気ままに

大船での気ままな生活日誌

はにわ展(2)

2024-10-23 22:23:59 | Weblog

こんばんわ。

東博の”はにわ展”のつづきです。今日は第3章について。

本展の章立て

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章   国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章   物語をつたえる埴
エピローグ  日本人と埴輪の再会

第3章(埴輪の造形)

古墳時代(3世紀中頃 – 7世紀頃)の埴輪が出土した地域は北は岩手県、南は鹿児島県まで及ぶ。日本列島の幅広い地域で、埴輪は作られたが、それらの埴輪は、当時の地域ごとに習俗の差、技術者の習熟度、また大王との関係性の強弱によって、表現方法に違いがある。ここでは各地域の高い水準で作られた埴輪や、地域色ある独特な造形の埴輪を紹介している。◎ :重文

特殊器台・特殊壺 岡山県新見市 西江遺跡出土 弥生時代・2~ 3世紀 吉備地方で祭器として用いられた器台と壺。埴輪のルーツ。

朝顔形円筒埴輪 奈良県天理市 東殿塚古墳出土 古墳時代・3~ 4世紀 器台と壺が合体。

鰭付楕円筒埴輪 奈良県天理市 東殿塚古墳出土 古墳時代・3~ 4世紀 楕円筒形の埴輪に鰭(ひれ)がついたもの。前後に船の絵画が線刻で描かれている。のちの船形埴輪の表現と共通するものが多い。

◎ 子持家形埴輪 宮崎県西都市 西都原古墳群出土 古墳時代・5世紀 中心の家(親)の周りに四つの小さな家(子)。

◎ 船形埴輪 大阪市 長原高廻り1号墳出土 古墳時代・4~ 5世紀 船べりに櫂を支える軸受けが並ぶ。当時の船の構造がわかる。

模造 船形埴輪 原品:三重県松阪市 宝塚1号墳出土 古墳時代・5世紀 船底が深い外洋航行用の船。船内を飾る太刀や蓋(きぬがさ)と呼ばれる日傘。円筒台に乗る。

短甲形埴輪 群馬県藤岡市 白石稲荷山古墳出土 古墳時代・5世紀

馬形埴輪 三重県鈴鹿市石薬師東古墳群63号墳出土 古墳時代・5世紀 長いたてがみかふさ飾りか。飾り馬、東海以西でみられる獣脚の表現。

椅子形埴輪 群馬県伊勢崎市 赤堀茶臼山古墳出土 古墳時代・5世紀 古墳時代は椅子に座ることで権威を示した。

◎旗を立てた馬形埴輪 埼玉県行田市 酒巻14号墳出土 古墳時代・6世紀 旗をたなびかせ駆け抜ける。戦闘用の馬。

◎ 埴輪 天冠をつけた男子 福島県いわき市 神谷作101号墳出土 古墳時代・6世紀 美豆良(みずら)を垂らし頬紅をつけた端正な顔立ちの男子。三角文で飾られた天冠をつける。

埴輪 あごひげの男子 伝茨城県出土 古墳時代・6世紀 長い髭と先のとがった帽子。千葉県北部から茨城南部に見られる地域色が強い埴輪。

◎ 武装石人  福岡県八女市 鶴見山古墳出土 古墳時代・6世紀 甲冑で身を固める武人,石で出来た埴輪で重厚感あふれる。北九州に君臨した筑紫君一族の存在感を示す。

大刀形木製品 &靫形木製品  奈良県桜井市 小立古墳出土 古墳時代・5世紀 木の埴輪,コウヤマキ製

武装石人 福岡県八女市 鶴見山古墳出土 古墳時代・6世紀  ヘビー級の武人

 次回はいよいよ本展の目玉、”国宝 挂甲の武人とその仲間”が登場します。(つづく)

では、おやすみなさい。

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はにわ展 東博(1) 

2024-10-22 22:34:14 | Weblog

こんばんわ。

東博で10月16日から”はにわ展”が始まったが、その初日に見て来た。土偶の展覧会はよく開かれ、ぼくも”国宝土偶展”をはじめいくつか見ているが、これだけの規模の”はにわ展”は初めてだ。土偶は縄文時代の土人形に対し、埴輪は古墳時代(3世紀中頃 – 7世紀頃)の王の墓である古墳に立て並べられた素焼きの造形である。

