こんにちわ。
鎌倉女子大の春の公開講座がはじまった。ぼくは四講座もとっている(汗)。別に試験があるわけではないから気楽に聞ける、勉強というより遊びの感覚。前年度に”徒然草を読む”を講義された竹内整一先生の今回のテーマは、”日本思想の言葉”/神、人、命、魂”。ご自身の同名の著書をテキストに、日本人が神・人・命・魂というものをどうとらえてきたのかについて、20回に渡り、分かりやすく解説して下さる。
講座案内に、「花びらは 散る 花は散らない」「今、いのちがあなたを生きている」「小さな一隅に 身をおく」「見るべきほどの事は見つ」「魂という言葉は天地万物を流れ る力の一つ」等々、思想家の言葉をわかりやすく解説しながら考えます、とあったので、今日は、時節がら、「花びらは 散る 花は散らない」かな、と推測したが、二番目の言葉だった。
今、いのちがあなたを生きている。解説を聞く前から、なんかジーンとしてしまう言葉。ぼくもいつも何となくそう感じているからかも。この言葉は親鸞の750年忌に東本願寺が掲げた統一テーマなのだそうだ。
今、あなたのいのちがあるのは、あなたに父がいて母がいたから。その父母にもそれぞれの両親がいて、祖父母もまた、と永遠の連鎖がどこまでもつづく。たとえば6代前の64人、32組のペアの中に一組でも仲たがいすれば、今のあなたはいない。無数の原因(因)と条件(縁)が寄り集まって、”大きないのち”の中から、いまのあなたが生まれてきたのだ。
あなたのいのちは、有難い、かけがえのない存在なのだ。ほかのあなたのいのちも同様。そういうあなた同士が関わりをもって生きてるのがこの世の中。大きないのちの中で一回限り、あなたは、こうして生かされているのだ。
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20代前に遡ると100万人、さらに、さらに、さかのぼると、40億年前の原始生命体に。今、咲いているつつじもぼくらと同じ祖先。
女子大のつつじ
ぼくの散歩道のつつじ