こんばんわ。
今朝、ナ・リーグ優勝決定シリーズで、大谷ドジャーズはミラクルメッツに完敗し、1勝1敗となった。大谷選手も変則左腕マナイアに完璧に封じられた。明後日からのニューヨークでの3連戦で大暴れを期待したい。
さて、ここ一週間ほど、鎌倉の金木犀の初花を探し歩いていたが、とうとう、今日、地元、大船の常楽寺で初花を観察した。今朝、咲いたばかりという風情で、ほのかな香りを漂わせていた。
かまくら金木犀1号。
常楽寺境内に数本の金木犀の木があるが、いずれもが咲き始めていた。
常楽寺の茅葺の山門
山号は粟船山。大船の地名の由来になったといわれる。
仏殿
江戸・元禄四年(1691)の建立。桁行き(正面)、梁行き(奥行)とも三間。内部は、土間に鎌倉石を敷き詰め、厨子をおき、そこに阿弥陀如来坐像と勢至菩薩と観世音菩薩が祀られている。江戸時代の建造物とはいえ、以前の鎌倉時代の建築様式は踏襲している。典型的な阿弥陀堂造り。現在、鎌倉時代の阿弥陀堂は熊本にしか残っていないとのこと。天井には狩野雪信筆の「雲龍図」が描かれている。
阿弥陀如来坐像と両脇に勢至菩薩と観世音菩薩。
仏殿の横に茅葺の文珠堂がある。建物は明治のはじめに英勝寺から、移したもの。道隆が宋から持ってきたという文珠菩薩が祀られている。
本堂の裏には鎌倉幕府三代執権北条泰時の墓がある。北条泰時が夫人の母の追善供養のためにここに寺院を建てた。当初、粟船御堂と呼ばれていたが、常楽寺と名前を改めている。泰時の没後、その法名(常楽院殿観阿)をとってつけられた。
泰時は一昨年の大河ドラマ、”鎌倉殿の13人”で坂口健太郎が演じた。鎌倉幕府第3代執権で御成敗式目を制定した。
裏山にはいいなずけだった木曽義高と大姫の墓もある。
金木犀が満開になった頃、また出掛けたい。自宅から徒歩で20分ほどのところである。
十三夜の名月
今日は十三夜。中秋の名月をみて、十三夜の名月をみないと「片見月(かたみづき)」と呼ばれ、縁起の悪いものとされる。2年連続、両名月をみている。さらに、来月の”十日夜(とうかんや)の名月を観て、2年連続お月見三冠王としたい(笑)。
十三夜の名月
では、おやすみなさい。
いい夢を。
常楽寺のほととぎす