本展では写真撮影が許可されているので、写真と共に記録しておきたい。東博平成館二階で開催されている。

次のような章立てになっている。

プロローグ 埴輪の世界
第1章 王の登場
第2章 大王の埴輪
第3章 埴輪の造形
第4章 国宝 挂甲の武人とその仲間
第5章 物語をつたえる埴
エピローグ 日本人と埴輪の再会

では、各章ごとに。

プロローグ 埴輪の世界

お出迎えは ”踊る人々”。

踊る人々 熊谷市 野原古墳出土 古墳時代・6世紀 片手を挙げる所作のペアの埴輪。儀礼に際して踊る姿とされるが、近年、馬をひく姿(馬子)という説もある(笑)。修理後初公開の有名な埴輪!

第1章 王の登場

埴輪は王(権力者)の墓である古墳上に立てられるが、古墳からは副葬品も多数出土する。本章では、国宝の副葬品のみの展示で、古墳時代を振り返る。古墳時代前期(3~4世紀)の王は司祭者的な役割であったので、宝器を所有し、中期(5世紀)の王は武人的な役割のため、武器・武具を所有した。後期(6世紀)は官僚的な役割を持つ王に、金色に輝く馬具や装飾付大刀が大王から配布された。以下、◉:国宝 ◎:重文

◉ 鍬形石◉ 車輪石◉ 石釧 天理市 ・東大寺山古墳(古墳時代・4世紀)腕輪形石製品が多量に出土している。

◉ 衝角付冑 熊本県和水町 江田船山古墳出土 古墳時代・5~ 6世紀

◉ 金銅製鈴付大帯 古墳時代・6世紀 高崎市 綿貫観音山古墳出土 鈴がつく唯一の事例、亡くなった王がつける。

◉ 金銀装頭椎大刀 県高崎市 綿貫観音山古墳出土 古墳時代・6世紀

第二章 大王の埴輪

ヤマト王権を統治していた大王の墓に立てられた埴輪。天皇の系譜に連なる大王の古墳は、古墳時代前期は奈良盆地に築造され、中期に入ると大阪平野で作られるようになる。倭の五王のとしても名高い、大阪府の百舌鳥(もず)・古市古墳群は世界文化遺産に登録されている。そして後期には、継体大王の陵とされる今城塚古墳が淀川流域に築造される。本章では、古墳時代の埴輪を、その出現から消滅にかけて時期別に見ることで、埴輪の変遷をたどる。

◎ 円筒埴輪 奈良県桜井市 メスリ山古墳出土 古墳時代・4世 器体円筒埴輪、日本最大の埴輪として知られる。

模造 盾形埴輪 原品:奈良市 佐紀陵山古墳出土 古墳時代・4世紀 本体が関東大震災で失われた。

水鳥形埴輪 大阪府堺市 大仙陵古墳(仁徳天皇陵古墳)出土 古墳時代・5世紀 王の亡くなった魂を運ぶ役割をもってつくられた。

今城塚古墳の埴輪 高槻市 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀 今城塚古墳は6世紀前半に造営された最大級の前方後円墳。継体天皇の墳墓説が有力。

家形埴輪 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀 日本最大の家形埴輪。三つのパーツから成る家。屋根は現代建築にも通じる千木(ちぎ)と鰹木が載せられ大王に相応しい家。

盾型埴輪  今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀

捧げ物をする女子&挂甲の武人 今城塚古墳出土 古墳時代・6世紀

(つづく)

では、おやすみなさい。

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埴輪猿(古墳時代6世紀)

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大谷ドジャース、ワールドシリーズへ! 十月桜、金木犀もにっこり

2024-10-21 22:50:55 | Weblog

こんばんわ。

今日、大谷ドジャースがミラクルメッツに快勝、ナ・リーグ優勝を決めた。大谷選手はいよいよ夢舞台へ。ワールドシリーズの相手はニューヨーク・ヤンキース、東西の人気名門球団の43年振りの頂上対決となった。ドジャースは大谷、ベッツ、フリーマンのMVPトリオ、一方、ヤンキースはメジャー屈指のスター軍団、ジャッジ、スタントン、ソトら強打者をそろえる。”大谷対ジャッジ”の本塁打王対決”にも注目が集まりそうだ。

