子どもの日焼けした顔・・・まさに「夏」ですね

私も、昨日は久しぶりに、屋外のプールに行ってきました
子ども達が幼い頃は、夏と言えば「プール」ということで、我が家も頻繁に子ども達を連れてプールに行きました。
学生の頃からのダイバーで、水泳好きの父を持った我が家の子ども達は、幸か不幸かベビースイミングの頃からプール漬け
就学前には、すでに泳ぎの得意だった子ども達とのプールは、結構楽しいものでした
しかし、すっかり大人になった子ども達と、当然のことながら、もう一緒にプールに行くことはなく、夫婦でプールには行くものの、真面目にスイム練習をするためのプールで、足を運ぶのは必ず屋内の25メーターや50メータープールです
レジャーを兼ねたプールに行くのは、本当に久しぶりでした。
昨日は、トライアスロンチームのお仲間の家族とご一緒しました
そのお宅のEちゃんは小学校2年生。とっても人懐っこく、チャーミングなお嬢さんです
そして、夏になると、毎年、パパ、ママと同様の、きれいな小麦色になります。
Eちゃんのパパ、ママは、日焼け大好きタイプ。昨日もご夫婦揃って日焼け用のローションを塗って、サンデッキにごろ~り
アウトドア派のわりには、とても日焼けを嫌い、ランニングの時にも入念に日焼け止めローションを塗る夫とは対照的です
大人の休日? 大人のプール?
ジントニックを片手に、大いに盛り上がる2組の夫婦ではありましたが、1組は陽射しのまぶしい日向のデッキチェアで、1組はビーチパラソルの下・・・という両極端。傍目には、かなり面白い光景だったでしょう
すでに、かなり素敵な夏色のお二人

毎年、初夏からじっくり、何度も屋外のプールで時間を重ね、はじめのうちは半日向?のようなところから焼かれるのだそうです
もちろん、Eちゃんもこの頃から条件は同じ。
その甲斐あって、夏本番のこの時期になると、ご夫妻ともにコパトーンのCMに登場できるほど、きれいな赤銅色です

でもね
普通の人達は、ここまで手間をかけて日焼けをされているわけではなく・・・いえいえ、「日焼け」にこれだけの深い思いや知識があるほうが稀で
一般的には、いきなり「夏の勲章」のように突然、日焼けをする・・・ものではないでしょうか?
昨年の今頃、私は夫が入院する沖縄県名護市の病院と家を、何度も往復していました
沖縄県名護市は、あの人気スポットである「美ら海水族館」の玄関にあたる町です。そしてまた、近くには今帰仁(なきじん、ここには、世界遺産の今帰仁の城(グスク)跡があります)、部瀬名(2000年7月に開催された沖縄サミットG8首脳会議の会場となった万国津梁館 ばんこくしんりょうかんのあるリゾート地)、恩納村などの名所、リゾート地も多くあり、当然、夏休みのハイシーズンは、多くの家族連れの観光客であふれます
そんな名護市の県立病院・・・そこが、夫の入院先でした。
私が主人と一日を病室で一緒に過ごし、面会の終了時間になって近くのホテルに帰る時、私はいつも「救急外来」のロビーを通って外に出ます。
そこで目にするのは、ほぼ9割が観光客と思しき人達で、小さな子どもから大学生、パパ、ママまで、見ただけで同じ症状に困って救急病院にかけ込んだ人達でした
なぜ彼らが救急病院に駆け込んだと思われますか?
それは「日焼け」です
ほとんどの人の皮膚は真っ赤になり、中には顔が真っ赤に腫れて大きく膨らみ、泣き続けている子どもも多かったですねえ・・・

全員が、急激な日焼けによる「軽度のやけど」を負っているのでした。総じて彼らの服装は、タンクトップやサンドレス。観光客の定番衣装です。
もちろん、私も「観光客」として沖縄に行き、予定通りの旅程を終えて帰宅していれば、まさに沖縄の伊江島で、楽しい時間を過ごした観光客、のままでした
しかし、夫の自転車落車事故によって、まさに怪我の功名で、沖縄にかなり詳しくなり、親交が急速に深まったわけです・・・
夏の沖縄の陽射しは、尋常なものではありません
晴天の日中、日向に立つと、すぐに手や肩などが、じりじりと射すような直射日光によって日焼けしているのが「感じ」られます。
ものの5分ほどで、赤くなり、痛くなります。
実際、沖縄の人達は、よほどのことがない限り、日中は日向に出ることはないそうです
病院の玄関でお客待ちをしているタクシードライバーのおじい達も、木陰に簡易椅子を出し、陽射しを避けた状態で座って話しています。
地元の看護師さん達にお聞きしても、昼間の日盛りには絶対海に出ることはなく、出る時には水着の上に必ずTシャツを着て、ほとんど夕方に遊ぶ・・・ということでした。

