昨日は母に内緒で人の手を借りて大掃除計画をしていたため、最近サボっていた祖母に朝、会いにいくことを久々に決行。
腰も大分よくなったので、歩いて行こうと決めたら、昨日もまみみさんとレオ君に遭遇し、気持ちよく祖母の病室に行くことができました。しかし、病室に入ったら、祖母、まだ爆睡ちゅうだったため、起こさずに、帰ることに…
本当は少し話をしてきたかったのですが、起こしてしまうとやはり帰る時に後ろ髪を引かれる思いが生じ、だらだらとつい長居をしてしまう。昨日は大掃除は10時からスタートする予定だったのですが、9時に十番で一つ打ち合わせの予定があったので、看護師さんに「今日も、祖母のことよろしくお願いします!」と声をかけてかけてからその足で、十番に向かい、打ち合わせをしてから、速攻、家に帰宅。間もなくHさんが来てくれて、掃除を開始。
と言っても、私、殆ど見ているだけで、Hさんがどんどん床の上にあった洋服などを片付けてくれたのです。
そしてお昼に行って、Hさんが午後は適当に片付けておいてくれるというので、私は再び祖母のところへ向かいます。ちょうどN先生が点滴の新しいルートを確保してくれているところでした。そして衝撃の事実を打ち明けられる
「僕、明日でここが最後なんです。明後日から救急に移るんで、明日、改めてご挨拶に伺います」
えぇ~そんなぁ~(;_;)と思って私、慌てて、祖母のベッドサイドにある引き出しからノートを出して、カンペを作成し、祖母に見せます
祖母「N先生、大好き」
N先生「そんな心にもないことを…」
祖母「寂しい、悲しい(;_;)」
「Please do not leave me!」(私を見捨てないで…)
「I will miss you」(寂しくなります)
N先生「えっ…今まで千恵子さんに色々お孫さんが仕込んでいると思ったのに、その場で書いたローマ字を、しっかりとその場で読めるんだ…」と驚きつつも、しばらくしてからN先生、退室。
そして間もなくO先生が入室し「転院のことでケースワーカーがお話があるんですけど、今日、お母様は?」
私「今日も寝込んでいるので、私だけではダメですか?」
O先生「では、とりあえず、お孫さんだけにでもお話して、お母様とは改めて…」と言われ、ケースワーカーのMさんと、急遽、面談することに
Mさん「実は最適だと思われたF病院は胃瘻、もしくは高カロリーの点滴の患者さんではないと受け入れてくれないと言われてしまい、千恵子さんはその治療方針に適応しないので、F病院のすぐ側にあるN病院に問い合せたら、受け入れ態勢があるようなので、一度、見に行ってきてください。」
私「了解しました。一度、見に行ってきますが、母が今週寝込んで、来週にまた化学療法室での点滴があるので、今週は行けないかもしれないけど、早急に行ってきます。でもどこの病院に行ってもO先生以上の先生には絶対に会えないから、もう祖母はこのまま弱っていくしかないということですよね(;_;)」
O先生とMさん、無言
そこで、私、また祖母にカンペを書いて見せる
祖母「O先生大好き…見捨てないで。ここにおいて。Please let me stay here!(お願いだからここにおいて)」
二人共、言葉につまる
私「ところで、そちらの病院の費用はどのくらいで収まりますか?」
Mさん「個室で約一ヶ月48万、二人部屋で約30万」
私「ウチの都合は先生や病院に関係ないのは重々承知で、失礼を承知で言いますが、ここの特別病棟に祖母を移しても、もう少しおいていただくことはできませんか?母は経済的なことを心配していますが、私、どんなことをしてもここで二人を見ていただかないと母も余計に体を悪くするのではないかと、心配なんです。それに私も、体が持たない。」
Mさん「特別室も今いっぱいなので…」
私、転院という現実がじわじわと詰め寄ってきたことにパニくり、「ぢゃぁ、一体、どんなコネを使ったら、ここに置いていただけるの?」と訳のわからないことをMさんに言ってしまい、すぐさま、余計なことを言ってしまったと思って「あっ、余計なことを言ってすみません。とにかく、N病院見てきます」と取り繕う。
その間も祖母、私がカンペを引っ込めたにも関わらず「ここにおいて」と繰り返す。
そしてO先生とMさんが退室し、祖母も昼寝に突入したので、私、とりあえずHさんの待つ、家に帰宅。
すごい!あまりの散らかりように、物凄くきれいな状態とまでは行きませんでしたが、明日から確定申告の作業ができる!そしてちゃんと掃除機がかけられる状態に、感激する私。
その後少し、Hさんと転院の話をして、ご飯を食べてからHさんを送りがてら、古川橋にある祖母の転院先候補の外観をチェックしに行くことになったのです。
毎回、テニスに行くのに、抜けるこの道に病院なんかあったかしら?と思いながらN病院を探し当て、Hさんと私、絶句
まるで廃墟…というかどこかの被災地の遺体安置所?と思えるF病院
これで月30~50万って、ひどすぎると思うも、きっとこれが現実なのであろうと撃沈…
その後は、私、車の中で口をきく元気すらなくなり、Hさんを送り届けて、なんとか帰宅。
でも帰り道や家に帰ってから、あの廃墟が頭に浮かび、今までここまで祖母を見てきたのに最後はあそこに入れないといけないのか?と思い、涙がポロポロ溢れ出す…でも泣いても、日赤にはそうそう置いておけないから、何とかしないといけないなぁ~
でもN病院に移し、あそこで祖母に最後を迎えさせるくらいなら、無理くり家に連れて帰ってこようか?でも、恵比寿で母が今まで通り見るのは、母の体力的には無理だし、私と3人で恵比寿で過ごすのはスペース的には無理。では恵比寿ではなく、恵比寿より少し広い麻布で祖母と母と共に過ごせないか?いや、それよりも今から祖母の病室に行って、祖母の首を絞めてしまった方が皆、楽になるんぢゃなかろうか?と悪いことを考え始めたら、夕方から痛み始めていた胃が今度はムカムカしてきて、トイレに駆け込む。戻してからはまたキリキリと胃が痛み始めたので、「あっ、今、救急で日赤に駆け込んだら孫までが倒れてしまったと、何とかしてくれないか?」と頭をよぎるけど、すぐさま、そんなことは目先のことで、どちらにしても永遠には日赤ににはいられない…と思っては、あの廃墟病院が頭に浮かび…結局、昨日、一睡もできずに、今に至るのです。
今朝は祖母に会いに行く元気が今はまだないけど、結局、今日も新しい一日が始まってしまった(´;ω;`)今日も何かしら動かないといけないよなぁ~と思いながら、朝からホットカーペットの上で、ブログに向かう私です。