先制点を上げたのはメッツ、でもその裏、大谷が前回、抑えられていた変則左腕からヒットを奪い、逆転のきっかけをつくった。さらに、中盤にもタイムリーを放ち、ミラクルメッツを鎮めた。ブルペンデイでリードしても、ひやひやしたが、それぞれ役目を果たし、結局、10対5で勝利し、リーグ優勝を果たした。

大谷選手、おめでとう。ナ・リーグ優勝杯をベッツ選手から渡され、にっこり。今季のMVPも確定的だが、大谷選手なしではここまでこなかった。

ドジャース、4年ぶり25回目のリーグ優勝。大谷選手はもちろん初めて。7年目の栄冠。あと、4勝でワールドチャンピオン。

今週土曜からはじまる大谷選手の夢舞台をぼくらも楽しませてもらおう。大谷、ジャッジ共演で、日米とも大騒ぎになりそう。チケット代も異常に高騰しているようだ。

。。。。。

試合のあとは、北鎌倉花散歩。

円覚寺・松嶺院の十月桜もにっこり。

円覚寺仏日庵の金木犀もにっこり。

浄智寺の金木犀と布袋さま(左下)

大長寺の金木犀

 

では、おやすみなさい。

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”逃げ若”北条時行に光を当てた展覧会

2024-10-20 22:36:24 | Weblog

こんばんわ。

週間少年ジャンプに連載されている松井優征の”逃げ上手の若君”が人気らしい。ぼくがこの”逃げ若”を初めて知ったのが、この8月、鶴岡八幡宮で行われた”ぼんぼり祭”。松井優征が揮毫したこのぼんぼりだ。

このことをしばらく忘れていたが鎌倉歴史文化交流館(歴文)で”逃げ若”に光を当てた展覧会を知り、先日、見に行ってきた。鎌倉駅西口から銭洗い弁天に向かう途中にその歴文はある。まだ新しく、立派な建物である。

歴文建物

展覧会ポスター。北条氏150年 栄華の果て-鎌倉幕府滅亡-

この展覧会で”逃げ若”の主人公が、鎌倉幕府の最後の執権、北条高時のニ男、時行であることをはじめて知った。1333年、新田義貞に攻められ、高時をはじめとする北条一族ら800人が東勝寺(跡地に腹切りやぐらが残っている)で自害し、鎌倉幕府は滅亡する。そのとき、時行ら子供三人(ひとりは養子)は逃がしていた。展示品から、北条氏(得宗家)略系図。

賑わう展示室。

北条時行関連の展示コーナー。

北条時行は伯父の諏訪頼重に預けられ、諏訪神社のある信濃国にかくまわれる。その後、北条家の奏家と時行が生き延び、鎌倉奪還のため戦い続ける。建武2年(1335)、奏家が西園寺と共に謀反を計画するが、未遂におわる。一方、時行は同年7月、信濃で頼重らと共に出兵、武蔵国まで攻め入る。時行は、女影ヶ原(埼玉県日高市)で勝利し、勢いに乗った時行は7月24日に鎌倉に入り、奪還する。知らせを聞いた尊氏は、京で挙兵、直義軍と合流し、時行軍を破り、再び鎌倉を制する。時行の軍勢は勝長寿院に逃げ、頼重らは自害するが、6歳の時行はこの時も生き延びる。逃げ上手の若君(笑)。一時的に時行が鎌倉に入った時代を先代(北条氏治世)と後代(足利氏の治世)の間であることから、中先代という。この時行の鎌倉奪還の戦を中先代の乱と呼ぶ。

中先代の乱のあと、尊氏は後醍醐天皇の命令に従わず、帰京せず、鎌倉に留まる。そして、建武2年(1335)11月、天皇は、尊氏・直義が謀反を企てているとし、2人の討伐を命じる論旨を発給した。建武3年、湊川合戦(神戸)で尊氏は、楠木正成を破り、京を制圧し、光明天皇を擁立する(北朝)。後醍醐天皇は吉野に逃れ、朝廷を開く(南朝)。北条時行は後醍醐天皇に父(高時)の赦免と自身を尊氏討伐軍に加えてほしいと願い出た。これが赦され、鎌倉奪還に向けて、戦闘を開始した。

