まりっぺの平凡日記

毎日平凡に生きれるって幸せなんだ。でもその平凡っていうのは意外と難しい。

運命

2007-05-01 20:06:41 | Weblog
一昨日、Oが弁慶のシャンプーをしてもらっているペットショップにチビクロを火曜日に連れて行き、そこで、飼い主を探すと電話があったので、昨晩Oに引き渡す前に祖母と母にチビクロを最後のお別れに連れて行こうと思っていました。でもその前に7階に住んでいるHさんにも最後のお別れをしに連れて行こうと思ったのです。

Hさんは以前、ちょっと有難迷惑な隣人としてブログに掲載した7階の住人です。彼女はかなり強引なので、私は極力、Hさん宅に行かないようにしているのですが、チビクロをつれてきた翌日に、誰か里親を探してくださいとチビクロと共にお願いしに行ったのです。その日、Hさんは、自分の所では既にアメリカンショートヘアがいるので、もう飼えないから、知り合いに聞いてみるという返事でした。そして一昨日、私が外出先からチビクロと共に帰宅したら、マンションの玄関で、Hさんにバッタリ会い、「抱かせてぇ~」と言われ、10分くらいマンションの玄関でチビクロと彼女はまた遊んでいました。Hさんはちょっと図々しいところがあるものの、動物は大好きで、権之助が具合悪いと言えば泣き、死んだと言えば泣き、未だに権之助の思い出話をしただけで泣くのです。だからチビクロのこともかわいがってくれたので、昨日、祖母の家に行く前に、最後のお別れにチビクロを連れて行こうと思ったのです。

で、2階の我が家からエレベーターに乗ろうと思ったら、1階から上がって来たエレベーターには先客の女性がいました。私がエレベーターに乗り込むと「上に行くのですが…」と言われたので私は「えぇ、7階に行くので大丈夫です」と答えました。

本来なら、ここで、猫をアピールするところですが、この数日、誰に聞いても100%チビクロの里親は断られていたし、もうペットショップに連れて行く予定だったので、私は何も話しかけなかったのです。そしたら、女性が「あっ!猫ちゃんだ…」とつぶやいたので、「この子、里親を探していたんですが、見つからないし、ウチも物理的には今、飼えない状況なので、今日、知人に返して、明日からペットショップに行ってしまうのです」と説明しました。

そしたら、「私、猫がほしくて、町を歩いていても、公園に行っても、捨て猫いないかなと思いながら、いつも歩いているんです。」と言った瞬間にエレベーターは彼女の降りる5階に着きました。

私は思わず、彼女と一緒にエレベーターを降り、ここに住んでいるのかとか、賃貸で住んでいるのかと質問しまくりました。このマンション、所有者はペットを飼えるのですが、賃貸の人はペット禁止なのです。話を聞くと所有者だというので、チビクロを飼ってもらえないかとお願いすると、「主人に聞いてみないと…」と言うので、半ば強引に、連絡先を交換し、最後に彼女にチビクロを抱かせました。彼女と別れてから、あぁ~家族に聞いてみないとなんていわれたら、やはり今回も駄目だろうなと思いながら私は7階のH宅に行きました。その後は祖母の家に連れて行ったりして、数時間が経ち、漸く、4時頃、エレベーターで出会った女性から電話があり、「飼いたいのだけど、夫婦共働きなので、ミルクを上げるくらいチッこいのはちょっと難しいのです」と言うので、私は直ぐに彼女の家にチビクロと押しかけました。

そして「ウチでできれば飼いたいけれど、今は無理な状況なのですが、ここに貰われたらペットショップに行く運命より安心だから、お願い!授乳期が終わるまで、誰か預けられる人はいませんか?最悪、後、2、3日は私が面倒みて、その後は拾ってきた知人に押し付けるとか、私も人を探すから!」とチビクロと共に必死に頼み込みました。そしたら、「実家に聞いてみる」と彼女は言って、電話をかけたら、ご両親が1時間後に引き取りに来てくれると、話がトントン拍子に進みました。

ご両親が直ぐに取りに来てくれるお家なら安心です。今は何だか、ホッとしたような、チビが急にいなくなり、寂しい気分で、私は帰宅後ポロポロと泣いてしまいました。

母も電話で、いなくなったのは寂しいけれど、100%ほしいと思ってくれた人にめぐり合えてよかった。この先、祖母のことが片付いたら、また犬猫にめぐり合う機会もあるだろうから、その時こそは飼いたいねと言っていました。

しかし、本当に私も里親探しをあきらめかけて最後の最後に飼い主が見つかり、チビクロは強運の持ち主です。私たちがあのエレベーターに乗り合わせなかったら、奴はどうなっていたかわかりませんが、同じマンションの方に貰われて私も安心です。チビクロは絶対幸せになってくれるでしょう。

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