物で埋め尽くされている我が家。本も沢山、あります。勿論、一度読んで取っておきたいと思う本もかなりあるのですが、読んでない本で、読んでから捨てようと思うものも沢山あります。
で、読んでから捨てようと思った本の一つがこの渡辺淳一の「桜の木の下で」
東京に家庭のある主人公が京都の料理屋の女将と不倫している内に、この女将の娘とも不倫してしまうという著者のお得意の恋愛物。
はっきり言って、ジャンクフードならぬ、ジャンクブック。読む前からわかりきっていたけれどやはり、読まずに捨てることが出来ない私。これで、やっとポイできます。
しかし、渡辺淳一氏の作品でも唯一面白いと思ったのが、「花埋み」。これは日本初の女医さんのお話で、当時、女性が医者になるのがどれだけ大変だったかがわかり、渡辺作品とはちょっと作風が違いました。