横浜の神奈川近代文学館で”絵本作家・西村繁男の世界展”が開催されている。ぼくは絵本展が結構好きで、ここ横浜や鎌倉文学館などでよくみている。ほのぼのとした気分になれるし、作家の人生を垣間見られるのも楽しい。
入口で、白髪と白ひげの西村繁男さんの写真が出迎えてくれる。てっきり、ぼくより上かと思ったら、逆に二つほど下で、同世代ということで親しみがわいた。昭和22年に高知市で生まれ育ち、大学は東京へ。商学部だったが、イラストレーターになりたくなって、そちらの専門学校にも通う。卒業後、絵本作家の田島征三氏に出会い、ベトナム反戦野外展に出品した。その後、くずのはやまのきつね(文・大友康夫)の絵を担当して、デビュー。その後、文字のない絵本作家として活躍される。それでは、展示順に、小冊子(図録)の絵を並べて、出発進行!
やこうれっしゃ 西村繁雄の代表作で、夜行列車で上野から金沢まで旅する人々を追ったもの。文字がひとつもないが、さまざまな人生を背負った乗客の言葉が聞こえてくるような感じ。列車の描写も本格的。
おふろやさん 遠い昔の銭湯時代を思い出してしまう。女風呂も覗けますよ(笑)。
にちよういち 故郷高知市の”日曜市”に取材。
内田麟太郎(文)と組んだ作品も。↓
おばけでんしゃ
むしむしでんしゃ
おでんさむらい
ようちえんがばけますよ
いろいろ化けて、最後は、だれでもどうぞのようちえんです。みんなおいでのようちえんです。
みんなおいでの世界です。西村繁男ワールド。
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