建武4年、時行は伊豆で挙兵、鎌倉を守っていた足利義詮を破り、同年12月23日に二度目の鎌倉奪還を果たした。その後、時行は尊氏討伐のため、翌年正月2日に鎌倉を立ち、北畠頼家らと京へ向かう。途中、時行は高重信を墨俣川(大垣市)で破り、進軍するが、遠征軍は和泉の国(大阪)で高師直に大敗、長の頼家は死亡する。ここでも時行は生き延びる。逃げ上手の若君(笑)。

その後、観応元年(1350)頃、尊氏および高師宣派と直義派が対立する。この状況を利用し、南朝方は、京と鎌倉の両方を制圧するため軍事行動を起こす。時行は再び義興らと共に武蔵野合戦で戦い、初代鎌倉公方足利基氏を破って3度目の鎌倉奪還を果たした。

しかし、この奪還も短期間に終わり、逃走を続けるも、翌年、足利方に捕らえられ、鎌倉龍ノ口で処刑された。享年、25歳と伝わる。鎌倉幕府が滅亡してからちょうど20年がたっていた。

本展では、時行の名が記された太平記絵巻などが展示されている。

太平記絵巻(巻七)

足利尊氏軍勢催促状 ”新田義貞以下の凶徒等誅伐の事”とある。

鶴岡社社務記録 五月二十日に相模次郎(時行)、龍口で処刑の記録がある。

北条一族を弔った供養塔、五輪塔地輪(しゃか堂やぐらから出土)

鎌倉幕府滅亡のあと、北条得宗家の次男が生き残り、20年もの間、戦いつづけ、短期間であったが、鎌倉奪還を三度も果たしたことなど全く知らなかった。松井優征の”逃げ上手の若君”のぼんぼりを見なかったら、一生、知らずにいたかもしれない。

。。。。。

今日、ヤンキースがア・リーグ優勝を決めた。明日はなんとしてもドジャースがナ・リーグ優勝を決めたい。大谷選手が夢みたワールドシリーズが目前にきている。

では、おやすみなさい。

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”逃げ上手な”メッツ投手陣、逃げないで!

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フラセンのキンさん、ギンさん(金木犀と銀木犀) 

2024-10-19 21:06:04 | Weblog

こんばんわ。

金木犀の咲く頃には必ず東慶寺のキンさんギンさんを訪ねていた。お寺の入り口の両脇に並んで咲く金木犀と銀木犀にぼくがつけたあだ名だ。しかし、この6月に突如、消えてしまった。移植されたのか、伐採されてしまったのか知らない。さびしいことだ。

ふと、思い出したことがあった。それは、花をまだ見たことがないのだが、大船フラワーセンター(フラセン)のもみじ山の前に金木犀と銀木犀の若い木が並んでいたはず。よし、花を見るのは、今しかないと、大谷ドジャーズの完敗のあと出掛けた。

これが、金木犀(左)と銀木犀(右)の若木。

見たところ、花が咲いていないように見えるが、注意深く、見ると、それぞれ、少しだけ咲いている。

金木犀の花はこの程度に咲いている。

銀木犀はこの一房だけ。

いずれも、木が若くて、今年から咲き始めたのかもしれない(推定)。花を確認したので、このコンビをキンさんギンさん二代目に任命しよう(笑)。来年、再来年とどんどん花を増やし、いずれは初代に負けない大木になってほしい。

大木といえば、金木犀の大木がフラセンの片隅にあったのにはびっくりした。あまりこの時期に来ていないので約20年間も気づかなかった。1週間前にも、”ふくわばもくげんじ”の実を見に来ているが、そのすぐ傍に居たのだ。花が咲いていないとわからない。トイレの屋根より三倍も高い。