「見ていると、観光客の人達は大変サア。あんなことしてたら、やけどするサア
」とうのが現地の方々のお言葉でした。
じつは、同じようなことが、夫のインドネシア駐在中にもありました。
国際的リゾートであるバリ島は、首都ジャカルタから飛行機で1時間のところにある、イスラム教国インドネシアの中ではめずらしいヒンズー教の島です

ここでも、タンクトップにサンドレスは、世界中からの観光客達。ホテルの医務室には、軽度の日焼けによる発熱ややけどの処置をする人がわんさかいましたねえ・・・
これは首都ジャカルタでもそうなのですが、インドネシア人の富裕層の人達は、ほとんど「半袖」の装いをされることはありません。
なぜなら、富裕層の人々は、強い陽射しの日中に、日向を自分で歩くことはなく、常に運転手付きの車移動をしています(これは、駐在する外国人も同じです)。
自分で運転しているのではないので、駐車場から目的の場所まで歩く必要もなく、デパートの玄関で自分の運転手を呼ぶアナウンスをしてもらえば、車は冷房の効いた玄関までやってきます
どんな施設の中も冷房が効いているので、日向を歩く必要のない層の人達にとっては、長袖を着ていることが、強い冷房から身体を守る手段でもあるのです
こんなこともあって・・・バリ旅行を経験された多くの人達の中には、タンクトップやサンドレスで過ごし、旅程中はやけど化した日焼けに悩まされ、帰国してからは強い冷房の中、薄着だったために、帰国をしたら風邪を引いていた・・・これはよく聞く話しでした
話しを沖縄の病院に戻しましょう。
そう、その「やけどするサア」と心配されていた人達が、やっぱりやけどをして、救急病院にやってきていた、というわけです
やけど化した日焼けの痛さに泣き叫ぶ子ども達・・・
真っ赤に晴れた首筋や背中を氷で冷やしてもらって、神妙に順番を待合室で待つ大学生・・・
沖縄の青い海、青い空・・・

私も狂喜乱舞しました。あれを見れば、すぐさま海にじゃぶーんと飛びこんで行きたいですよね。それに、2泊3日、長くても3泊4日の日程であれば、日中の行動は当然のことです
しかーし

南国での日焼けが、大人でも想像のできないほどの重傷の「やけど」になってしまう怖いものである、ということを、一つの知識として、親が知っている必要があります
そして、南国ではなくとも、地球温暖化の影響で、どんどんと気温が上がり、陽射しも南国並に強くなっている本州でも、日焼け対策は子どもにとって必要不可欠です
子どもにも安心な日焼け止めを、こまめに塗って外出をすることや、首筋や肩、背中などを直射日光から守る服装や(昨年の今頃のブログに書いていると思いますが、沖縄の幼稚園、保育園で園児用に使用される体操帽?綿で出来たキャップには、必ず日焼け止め対策の日よけが、首筋のところまで垂れているのですよ)、発汗を考えた素材などにこだわることは、「親の大切な役目、責任」であると考えます
日の暮れた後、名護の救急外来で、母親に抱っこされて泣き叫ぶ顔が腫れ上がった子ども。その横で、やっぱり日焼けして真っ赤になった肩を恐る恐る掻く上の子。短パンにビーチサンダル姿で、疲れた顔の父親・・・楽しいはずの家族旅行が、とんだ結果になるのを見るのは辛いものでした。
どうぞ、たかが日焼け、などとは思わず、しっかりと対策をしてくださいね


私も、昨日は久しぶりに、屋外のプールに行ってきました

学生の頃からのダイバーで、水泳好きの父を持った我が家の子ども達は、幸か不幸かベビースイミングの頃からプール漬け


しかし、すっかり大人になった子ども達と、当然のことながら、もう一緒にプールに行くことはなく、夫婦でプールには行くものの、真面目にスイム練習をするためのプールで、足を運ぶのは必ず屋内の25メーターや50メータープールです

昨日は、トライアスロンチームのお仲間の家族とご一緒しました



Eちゃんのパパ、ママは、日焼け大好きタイプ。昨日もご夫婦揃って日焼け用のローションを塗って、サンデッキにごろ~り



大人の休日? 大人のプール?



すでに、かなり素敵な夏色のお二人


毎年、初夏からじっくり、何度も屋外のプールで時間を重ね、はじめのうちは半日向?のようなところから焼かれるのだそうです

その甲斐あって、夏本番のこの時期になると、ご夫妻ともにコパトーンのCMに登場できるほど、きれいな赤銅色です


でもね

普通の人達は、ここまで手間をかけて日焼けをされているわけではなく・・・いえいえ、「日焼け」にこれだけの深い思いや知識があるほうが稀で

昨年の今頃、私は夫が入院する沖縄県名護市の病院と家を、何度も往復していました

沖縄県名護市は、あの人気スポットである「美ら海水族館」の玄関にあたる町です。そしてまた、近くには今帰仁(なきじん、ここには、世界遺産の今帰仁の城(グスク)跡があります)、部瀬名(2000年7月に開催された沖縄サミットG8首脳会議の会場となった万国津梁館 ばんこくしんりょうかんのあるリゾート地)、恩納村などの名所、リゾート地も多くあり、当然、夏休みのハイシーズンは、多くの家族連れの観光客であふれます

