まりっぺの平凡日記

毎日平凡に生きれるって幸せなんだ。でもその平凡っていうのは意外と難しい。

今、女として-上下巻(金堅姫著)

2005-09-30 17:21:26 | My Book Review
一気に読み上げてしまった

やはり小説やミステリーは作者が作り上げたお話なので、多少、無理がある部分もあるが、ノンフィクションは事実に基づいたものだから面白かった。これらの後に出版された「愛を感じるとき」を先に読んで、文体から面白くないとの感想を書いたが、今回は北朝鮮の実情が詳細に記されており、私の知らない世界が垣間見れた。

小さい内から金正日を崇拝するよう徹底的に教育がなされる北朝鮮では、殆どの国民は国のため、金正日に命をささげることに疑問を持たないようである。金堅姫が大韓航空機を爆破したという事件は決して許されられることではないと思うが、小さい頃からあのような国で教育を受けてきたのであれば、外の世界を知る由も無く、ある意味、彼女も被害者なのではないかと思った。


日本語の乱れ

2005-09-24 13:23:47 | Weblog
幼稚園から中学までインターナショナルスクールで教育を受け、高校はアメリカへ留学、大学は上智大学比較文化学部で言語学を学びました。しかし、そんな教育を受けさせた両親は英語と日本語をチャンポンで話すことを硬く禁じ、きれいな言語を使うようにとよく注意されました。

最近とても気になる日本語の乱れ…一番ムッとするのは、うちのマンションの管理人にごみ置き場で会う度に「ご苦労様です!」と声をかけられること。私が高校生の時、夏休みに帰国し、父の会社の方に「ご苦労様!」と言ったら母に「目上の人に対して使う言葉ではありません!」と注意を受けた。しかし、うっかり2度目にまた「ご苦労様!」と言ってしまった私に対し、「あなたは何様だと思っているの?目上に対してご苦労様とは失礼です!」とことごとく母に怒られた。それ以来、私は「ご苦労様」という言葉を使わないようにしているけれど、一般的にはよく耳にしますよね。普通の会話でも出てくるし、テレビでもよく使われている。本当に「ご苦労様」って失礼なのかなと思ってしまう…でも母が言うなら間違いなしと私はこれからも使わないと決めている。

それから「間髪いれず」。これを皆さんはなんて言っていますか。「カンパツいれず」なんて言っていませんか。これは「カン、ハツいれず」が正しいんですよ。でも会話の途中で注意するのも会話の腰を折るようでなかなか言えませんけれど…。

最後によく野球中継などでアナウンサーが「監督が選手に檄を飛ばしています。」なんて言ってますが、これも使い方がちょっと違っています。本来は「考えや主張を広く人々に知らせて同意を求めること」なのです。あぁ、こんな指摘をするようになった私はオバサンになった証拠なのでしょうか…

秋分の日

2005-09-23 13:47:07 | Weblog
今日はおじいちゃんの命日であり、秋分の日でもあります。そして昔、付き合っていた人の誕生日でもある。(別に元彼に対して未練があるから覚えているわけではありませんよ。)

皆、昔付き合っていた人のことを思い出すことありますか。そんな時の気持ちは憎しみ?別れて良かったあんな奴!と思うのかな?それとも別れてしまったことをまだ引きずっていますか?

私も悔しく、悲しい思いは何度もしてきました。勿論、別れてよかったと思えることもあったし、何で、うまくいかなかったんだろうと途方にくれることもあった。あの野郎!ふざけんな!と怒り狂ったこともあります。でも振り返ってみるとどれも私にとって、私の人生にとっては大切な出会いだったのかなと思えます。だから、今度、また誰かと付き合い、別れる結果となったとしても、ありがとうと言って別れられるような付き合い方ができたらいいな…(勿論、次に付き合うことができたら、結婚という一つのゴールが目標ですが、必ずしもそういう結果になるとも限らないし…)

何故、私が相手を恨んだり、恨まれたりするような別れ方をしたくないと思うようになったのかというと、さっき書いた「今日が誕生日の元カレ」が昨年、風の噂で亡くなったと聞いたからです。悪い冗談でしょ!と最初は信じなかったけれど、ネットサーフィンをしていたある日、彼のお姉さんのホームページ上に彼の死のことが書かれていました。ショックでした。悲しかった…別れた当初は別れてよかったなんて思って、彼に対する気持ちを忘れようとして必死でした。でも別れてから10年以上たった今、彼との思い出もそう悪いものではありませんでした。

私が高校生の時に父が亡くなり、その時からいろんな意味で力になってくれていたし、私は学校をサボってよく彼と日帰りでスキーにも行ったっけ…楽しかったなぁ…いつか街で彼とばったり会った時に笑って思い出話ができたら別れた時のわだかまりがなくなっただろうに…私が元気で、楽しく生きていることももう彼には伝えられない(きっと天国で見てくれているかな?)彼が元気で、幸せな家庭を築いたのも見たかった(彼は亡くなる前にちゃんときれいな奥さんをゲットし、子供も設けたようです。)

だからどんなにつらく、憎憎しい別れ方をしても、相手の人がその後、できれば幸せになってほしいと強く思う。どんな生活でもいいから生きていてほしかった。(勿論、これからは年老いて行くから死に接することは多いと思うけれど、でも私はまだ30代。これから付き合う人もまだまだ生きて行く年齢であろう。勿論、財産目当てで結婚するなら金持ちの高齢者を求むが…)


今井俊展

2005-09-22 15:14:05 | Weblog
昨日は以前登場した92歳の祖母、母、母の小学校の同級生のまさ子さんの4人で新橋の酔心でランチ。その後、まさ子さんの知り合いの画家の展覧会に行った。そこで頂いたのが、写真の絵本です。

今井さんはご夫婦共にアーティスト。ご主人の俊さんはメキシコ風タッチの版画がメイン。奥様のみちるさんはクレーなどを使った作品が多い。ご夫婦共に何冊かの絵本を出されています。久しぶりにお目にかかり、私の絵心もまたうずき始めました

展覧会の後は新宿でegapyに会い、彼のブログを立ち上げるのを手伝った。ちなみに私のブログにブックマークしたので、是非こちらにもお立ち寄り下さい。

ブログ立ち上げ後は渋谷で、以前番組を作っていた仲間たちと久々の同窓会。下は30歳から上は50代半ばのおじ様プロデューサーとの飲み会はとても濃~いものでした。

そんなこんなで本日の私は、この数週間遊びほうけていたのがたたり、ダウンしてます

もう限界です。

2005-09-19 01:11:51 | Weblog
先々週からずぅっと遊びほうけた上、今週は飲み歩いていたら、今日は朝から調子が悪い。やはり年には勝てないのかな…昨日も午前1時ごろ帰宅し、それからお風呂に入り、ブログを書いたりしていたら、寝たのは午前4時。今朝は9時に電話で起こされ、そのまま午後仕事に行こうと思ったらドタキャンされた。夜は友達のホームパーティーに女友達と行こうと思えば、女友達からもドタキャンをくらった。体調が悪い上、気分も相当悪かった。しか~し、私は他の友達を誘って、ホームパーティーに参加。(そんなに体調が悪いなら行かなきゃいいのに…)でも、今日は満月で、外でジンギスカンパーティーをしたのはとても気持ちよく、気分もいつの間にか良くなり、調子に乗って飲んでしまった。気分の良いのも家にたどり着いた頃には疲れがドッとでてしまった。

もう飲めない

2005-09-18 01:43:22 | Weblog
このところ、仕事はめっきり暇で、時間の余裕ができてうれしいやら、悲しいやら…こんな時は普段、勉強しようと思っていることや、読んでおくべき資料などを読み漁ろうと思っているのですが、連日連夜、飲みのお誘いが続いていて…先週に引き続き、今週も水曜日は新宿で飲み、木曜日は家の近くで飲み、今日は六本木で飲みました。流石に今日のワインの会では殆ど飲めず、悲しかった…会費が7000円だったので、なんか損した気分です(^^;)でも今日あまり飲めなかった分、明日は友達の家のホームパーティーで復活できていることを願います!(そう、明日も飲み会なんです…)

苦しい~

2005-09-16 16:47:58 | Weblog
昨日はお昼に銀座で友達のコマリちゃんとイタリアンのランチを食べ、その後、お茶をし、夜はNHKの「地球法廷」という番組の制作の際、一緒に仕事をした翻訳者の近藤さんとディレクターの杉ちゃんと麻布の路地を1本入ったAzabu Hausという所で夕食を食べた。

まずは久々の再会だったので(!?と言っても数ヶ月ぶり)ビールで乾杯し、その後、ワインを1本注文。食べ物はシーザースサラダから始まり、イベリコ豚のスープ、牛スジのグラタン、秋刀魚のスパゲッティー、ほろほろ鳥のトマトソース煮込み。お昼から飲んで、食べてばかりの私はこの時点で満腹状態だったにもかかわらず、ワインがまだ少し残っていたため、お店の方が、チーズとドライフルーツを持ってきてくれた。

しかし、私は他の二人と共にワインを飲み干し、チーズとドライフルーツの盛り合わせを一気に平らげた。その後、ウェーターがデザートは如何でしょうと聞いてきた。杉ちゃんはマスカットとシャンパンのジュレ。近藤さんはプリンに、キャラメルのジェラード。私はあまりの満腹感に迷いつつもティラミスとチョコレートケーキを頼んでしまった。おなかいっぱいと言いつつもあまりのおいしさに、きれいに食べてしまった。

久しぶりに友達と過ごした一日であったが、あまりにも食べ過ぎたのか、帰ってきたら、おなかがいっぱいで、寝られない。苦しいと思いながら、2時過ぎまで読書で時間をつぶし、漸く床についた。

今朝、起きてみても満腹感は減っておらず、朝ごはんも食べられないほどであった。

ダメな女(村上龍著)

2005-09-16 16:38:37 | My Book Review
これは数年前に村上龍さんが女性誌に連載していたエッセーをまとめたもの。

彼が連載していた頃は、夏祭りでの毒入りカレー事件やお受験戦争で、ある親が子供の友達を殺してしまう事件があった時。最近では事件が多すぎてあまり頭に残らない事件ばかりだが、本を読みながらそういえば、そんなこともあったなぁ~。本当に時間の流れが速いことを実感した。

内容はタイトルをあまり反映しておらず、その時代の情勢がよく書き記されている。女性をテーマにしているが、男性のダメな点が浮き彫りにされているような気がした。村上さんの書いたことに対し、全て納得はできないが、彼の知識の豊富さが顕著に現れていた。ある意味「負け犬の遠吠え」よりも先に人間ウォッチングをテーマにしたものだろう。

どうしようかなぁ~

2005-09-14 16:10:36 | Weblog
今日、知人からスポーツクラブの無料券を頂き、早速、行ってみた。久々に泳いで気持ちよかったが、久しぶりに体を動かしたので、帰宅後はおなかがすき、馬鹿食いし、昼寝をしてしまった。

私が今、入会しているTipness(六本木店)よりもこちらのジムのマシーンは新しそうで、広い。Tipnessのプールは地下1階なので、暗く、18m、3レーンしかない。しかし、今日、行った所のプールは1階にあり、とても明るく、開放的。そして25mで、4レーンある。Tipnessはシャワーとミストサウナしかないが、こちらはお風呂もあり、普通のサウナとミストサウナがある。

現在、Tipnessには月7,350円のデイタイム会員として入会しているが、変な外人も多い。良い点は家から歩いて行けること。本日、行ってみた所はデイタイム会員の月額は9,000円近い。それに歩いて行けないし、会員の年齢層が高い。でも知人が入会しているので、誘いあって、ちゃんと通うようになるかしら?今まで通りTipnessで頑張るか、今日のジムに乗り換えるかが悩みどころです。

愛を感じるとき(金賢姫著)

2005-09-13 00:44:56 | My Book Review
先日、911テロの消防無線交信記録の翻訳を行った際、幾つか資料を読んで少し知識を入れる必要があった。その際、実話ほど泣ける書き物はないと思い仕事が終わってから、本屋さんに行った。今年は日航機が墜落して20年なので、その事故に関する書籍も幾つか店頭に並んでいたので、2冊ほど手にとった。その後もブラブラ店内を見回していたら、「そういえば大韓航空の事件もあったなぁ~」と思い、大韓航空機関連の書籍も読んでみようと思って、買ったのがこの本であった。

「愛を感じるとき」を読む前は、北朝鮮という国に生まれたため、数奇な人生を歩まざるをえない彼女に、かわいそうという感情を抱いていたが、彼女の文体なのか、翻訳者の訳し方なのか、彼女に対するイメージが少し違った。勿論、普通の人が経験することのない人生だということはよくわかる書籍だったが、文章が少し私には読みにくいというか、いらいらするものであった。