けやきの幹のように箒状になる。

これで一本。こんな大きな金木犀は珍しい。

花は真っ盛り。

前述のふくわばもくげんじの実と重ねて。豪華な競艶。

ふくわばもくげんじの実。

さらにびっくりしたこと。トイレを挟んで、向こう側に”薄黄木犀”の大木が。こちらは名札で確認できるが、花は咲いていない。こちらは老衰か(笑)。

薄黄木犀は皇居東御苑にいくつもあり、少し黄色がかった白い花を咲かせる。銀木犀とほとんど見分けがつかない。ぼくは気付かず、見ていないが、かって、ここの薄黄木犀の最盛期の頃は、隣りの金木犀と並び、見事な”キンさんギンさん”だったはずだ。いや、老衰なんて言ってしまったが、今年だけ休んでいるのかもしれない。来年、咲いてくれれば、もみじ山前の若いキンさんギンさんと共に、ここの”白寿のキンさんギンさん”(笑)も同時に見られかもしれない。とても楽しみだ。

フラセンの秋薔薇も咲き始めてきた。いくつかを。

マリアカラス

鎌倉

しのぶれど

あたしはダリア。

おばけカボチャは今日も大人気。

がいこつ兄弟も大人気。

。。。。。

大谷ドジャーズはメッツに大敗。先発フラーティが3回まで8失点と炎上。2番手ハニーウェルも五回に2失点を喫した。これで3勝2敗となり、ロスへ。明後日、ホームでの第6戦目で、ミラクルメッツを鎮め、ワールドシリーズ進出を決めたい。

では、おやすみなさい。

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大谷3号、WS進出へ王手! 妙本寺の金木犀並木

2024-10-18 22:00:37 | Weblog

こんばんわ。

ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦、大谷、先頭打者ホームラン!二試合連続のポストシーズン3号となる豪快本塁打。

この先制ホームランでドジャースが勢いづいた。次々と得点を重ね、最終的には10対2でニューヨーク・メッツをねじ伏せた。先発の山本由伸も8奪三振の力投でド軍勝利に貢献した。これで、3勝1敗となり、ワールドシリーズ進出に王手をかけた。

この試合は大事な一戦であった。もし、エース格の山本を立てて負けていればどうなったかわからない。逆転に逆転と勝ち抜いてきて”ミラクル・メッツ”と呼ばれている球団のこと、2勝2敗となれば、一気にドジャースを蹴散らすかもしれない。なにせ、ド軍には頼りになる先発投手が山本ら二人ほどしかいない。大谷選手もインタビューで答えているように、明日決めたい。明日も先頭打者ホームランで、崖っぷちの”ミラクルメッツ”の気勢をそぎ、一気に決めたい。

試合がおわってから、かまくらの金木犀散策に出掛けた。鎌倉駅を降りると、雨が降り出してきたので、まずは中央図書館で雨宿り。すると図書館前に金木犀があるではないか。花が咲いている時しか気づかないものだ。雨が降ってこなければ、図書館には寄らないので、一生、気づかなかったかもしれない。

鎌倉の金木犀は二日前から一気に咲き出したようで、ここのも満開になっている。

図書館を背景に。

一時間ほど、先日、はにわ展を見て来たので、その関連の本を読み、外に出たらもう晴れ上がっていた。そして、当初、予定していた妙本寺の金木犀並木を訪ねた。ここには三十数株の金木犀の木が並んでいるが、いずれも花を咲かせていた。

金木犀の並木。

満開!

今日は祖師堂の方までは行かず、引き返した。本覚寺前の通りを歩いているとき、ここでも新たな金木犀を見つけた。夷堂と生垣の間で見事な花を咲かせ、甘い香りを放っていた。

大谷3号と金木犀で楽しい一日をすごさせてもらった。

では、おやすみなさい。

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ドジャース対ヤンキース、夢のワールドシリーズを期待。

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大谷、豪快3ラン 金木犀、一気に満開 スーパームーン

2024-10-17 22:30:07 | Weblog

こんばんわ。

敵地ニューヨークに移り、ナ・リーグ優勝決定シリーズ第三戦。とうとう出ました、大谷の一発。ドジャース、2勝目を決定づける豪快な3ラン!

右翼ポールを目指して高々と上がった打球はファールにならず、二階席へ。月へ届くかというムーンショット!

豪快なホームランを喜ぶ山本由伸投手。明日、先発。ここで勝てば、3勝1敗となり、リーグ優勝に王手をかける。前回登板のパドレス戦のように零封で抑えたい。

大谷は、ポストシーズンに入り、得点圏打率は、6打数5安打で8割以上、8打点とめっぽうチャンスに強い。一方、走者のいないときの打率は0割(笑)。明日はぜひ、先頭打者ホームランで不名誉な記録を抜け出し、由伸を援護したい。

走者のいないときにも一発を。

大谷選手の豪快なホームランにつられ、かまくらの金木犀も昨日、ゼロだった花が一気に満開となった。

近所の金木犀

仁王様を祀る円応寺の金木犀も咲き始めた。二本の大木。

仁王様も大谷3ランと金木犀満開ににっこり。

お月さまは今日が満月。それも今年一番大きいスーパームーン。月の出はみられなかったが、8時頃、大谷選手のホームランのように空高くあがってムーンショットで姿を現わした。今年は中秋の名月、十三夜の”後の名月”、そして今日のスーパームーンと三冠達成。あとひとつ、来月の十日夜(とうかんや)の名月を観て、お月見MVPを獲得したい。大谷の二年連続満票MVPもその頃、決まるはず。🥂

スーパームーン

では、おやすみなさい。

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円応寺境内に最近、できた喫茶室と枯山水の庭。

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朝焼け夕焼けおぼろ月 上野はおぼろ秋色 

2024-10-16 22:52:52 | Weblog

こんばんわ。

昨夜は見事な十三夜だったが、今夕の小望月は薄雲に覆われたおぼろ月。でも、朝焼け、夕焼けがきれいだったので併せて一本!

朝焼け

夕焼け

おぼろ月

今日は大谷選手の試合がないので、午前中から上野へ出掛けた。おりしも、東博ではにわ展の初日。いろんな埴輪に出会えて大満足。おまけに東博構内の木々がちょっぴり秋色に染まり、おまけに金木犀まで咲き始めていて、こちらは中満足(笑)。

表慶館横のいちょうがもう色づく。

銀杏の下のマンホール。東博のどぐうポケモンのやじろーとせいどーポケモンが描かれている。

初代館長町田久成とハナミズキ。紅葉へあと一歩。

東博のシンボルツリー、ユリノキはこれから。

ちらりはじまる。

玄関口の銀杏とメタセコイア。向こう端にハナミズキ。

ハナミズキは秋色へ。

銀杏のカーテンはまだ緑色。

メタセコイアもこれから。

平成館へ向かう途中の三株の金木犀。咲き始め!

平成館のはにわ展。初日から賑わう。

いらしゃいませ。

天冠をつけた男子(重文)

おすもうさんの埴輪にはびっくり。大の里にそっくり(笑)。

ありがとうございました。

では、おやすみなさい。

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考える人、ふたり。ここの銀杏も色づく。

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常楽寺で金木犀の初花 十三夜の名月

2024-10-15 22:01:46 | Weblog

こんばんわ。

今朝、ナ・リーグ優勝決定シリーズで、大谷ドジャーズはミラクルメッツに完敗し、1勝1敗となった。大谷選手も変則左腕マナイアに完璧に封じられた。明後日からのニューヨークでの3連戦で大暴れを期待したい。

さて、ここ一週間ほど、鎌倉の金木犀の初花を探し歩いていたが、とうとう、今日、地元、大船の常楽寺で初花を観察した。今朝、咲いたばかりという風情で、ほのかな香りを漂わせていた。

かまくら金木犀1号。

常楽寺境内に数本の金木犀の木があるが、いずれもが咲き始めていた。

常楽寺の茅葺の山門

山号は粟船山。大船の地名の由来になったといわれる。

仏殿

江戸・元禄四年(1691)の建立。桁行き(正面)、梁行き(奥行)とも三間。内部は、土間に鎌倉石を敷き詰め、厨子をおき、そこに阿弥陀如来坐像と勢至菩薩と観世音菩薩が祀られている。江戸時代の建造物とはいえ、以前の鎌倉時代の建築様式は踏襲している。典型的な阿弥陀堂造り。現在、鎌倉時代の阿弥陀堂は熊本にしか残っていないとのこと。天井には狩野雪信筆の「雲龍図」が描かれている。

