怖いことです。それは社会を萎縮させ、必要な行為への躊躇・回避を現実化させてしまいます。


ナンクルさんは医療者の立場から、本件に疑問を持たれているかと思います。

私は多少法律を学んだ者として本件に疑問を持っています。


事実が何であったのか、お互いに今後の公判を見詰めていきましょう。


適当に、ムードで、医療行為を犯罪行為と認定されては医療が成り立ちません。それは我々国民の生命・健康が害されることに他なりません。



見る度に非常に不愉快

2008年05月18日 | Weblog
2008年05月18日 21時59分記載

甲本ヒロトがまだ「日テレ ゴー ゴー」と歌っている。



甲本ヒロトよ、これまで歌ってきたことと随分違いはないか?これまでの歌はなんだったんだ?



「空っぽの言葉はもう聞き飽きた」と歌っていたのは、あなたじゃないのか?



「日テレ ゴー ゴー」は空っぽの言葉じゃないのか?「日テレ ゴー ゴー」という言葉に何の意味がある?



本当に失望している。ザ・ブルーハーツの歌を聞いてた時間を返して欲しい。



ザ・スクープ

2008年05月18日 | Weblog
2008年05月18日 15時26分記載

本日14時から、テレビ朝日系列で「ザ・スクープ」という報道番組が放送された。

その中で非常に興味深い特集が組まれていた。



特集タイトル「看護師は患者の爪をはがしたのか・・・“虐待事件”の真実」(参照URL http://www.tv-asahi.co.jp/scoop/ )



以下は番組HPからの引用

「去年6月25日、北九州八幡東病院は「看護師が、認知症の高齢者4人の爪をはがす虐待を行っていた疑いが高い」と記者会見で発表。この看護師を懲戒解雇し、「傷害」で刑事告発した。すでに捜査を進めていた警察も7月2日、傷害容疑で逮捕に踏み切った。
2004年10月、京都市の病院でも「看護師がストレスから患者の生爪をはぐ」という事件があり、傷害罪による実刑が確定していたことから、「またしても、医療現場で悪質な虐待が!」として報じられたこの事件。
ところが、事実関係を精査していく中、意外な事実が明らかになってきたのだ。

患者や同僚からの評判も非常に良かったという被告の看護師が涙ながらに訴えた言葉…「私は患者さんが好きだったから、ずっと看護師をしてこられた。
その患者さんを虐待するはずがない。絶対に虐待などしていない」

担当の弁護士は「被告は爪の専門知識があり、一生懸命、患者のためにケアをしていたため、かえって“爪はがし”として、虐待の疑いをかけられてしまった」と主張。
日本看護協会も「虐待などではなく、経験知に基づき、患者のためを思った看護ケアだった」との見解を発表し、被告の支援を打ち出した。

被告の行為が“虐待”でなかったとしたら、一体なぜ、彼女は起訴されてしまったのか?
病院の対応や警察の捜査、さらに「虐待」と認定した行政の対応に問題はなかったのか?
そして事件の背景に何があったのか?

番組では、被告本人や病院関係者などを長野智子キャスターが取材。
多角的な取材の中から、事件の意外な姿が浮かびあがってきた…」


番組中では、当時の病院側が開いた会見の様子や、肥厚爪のケアをする他の病院の看護師の方の仕事ぶり・話を紹介しながら、傷害罪には当たらないだろうとの観点から番組が作成されていた(と私には見えた)。

そういう作りなので、当然と言えば当然なのだが、私が抱いた心証も無罪。



近く裁判が開かれるそうなので、関心を持って見守りたい。



無罪の判決が確定した際には、この時の報道の在り方、北九州市の対応、警察・検察の捜査・公訴を強く非難したいと考えている。