作品名 : 五太郎の木
作者名 : 不詳
私が、子供のころ実家の裏庭には数羽のニワトリを飼育していました。
ニワトリ係りの私の役目は、シジミの殻を細かく砕いて餌と共に与えたり、川で捕獲
した小魚を与えたり、時々は糞臭い鶏舎の清掃などをしていたこと、産みたての卵を
手にした時のあの、なま暖かい感触や、ご馳走?でもあった自給自足の「タマゴかけ
ご飯」の味も忘れることができません。
現在では、そんな家庭を殆ど見かけなくなり、専業の養鶏業者が「価格の優等生」と
言われる卵を豊富に供給してくれていましたが、このところの飼料価格の高騰により
事業として採算割れとなり廃業する業者が多いと聞きます。
アメリカで発生したプライムローンの焦げ付きに端を発して、本来金融市場に流れる
投機資金が商品市場に大量に流れて原油高騰を招き、結果諸物価値上がりの要因
になっていると言われていますが、これなどは極めて人為的なものと思うのですが世界
が協調して何とかならないものかと思ってしまいます。
庶民には、真綿で首を絞められる如く、じわじわと知らず知らずのうちに「はいさよな
ら」ということになるのではないかと心配です。
先生方よ、自らの保身だけにうつつを抜かさず国民のため、しっかり働いてください
よと願っていますが・・・
無理かな~~。