ありえない

2005-09-12 18:41:59 | Weblog
三十数年生きてきたが今日、初めての経験をした。

なんと、鼻のてっぺんを蚊にかまれた。鼻のてっぺんをかまれるなんて、ずいぶん間抜けな私だな~とつくづく思う。

痒いのだが、かくと痛い。気を紛らさそうとめがねをかけて本を読もうとするが、めがねの中心が鼻の上にのっかるとムズムズする

9月11日(選挙とテロ)

2005-09-11 18:52:29 | Weblog
今日、日本のマスコミは選挙のことで大騒ぎ。勿論、日本の将来において、とても重要なことだと思う。私自身も午前中、投票に行ってきた。今回の選挙は今までのものよりも、もっと国民の興味が注がれているようだが、午後の夕立のような雨で、選挙に向かう足が遠のいたのでは?とちと心配。

今日は2001年9月11日にアメリカで起きた同時多発テロから4年目の日でもある。先月、アメリカでは当時の消防無線交信記録が公開され、私はその翻訳の仕事を請けた。

23枚ものCDにはあの日の悲惨な、そして、消防士たちの勇敢な声が記録されていた。仕事で23枚の内、3枚を翻訳することになったが(内1枚は、締め切りなどの関係で、友人に手伝ってもらったが、)どれも涙を流さずには聞けないものであった。世界貿易センターに飛行機が最初につっこんだ直後から、ビルが崩壊するまで、消防士たちがどのように動くのか、混乱の中、無線でやり取りをしている。

CDの中にはある市民がたまたま、世界貿易センターの側を歩いていたら、ビルが崩壊し、瓦礫の下敷きなった。その際、彼は直ぐ横にあった無人の消防車(多分、その消防車に乗っていた消防士たちはビルの中などに出動していたのだろう)の運転台に飛び乗り、目の前にあった無線で、助けを求めていた。「助けて、もうあまり長いこと息ができない。空気が薄くなってきている。私を助けて!」という叫びが夜中にCDから流れてくると、あぁ~この人はこの後、どうなっちゃったんだろうと思いながら、涙した。(この市民のその後はわからないらしい。)

それから任務中の水上消防隊のキャプテン・フェンテスも、ビルの崩壊に巻き込まれた。彼は意識が朦朧とする中、無線で、救助を求めた。周りを見回せば、仲間が亡くなっている中、彼は生きて助けられた。

CDの翻訳が済んだ後、私はその素材を利用しての日本テレビの某番組の編集作業にも立ちあった。当時のいろいろな映像にCDの音声をかぶせると、また涙が出てきて、本当に困った。

飛行機が突っ込んだ後、ビルでは火災が発生し、救助を待ち望んでいた人々が窓際に押し寄せていた。窓は無数の人々の苦しそうな表情で埋め尽くされていた。そして火災の暑さに耐えられずにビルを飛び降りてしまう人々の映像に「飛び降りている人がいる!」という無線の声が重ねられた。

先週の日曜日の夕方、この素材を使ったものは放送されたが、その時のコメンテーターの方も感想を求められたら、声にならなかった。彼女にとっても、私にとっても、心が締め付けられるような、なんとも悲しい放送であったが、この悲しみが今後の平和を築く礎になってくれたらと心から願う。

7777

2005-09-10 22:58:26 | Weblog
今日は母が恵比寿の祖母の家に行くのでドライバーになった。

私の車は3年前に購入したIpsum。3年も前に購入したのに、近場をウロウロする程度のため走行距離は一年に2,500キロくらいにしかならない。

そして今日の夕方、母を迎えに行き、家に到着したら7,777キロになった。別にどうということはないけれど、7並びになったので思わずデジカメで走行距離を撮ってしまいました。

anego(林真理子著)

2005-09-10 13:53:04 | My Book Review
昨日から今日にかけて読んだ。

先日911テロの消防無線交信記録の翻訳の仕事でかなりブルーな気分だったため、あまり頭を使わない本を読みたいと思ったのだが、やはり読むだけ時間の無駄であった。読む前からそんな気はしていたのだがやっぱりって感じ…

昨年の「負け犬の遠吠え」のヒットの影響で、anegoもその流行に乗ってドラマ化したのだろうが、全くつまらないものだった。

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