母、先週、出先で具合が悪くなって以来、本当に体が辛いらしく、一人で恵比寿にいるのが心細くなり、8月中には麻布に帰って来たい模様。
勿論、具合の悪い母を幾ら恵比寿とはいえ、一人で置いておく程、冷酷な私ではない…もう少し、一人で自由に過ごしたいという思うが、そろそろ年貢の納め時のようで、先週は2回、恵比寿にお手伝いさん(祖母のヘルパーをしてくれていたHさん)をお願いし、昨日は麻布に手伝いに来てもらった。
ママタン(祖母)がいなくなり、母の癌の転移がないと年明けにないとわかり化学療法の点滴もなくなったから、これから母には楽しい生活をしてもらいたいと思っていたけど、この酷暑で、今までの病気や治療での体力低下、そして現在も服用しなければいけない癌の薬での副作用で、母の体力は更に弱り、一周忌も終えても祖母の家に母を置いておくことで、私よりも、祖母の存在の無さを四六時中感じ、精神的にも寂しさで参っているらしい。
母をもう一人で恵比寿に置いておくことはできないと感じたこの1週間…でも心の中では、果たして、母と再び狭い家で同居できるのか不安が私を襲う…でもそんなことは言っていられないという思いの方が今は強い…
なので、8月いっぱいで恵比寿の家を片付けようと思い、動き出した、我が家…8月いっぱいで片付くか?
母が麻布に帰ってきたら今まで通り、自由気ままな生活はできないから8月はそこそこ遊びたいとも思う…
今月の初めには、去年、富士山に登った仲間たちと8月に富士山へ再び行こう!とツアーの申し込みを10名のパーティーでした。
その際、皆、富士登山の3週間前まではキャンセル料がかからないからということで、皆とりあえず、申し込みをしたのですが、先週、10名の内の2名がキャンセルをしたいと言い出した。
よりにもよって富士登山を主催している友人R二さんがツアー料金を立て替えておいた人たちだ。今月いっぱいまではキャンセル料が発生しないとは言え、その手続きをしてから、料金4万円分がR二さんの元に戻るのは2ヶ月後だから、面倒なので、誰か、欠員を埋める人を探してとメールがメンバーのところに回ってきた。
そこで、私はまず友人2名に声をかけてみると二人共「行きたい!富士山は一度は登ってみたいと思っていたんだよね。」と物凄いテンションで話に乗ってきた。でも電話を切る前に必ず「少し考えさせてもらえる?」と言い電話を切る。
二人の友人のテンションがあまりにも高かったから、最終的には「行く」と返事があるのかと思いきや1週間経っても、皆、連絡がない…
これはもしかして、冷静に考えたらやっぱり今回は無理というパターンではないか?と思い、欠員2名に対し、予防線を張り、もう二人ほどにも声をかけたら、前者2名と同じテンションで、「ちょっと考えさせてくれ」という答えだった。
流石に2名の欠員に対し、4名が行きたいというのなら、2名の欠員は埋まるだろうと思っていたのだが、今日になって、全員が全員、やっぱり今回のツアーはきついルート見たいだし、やめておきますという答えが来た。
私としては富士山を登るメンバーは山慣れしているから、誰か私と同じくらいの年齢と体力の人が一緒に行ってくれたら、気分的に楽なのになぁ~と思ったのに振られた(;_;)
しょうがないから主催者の二さんに連絡を入れると、「他に誰かいない?キャンセル面倒だから、もう少し誰かに声をかけてくれない?」と聞かれ、ふとある友達が頭に浮かんだ。
去年のお正月、頭が可笑しくなった同級生のR。今年に入って、大分、精神状態が良くなり、外出をちょこちょこし始め、私も今年に入ってランチをしたり、弓弦君の記者会見に一緒に行ったりしたが、しょーじき、私は彼女が苦手である。
当たり障りのないように今まで付き合っていたが、やはり精神異常を来たし、死にたいといつも負のオーラを匂わせる人といるのは私にとって、きついことだから、つかず離れずのスタンスを取ってきた。去年は死にたいというメッセージがあったから、一生賢明彼女を救おうとはし、今はどうにか自分を取り戻してくれたが、そんな人とは年がら年中一緒に行動したいとは思わない。
でも、富士登山の企画の話が出た頃、彼女から「またランチでもしませんか?」とメールが入ったので、「今月は長野に行くし、来月は富士登山するし、母のことでもバタバタしているので…」とレスを書いたら、
「私も富士山に登りたいからご一緒してもいいかしら?」とメールが来た。
私「ごめん。もう申し込んじゃったから、欠員が出たら連絡するわ」というメールのやりとりをしたことを思い出した。でも富士山に彼女とは登りたくないなぁ~と思いつつも、R二さんから頼まれたから、私も一応、同級生のRに「急なお誘いです。今ツアー会社に富士山の欠員が出たので連絡をするところだけど、一緒に行きたいなら、1時間以内に連絡頂戴」とフェースブックでメッセージを送った。
ちょうどお昼時だからお昼食べていてフェースブックを見ないことを願いながら、敢えてフェースブックに書いたのです。携帯のメールにそんなことしたら、1時間以内に連絡があるかもしれないし…
でもこういう時ってフェースブック見られちゃうんですよね。メッセージを送ってから50分程でRから連絡が入りました。
後10分遅かったらタイムアウトというのに、ギリギリに彼女は連絡してきて「是非、行きたい!」と言う。
私「でもR、富士山は登るの大変なんだけど、大丈夫?」
R「私も大分、体力回復したし、大丈夫」
私「でもテニスを気が狂ったようにしている私たちでも死にそうなんだけど、大丈夫?」
R「後1ヶ月もあるから体力作り頑張ります!」と普段は負のオーラプンプンなのに、これに関しては楽観的で富士山を舐めきっている。
そんな彼女の態度がちとイラッとしたので「富士登山には幾つかルートがあるけど、山を登りなれている私たちは一番距離が短いけど、険しいルートで行くのよ?」
R「頑張ってついて行く!」
私も誘っておきながらも、「去年は物凄くつまんねぇことで、精神的に病み、死ぬと言って大変な事件を引き起こした奴が過酷な富士登山できるのかよ!」と彼女のあっけらかんと「へっちゃら、へっちゃら!」という言葉についムカっとしてしまった。
彼女が「その険しいルート私でも登れるかな?」と言ったら「私もいるから一緒に頑張って登ろうよ」と思ったのだろうが、今日の彼女は明らかに富士登山を舐めていたので、その対応を聞いただけで、やっぱり彼女は誘わなければ良かった…と電話の後後悔しまくった。
これが2~3人のパーティーなら皆でゆっくりのぼればいいのだが、10名近いパーティーの場合、私だけでも皆のお荷物なのに、万が一、彼女が途中でギブするなんて言い出したら、他の人にも迷惑かけるしなぁ~と声をかけておきながら、彼女が同行することにとても不安を感じ始めた。
これがランチでもして数時間彼女を一緒に過ごすならまだ耐えられるが、富士登山という過酷な条件で、拷問のような山小屋で彼女と一晩一緒に過ごすのは地獄だ思っては、でも声をかけちゃったし…と悩む。
R二さんはキャンセルする手間が省けたので喜んでくれたけど、私はどんどん気が重くなって来た。
そこで、山登りが趣味の友人にこの状態を説明したら「ストレス抱えながら富士山に登るべきではないからはっきりと断った方がいい」と言う。
しょうがないから今夜にでもRに「糠喜びさせてごめん。既に欠員埋まっちゃってた」と私日の電話を入れようと思います。