近年の少子化に加え、若者の自動車離れが進んでおり、自動車教習所にも厳しい状況の
ようで、その生き残りをかけたイメージアップの一つでしょうか、昔のような不愛想な指導員
がいなくなったという新聞記事を見ました。
そんな記事を見て思い出すのは、今から半世紀以上前になる昭和35年、勤めていた会社
からの委託教習生として同僚数人と大阪市内の某自動車学校に入所して教習を受けていた
時のことです。
教習車は左ハンドルのポンコツ車ボレーで、運転席のスプリングは劣化して腰かけると尻
が落ち込むため、座布団でかさ上げしている有様の上、担当の指導員は、いつも何が不満
かと思うほど横暴で、教習生がミスをすると助手席に座っている指導員から足をけられたり、
エンストをすると、雨の日でも同乗している3人の教習生全員が車から降ろされ、車の後ろに
廻り押しかけの手伝いをさされたりと、教えてやるという上から目線の態度が普通に取られ
ていました。
それでも、何はともあれ教習生にとっては、何としても免許を取らなければなりません。
お客をなんと心得ると怒りもありましたが、耐え忍んだ時から約53年経ちました。
実に不愉快だった思い出を決して忘れることはありませんが、改めて時代の移り変わりを
実感しています。
最新の画像[もっと見る]
- 9回目の誕生月 4年前
- 鳴きたいほど淋しい日です 4年前
- 5割復帰 4年前
- 貯金ができた! 4年前
- インチキ商売 4年前
- 天候回復 4年前
- 伝統の一戦は 4年前
- 必死のパッチで頑張れ 4年前
- やっぱり阪神タイガース 4年前
- やっぱり阪神タイガース 4年前
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます