湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

うつろのまこと

2018-06-10 | お芝居のこと
なんというタイトルだろう
見終わった後にそう思う。
彼の中の嵐はいかほどか。

近松と義太夫。
愛があったよなぁ。

たとえどれほどの才能があろうとも
それを認める人がいないと
天才ってのは埋もれてしまう。

彼の作品を
あれほど愛して欲して
読み込んで表現して
悩み苦しみ
悶えるよろこび。
しあわせで苦しかったろうなー。

そしてそれを見守り知る喜び

心中という穏やかでない
言葉に含まれる裏切り

書くということの業
それでも。書く。
ということ。

浄瑠璃の中の人々もよかったな。
パンフ買い損なって
役者さんのお名前や役名不確かですが。


阿古屋さん演った人、
阿古屋さんも良かったのだが
もう一つの役がホントよくて
着物手放すシーンは
泣きに泣いたわ。

またもう、小多田さん(父)が
意地悪なタイミングでやってきて
彼女を連れ去るのがもう。

動きも衣装も歌も良かったなぁ。

ぽっかりと空いたうつろに
まことが〜のとこ。
思い出すと、胸がきゅうきゅうになるよ。

好きなら好きって言いなよー
(ちょっと違うけどな。)

なんにせよ
観に行って良かったなぁ。
胸うたれました。

小多田さん客演してくれてありがとーですよ。
役者さんお目当で行って
その役者さんもよくて
舞台そのものがよいと
ホントいいご縁だったなぁて
嬉しくなる。

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