がん(骨肉腫)闘病記

抗がん剤治療、放射線治療、人工関節置換手術、MRSA感染、身体障害者となっての生活の記録を残します。

逮捕の野村元社員、立ち聞きでM&A情報

2008年05月12日 | Weblog
2008年05月12日 19時20分記載

URL http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080512-OYT1T00420.htm

「野村証券の中国人元社員らによるインサイダー取引事件で、企業情報部元社員レイ(瑜容疑者(30)が東京地検特捜部の調べに対し、インサイダー情報について「ほかの社員同士の会話を聞いて(売買役の知人に)伝えたものもある」などと供述していることが12日、わかった。

 社内での情報管理が徹底されていれば不正は最小限に食い止められた可能性があり、同証券は改めて業務体制の見直しを迫られそうだ。

 証券取引等監視委員会の調べなどによると、レイ容疑者は2006年6月~07年12月、企業情報部で取り扱っ

た企業の合併・買収(M&A)案件の21銘柄の情報を知人の機械部品メーカー社員蘇春光()容疑者(37)に伝え、蘇容疑者が五つの口座で事前に株を買い付け、公表で株価が値上がりした後に売り抜けて4千数百万円の利益を上げていた。

 21銘柄のうち、半数弱は、レイ容疑者が契約書など資料の作成や株価の算定などの補助的な業務でかかわっていた。特捜部で、残る半数以上の銘柄の情報入手方法について追及したところ、レイ容疑者は「同僚が企業情報部内で話していたM&A対象の企業名などを立ち聞きし、蘇容疑者に伝えていた」と供述した。「仕事を手伝った担当外の企業の情報も教えていた」とも話しているという。

 企業情報部は1~7課に分かれ、レイ容疑者は6課に所属。コンピューターのアクセス制限をしているものの、間仕切りがあるだけで行き来できたという。

 特捜部は12日午後にも、レイ、蘇の両容疑者を、07年4月に公表された、大手製薬会社エーザイが株式交換で完全子会社化した三光純薬株を巡る取引について金融商品取引法違反(インサイダー取引)の疑いで再逮捕する。(レイはがんだれに「萬」)」



読売はどれだけ窮屈な社会を作りたいのかね。



「社内での情報管理が徹底されていれば不正は最小限に食い止められた可能性があり、同証券は改めて業務体制の見直しを迫られそうだ。」って、お前等が煽って迫ってるだけじゃねえかよ。他の誰が望んでんだよ。



自分とこも企業なんだからわかるだろうけど、同じ部内の人間が話してるのなんて聞こえちゃうって。パーテーションをやめて防音壁にでもする?同じ部内の人間でも立ち話をしないようにする?仕事に関する話をする時は完全防音の個室でだけ話をするようにする?どこまでやったらいい?



10万人も証券会社役員・社員がいれば何人かは犯罪を行う人間はいるって。完全に排除するなんて出来ないよ。



怖いのは、その根っこにある「完全信仰」。そういうのが蔓延ってるからなんでもかんでも訴訟になっちゃう。



見てみなよ。そんなことばっかりしてるから訴訟リスクのある小児科医・産婦人科医はどんどんいなくなっちゃって。



完全なものなんてこの世のどこにもないんだから、確率的に考えて、どこまでの割合なら不完全さを受容するかを先に考えるべき。



「完全信仰」はあくまで「信仰」で、実在しないよ。そんなもん捨てなきゃ駄目だよ。どんどん息の詰まる社会になっていってるよ。