阿弥陀如来坐像と両脇に勢至菩薩と観世音菩薩。

仏殿の横に茅葺の文珠堂がある。建物は明治のはじめに英勝寺から、移したもの。道隆が宋から持ってきたという文珠菩薩が祀られている。

本堂の裏には鎌倉幕府三代執権北条泰時の墓がある。北条泰時が夫人の母の追善供養のためにここに寺院を建てた。当初、粟船御堂と呼ばれていたが、常楽寺と名前を改めている。泰時の没後、その法名(常楽院殿観阿)をとってつけられた。

泰時は一昨年の大河ドラマ、”鎌倉殿の13人”で坂口健太郎が演じた。鎌倉幕府第3代執権で御成敗式目を制定した。

裏山にはいいなずけだった木曽義高と大姫の墓もある。

金木犀が満開になった頃、また出掛けたい。自宅から徒歩で20分ほどのところである。

十三夜の名月

今日は十三夜。中秋の名月をみて、十三夜の名月をみないと「片見月(かたみづき)」と呼ばれ、縁起の悪いものとされる。2年連続、両名月をみている。さらに、来月の”十日夜(とうかんや)の名月を観て、2年連続お月見三冠王としたい(笑)。

十三夜の名月

では、おやすみなさい。

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常楽寺のほととぎす

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大谷ドジャース、先勝 長谷寺に清方美人 

2024-10-14 22:30:08 | Weblog

こんばんわ。

今朝もドジャーブルーの夜明けの空。

いよいよ大谷ドジャースのナ・リーグ優勝決定シリーズが始まった。相手はワイルドカードから勝ち上がったニューヨーク・メッツ。強豪のフィリーズ、ブルワーズを逆転につぐ逆転で勝ち抜き、ミラクルメッツの異名をもつ。このシリーズは七戦で、先に4勝すればリーグ優勝が決まる。そして、ア・リーグの勝者とワールドチャンピオンを争う。

メッツの先発は千賀、大谷とは2回戦の勝負。最初はセカンドゴロに打ち取ったが、二回目はタイムリーヒットを打たれ、降板。1勝1敗となったが、ドジャース大勝のきっかけをつくってしまった。

大谷、今回もホームランは出なかったが、マルチ安打でド軍の9対0完勝に貢献した。ホームラン性の当たりが二本あり、明日にも大谷2号が出そうだ。

初戦の勝利は大きいが、明日も勝って、2連勝でニューヨークへ向かいたい。ミラクルメッツが相手、ホームでは何が起こるか分からない。

試合のあとは恒例のかまくら散歩。かまくらでは金木犀がまだ咲いていない。どの花でもいつも一番の長谷寺へ向かった。金木犀はまだ固い蕾だったが、思いがけず、ここで清方美人に出会えたのはうれしかった。

観音ミュージアムはいつも仏像さんばかりだが、今日は鏑木清方の作品が飾ってあるではないか。

真ん中の軸装。失われゆく江戸情緒を描いた”真﨑祠前写景”。清方59歳の作で隅田川右岸の真﨑稲荷神社の景観を描いた。

簪に紫陽花、帯に朝顔と、初夏から夏にかけての風情を衣裳で表現している。

本展は”清方と祥啓・水辺の叙景”というテーマで、建長寺の画僧であった、雪舟・雪村と並び称せられる室町水墨画壇の巨匠、賢江祥啓の作と伝わる”よう龍観音図(瀧見観音)”も展示されている。

また、棟方志功の作品も。真ん中の作品。”瀧前観音”。

相変わらず、見事な観音三十三応現身像も。

金木犀はまだ咲いていなかったが、秋明菊は花を増やしていた。

。。。。。

十二夜の月。明日はいよいよ十三夜。

西空には宵の明星。

日が暮れると、話題の紫金山・アトラス彗星が見えるかもと目をこらしたが、老眼には捉えられなかった。でも写真(元の)には、金星からさらに西より(高層マンションの上辺り)に星がいくつか写っていたが、そのどれかかもしれない。

NHKテレビの映像をお借りすると。立派な尾をもっている。

では、おやすみなさい。

いい夢を。

コメント (4)
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