私が主人と一日を病室で一緒に過ごし、面会の終了時間になって近くのホテルに帰る時、私はいつも「救急外来」のロビーを通って外に出ます。
そこで目にするのは、ほぼ9割が観光客と思しき人達で、小さな子どもから大学生、パパ、ママまで、見ただけで同じ症状に困って救急病院にかけ込んだ人達でした

なぜ彼らが救急病院に駆け込んだと思われますか?
それは「日焼け」です

ほとんどの人の皮膚は真っ赤になり、中には顔が真っ赤に腫れて大きく膨らみ、泣き続けている子どもも多かったですねえ・・・


全員が、急激な日焼けによる「軽度のやけど」を負っているのでした。総じて彼らの服装は、タンクトップやサンドレス。観光客の定番衣装です。
もちろん、私も「観光客」として沖縄に行き、予定通りの旅程を終えて帰宅していれば、まさに沖縄の伊江島で、楽しい時間を過ごした観光客、のままでした

しかし、夫の自転車落車事故によって、まさに怪我の功名で、沖縄にかなり詳しくなり、親交が急速に深まったわけです・・・

夏の沖縄の陽射しは、尋常なものではありません

ものの5分ほどで、赤くなり、痛くなります。
実際、沖縄の人達は、よほどのことがない限り、日中は日向に出ることはないそうです

病院の玄関でお客待ちをしているタクシードライバーのおじい達も、木陰に簡易椅子を出し、陽射しを避けた状態で座って話しています。
地元の看護師さん達にお聞きしても、昼間の日盛りには絶対海に出ることはなく、出る時には水着の上に必ずTシャツを着て、ほとんど夕方に遊ぶ・・・ということでした。



じつは、同じようなことが、夫のインドネシア駐在中にもありました。
国際的リゾートであるバリ島は、首都ジャカルタから飛行機で1時間のところにある、イスラム教国インドネシアの中ではめずらしいヒンズー教の島です


ここでも、タンクトップにサンドレスは、世界中からの観光客達。ホテルの医務室には、軽度の日焼けによる発熱ややけどの処置をする人がわんさかいましたねえ・・・
これは首都ジャカルタでもそうなのですが、インドネシア人の富裕層の人達は、ほとんど「半袖」の装いをされることはありません。
なぜなら、富裕層の人々は、強い陽射しの日中に、日向を自分で歩くことはなく、常に運転手付きの車移動をしています(これは、駐在する外国人も同じです)。
自分で運転しているのではないので、駐車場から目的の場所まで歩く必要もなく、デパートの玄関で自分の運転手を呼ぶアナウンスをしてもらえば、車は冷房の効いた玄関までやってきます

どんな施設の中も冷房が効いているので、日向を歩く必要のない層の人達にとっては、長袖を着ていることが、強い冷房から身体を守る手段でもあるのです


話しを沖縄の病院に戻しましょう。
そう、その「やけどするサア」と心配されていた人達が、やっぱりやけどをして、救急病院にやってきていた、というわけです

やけど化した日焼けの痛さに泣き叫ぶ子ども達・・・
真っ赤に晴れた首筋や背中を氷で冷やしてもらって、神妙に順番を待合室で待つ大学生・・・
沖縄の青い海、青い空・・・


私も狂喜乱舞しました。あれを見れば、すぐさま海にじゃぶーんと飛びこんで行きたいですよね。それに、2泊3日、長くても3泊4日の日程であれば、日中の行動は当然のことです

しかーし


南国での日焼けが、大人でも想像のできないほどの重傷の「やけど」になってしまう怖いものである、ということを、一つの知識として、親が知っている必要があります

そして、南国ではなくとも、地球温暖化の影響で、どんどんと気温が上がり、陽射しも南国並に強くなっている本州でも、日焼け対策は子どもにとって必要不可欠です

子どもにも安心な日焼け止めを、こまめに塗って外出をすることや、首筋や肩、背中などを直射日光から守る服装や(昨年の今頃のブログに書いていると思いますが、沖縄の幼稚園、保育園で園児用に使用される体操帽?綿で出来たキャップには、必ず日焼け止め対策の日よけが、首筋のところまで垂れているのですよ)、発汗を考えた素材などにこだわることは、「親の大切な役目、責任」であると考えます

日の暮れた後、名護の救急外来で、母親に抱っこされて泣き叫ぶ顔が腫れ上がった子ども。その横で、やっぱり日焼けして真っ赤になった肩を恐る恐る掻く上の子。短パンにビーチサンダル姿で、疲れた顔の父親・・・楽しいはずの家族旅行が、とんだ結果になるのを見るのは辛いものでした。
どうぞ、たかが日焼け、などとは思わず、しっかりと対策をしてくださいね
